褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 単騎、千里を走る。(2005) 日中親善のために健さんが奮闘?

2011年01月11日 | 映画(た行)
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 最近の非常にやばい日本と中国の外交関係。それにしても中国の我がままぶりが目にあまる今の中国を見ていたら尖閣諸島だけでなく、沖縄本島までも自分の領地だと言い出しかねないし、下手すれば九州まで中国の領土だと言い出しそうな勢いだ。しかし、今回紹介する日中合作映画である単騎、千里を走る。は中国の広大な背景を舞台にした映画であるが、この映画に登場する中国人は見ている誰もが好印象を持つことは間違いない。

 独りで中国にやって来てしまった高倉健さんに対する中国人の物凄く親切な姿は最近の中国に対する恐ろしいイメージを払拭してくれる確かに最近の日中関係を完全に切り離してこの映画を観ると間違いなく大感動とにかく共産党国家の刑務所の看守までもが高倉健さんに親切なのだから、その中国人の親切さは推して計るべし。
 
 大まかな内容は日本と中国の2国間(殆どが中国のシーンだが)を通して、離れ離れになってしまった父子関係の絆と、一人ぼっちで寂しい想いをしている高倉健さんを助けようとする中国人たいの思いやりが描かれている

 ちなみに監督は中国と言うよりもアジアを代表するチャン・イーモウ監督人間ドラマ系の映画ならば初恋のきた道は本当に中国人の優しさを堪能することが出来る。またアクション映画となるとHEROが面白い。ふんだんに使ったワイヤーアクションの面白さと、鮮やかな色彩が強烈。他にも至福のときは本当に団体での中国人の優しさに溢れているし、LOVERSもこれぞチャン・イーモウと言うような鮮やかな映像美を堪能できるアクション映画が面白い。
 
 中国でも人気のある高倉健さんと今やハリウッド映画並みにスケールの大きい映画を撮れるチャン・イーモウ監督がタッグを組んだ単騎、千里を走る。を紹介します

単騎、千里を走る。 [DVD]
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 独りで暮らす高倉健さんのもとに、長い年月を経て会っていない息子の嫁さんである寺島しのぶから電話が『息子が入院中』
 高倉健は息子の入院している病院へ向かうが、息子からは面会謝絶ショックに打ちひしがれる高倉健だったが、寺島しのぶから息子が写っているビデオテープを渡される。高倉健はそのビデオテープを観ると、民族学者となっている息子が中国で仮面を被った俳優と親しく話している姿を見る。
 息子はその俳優とまた再会することを約束していた。

 今や病気で入院中の息子に代わって高倉健がその俳優と会い、その俳優が演じている姿をカメラに収めようと中国へ向かう。彼は女性の通訳を連れ、さらに息子が中国に来ていたときにお世話になっていたと言う少ししか日本語が喋れない男性と会うが、その男性が言うにはその俳優はナイフで相手の顔を傷つけるという事件を起こしており、刑務所に服役中であることを知らされる。

 

 高倉健は息子の想いを叶えるために、無理を承知で俳優が収監されている刑務所へ面会を申し込みに行く。刑務所において高倉健はその俳優と会うことを許され、その俳優の演技しているシーンをカメラに収めようとした高倉健だったが、その俳優は突然大泣きその俳優には生き別れになった幼い息子が居た。

 息子と会うことの出来ない俳優に自分と同じ境遇にいることに同情した高倉健は、生き別れになった幼い息子と俳優を会わすために幼い息子を探しに行くが・・・果たして高倉健さんは俳優に幼い息子を会わすことが出来るか、また高倉健さんは息子の想いを叶えられるのか。是非映画を観てください

 

 父と子の関係に感動するけれど、それ以上に日本人の融通がきかないぐらいに思える律儀さ、中国人の吃驚するぐらいの世話好き。日本人と中国人の両方の良さが見事に描かれている。
 独りぼっちでやって来た日本人の健さんを村の人がたくさんで歓迎するシーン、また多数の村の人が迷った健さんを捜索するシーン。健さんをサポートする通訳の女の人。ほとんど頼りにならないない事を自覚しながらも健さんを必死でサポートしようとする片言の日本語しか喋れない男の人。そして心暖まる歓迎をしてくれる中国の刑務所の人々。
 この映画に登場するような人ばかりが居るのなら、中国には何回でも行きたくなるのは僕だけではないだろう。

 しかし、この映画に限らず中国の映画を観るとそこに登場する人たちは本当に純朴な人がたくさん居ることがわかる。僕は中国政府は嫌いでも、中国人は大好きです

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競馬 フェアリーS予想 娘にも期待

2011年01月09日 | 競馬予想
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 儲けさせてくれる馬というのはいる。そんな僕に儲けさせてくれた数少ない馬がダンスインザムード(画像)全く的中しない僕に馬券的中のプレゼントを与えてくれるのはその娘である事をお願いするのみ

 ◎ 4 ダンスファンタジア・・・前走は折り合いを欠いてしまった。勝ちっぷりから偉大な母の能力を受け継いでいる。
 ○ 9 ピュアフリーゼ・・・前走は内で包まれて抜け出せず。レースセンスから中山は向いているし、能力充分。
 ▲ 8 マイネイディール・・・2走前の大敗が人気を落としているが・・・レースセンスの良さは中山向き
 ▲13 スピードリッパー・・・好位で立ち回れるレースセンスは中山向き。前走から距離が延びるのはプラス材料。
 △ 1 アドマイヤセプター・・・母親が名牝。緒戦の勝ちっぷりから無視は出来ないが世襲のひ弱さをこの馬に感じる。
 △ 3 フジチャン・・・上手く内枠を活かせれば。
 △ 6 ビービーバカラ・・・好位からの粘り込みで2着なら可能性ある?
 × 7 ピュアオパール・・・前走よりスピードが活かせる舞台。逃げて3着に粘り込み。
 ×12 イングリッド・・・確かに能力は感じるが、あまりにも楽過ぎるデビュー戦。ここは様子見も意味も込めて×評価が適当かな?

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 1、3、6、8、9、13
 3着 1、3、6、7、8、9、12、13

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 8、9、13
 2着 4
 3着 1、3、6、7、8、9、12、13

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 1、3、6、8、13
 3着 4                                                        合計 68点

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競馬 シンザン記念予想 去年の借りはここで返せるかな?

2011年01月09日 | 競馬予想
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 去年は本当に大恥をかいてしまったボロボロの予想をしてしまったが今年は去年の大負け分を5倍以上にして返そうと思う。
 今年は金杯の予想をパスして今回のシンザン記念に照準を絞る。そしてここで大幅プラスでスタートダッシュを決める
 まだよく実力のわかりにくい3歳馬の戦い。そんな中でも前走は非常に強い内容だったハーツクライ(画像)の子供に期待したい
 

 ◎14 ツルマルレオン・・・前走は未勝利戦でも強い内容。本格化の兆し?
 ▲ 2 ワイズリー・・・・・連勝中の勢いは侮れない。
 ▲ 4 マルセリーナ・・・経験値が浅くても、底知れず。
 ▲ 5 アドマイヤサガス・・前走は不利が痛すぎ。改めて期待。
 ▲ 7 シゲルソウサイ・・・今回は単騎での逃げ可能。展開は向く。
 ▲12 ドナウブルー・・・抜群の瞬発力。大物の気配。
 × 6 トキノゲンジ・・・レベルの高い前走において入着。このメンバーなら3着に来れるかも。

 買い目 三連単1頭軸ボックスマルチ
 軸 14
 紐  2、4、5、7、12

 買い目 三連単2頭軸固定
 1着 14
 2着 2、4、5、7、12
 3着 6

 買い目 三連単2頭軸固定
 1着 2、4、5、7、12
 2着 14
 3着 6                                                           合計 70点

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映画 蜘蛛巣城(1957) 日本映画のレベルが高かった 

2011年01月06日 | 映画(か行)
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 最近日本の映画がヒットしているらしい?特に時代劇の公開が相次いでいる。しかしどうも日本の映画を観る気が起こらないな自分自身の中で最近の日本の映画は駄目だという先入観に侵されているのが1番の原因だけれど。
 
 そんなわけで日本映画をあんまり観ない僕だけれど黒澤明監督の映画は別で、彼の映画はよく観ている彼の時代劇作品なら七人の侍は世界的名作と言われるのも当然の面白さとヒューマニズムがあり、用心棒椿三十郎も娯楽時代劇として抜群に面白い
 感動させる作品ならば生きる、社会派作品なら悪い奴(やつ)ほどよく眠る、サスペンスなら天国と地獄は抜群に面白い。
 彼の映画は日本映画としての括りだけでなく、僕が今まで観た海外の映画と比較しても抜群の面白さがある。しかし彼の映画が日本だけでなく世界中からも絶賛されている理由の1つに巧みなストーリー展開があるだろう。七人の侍の面白い理由にアクション性がとり上げられることが多いが、ストーリー性の巧みさもこの映画を名作にしているのに貢献している。

 そして今回紹介する黒澤作品の蜘蛛巣城は、そんな彼の映画の中でもストーリー性が光る作品。さらに歌舞伎のような日本的な伝統芸を感じさせる雰囲気をこの映画から感じられることが出来る。
 原作はシェイクスピアマクベスだけれど、黒澤明が撮るとここまで日本の文化が凝縮された映画になるのかと感心する。そしてこの映画の登場人物の山田五十鈴さんの悪女ぶりは非常に興味深い。それでは蜘蛛巣城を紹介します

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 舞台は戦国時代。その迷路のように囲まれた森林によって鉄壁な防御を成すことから蜘蛛巣城と呼ばれる城があるが、敵国からの攻撃を受けている。そんな攻撃に対して武時(三船敏郎)と義明(千秋実)の2人の武将の活躍によって敵からの攻撃を防ぐ事に成功する。
 武時(三船敏郎)と義明(千秋実)は蜘蛛巣城へ向かう途中に一軒の小屋を目にするが、そこに奇妙な老婆が居た。
 その老婆は、武時(三船敏郎)と義明(千秋実)に対して奇妙な予言をする。”武時(三船敏郎)はやがて蜘蛛巣城の主になり、そして義明(千秋実)の息子はやがて蜘蛛巣城の主になる”

 2人は老婆の予言に対して、城主に忠誠を誓っているためにそのような予言は信じていなかったのだが・・・。武時(三船敏郎)は妻の浅茅(山田五十鈴)に老婆の予言の事を話すと、その事を聞いた浅茅(山田五十鈴)の態度は豹変してしまい彼女は武時(三船敏郎)に城主を殺害するようにそそのかし、さらには親友であるはずの義明(千秋実)まで殺害するようにそそのかされ・・・今観ても強烈なインパクトを与えるラストシーンは是非映画を観てください

 マクベスを日本の戦国時代の下克上と融合させるストーリー展開の妙。そして日本の伝統芸が見事に取り入れられたこの映画は世界に日本映画のレベルの高さを見せ付けた作品と言える
 その霊的な雰囲気は当時の撮影技術においてモノクロ映画の奥深さを感じる事が出来るし、ラストシーンの壮絶さは映画史に残したい名シーン。彼の凄さは世界共通です

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映画 長い灰色の線(1955) 愛国心、伝統、誇り

2011年01月03日 | 映画(な行)
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 僕の大きな理想としては世界中が平和になること。日本の首相だったH山氏が好きな言葉の友愛
 ”日本は日本人だけの固有のものではない”という素晴らしい?友愛精神には僕も感動する部分はあったのだが尖閣諸島での出来事以来、僕だけでなく現実を知った日本人はたくさん居るだろう。

 グローバル社会において日本はもっと国際的に開かれた国にならないといけない言う意見が多くなってきているが、どうやら僕も含めてもっと本来の日本の姿を考えないといけないようだ。
 
 開かれた社会という声において外国人の参政権が叫ばれ、国際的な流れということで夫婦別姓なる議論が出てくる。そして皇室のあり方にも議論が出てくる。

 僕も国際化という言葉には非常に弱く、日本という国はダサいと感じることがあったのだがそのような考えを持っていたことは非常に反省しないといけないし、まさか多民族国家のアメリカの映画からそのようなことを教えられるとは我ながら非常に驚きだ。
 
 そんなあるべき日本の姿を教えてくれる切欠になりそうな今回紹介するアメリカ映画が長い灰色の線
 この映画はアメリカのウエストポイント(陸軍士官学校)を舞台にマーティー・マーという実在した軍曹が描かれている。
 監督は世界映画史に残る大巨人であるジョン・フォード
 彼についてはもう何の説明も要らない。西部劇の傑作駅馬車、荒野の決闘。ヒューマンドラマにおいて怒りの葡萄静かなる男わが谷は緑なりきなど名作が多々ある。
 
 彼の映画の魅力は”駅馬車”に代表されるような豪快なアクションを挙げる人が多いけれど、僕は”愚直なまでのユーモア”を彼の映画には感じる。
 特に彼の映画に登場してくる脇役はどこか馬鹿馬鹿しさを感じるけれど、憎めないキャラクターとして描かれている。
 ジョン・フォード監督ほど脇役を魅力的に描ける監督は、なかなか見当たらない。

 そして今回紹介する”長い灰色の線”におけるモーティー・マーという人物が前半はかなりの駄目キャラとして描かれているのだが、その描き方が流石はジョン・フォード

 どうしてアメリカの軍人、そしてアメリカの陸軍士官から日本のあり方がわかるのかそれでは長い灰色の線を紹介します

長い灰色の線 [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 モーティー・マー(タイロン・パワー)が辞職命令に不満で大統領に撤回するように働きかける。彼がアイルランドからやって来て、ウエストポイントにやって来てからの50年間が語られる。
 アイルランドからやって来た青年のモーティー(パワー)はウエスト・ポイントに最初は給仕として働いていたが失敗ばかりしていた。やがて彼は兵隊になることを志願して軍隊の訓練を受けようとするが、体育の主任であるハーマン・ケラー大尉の助手になるように勧められ、彼はウエスト・ポイントで体育を教えることになる。
 
 やがてモーティー(パワー)はメアリー(モーリン・オハラ)と結婚し、彼はアイルランドに帰ることにしていたのだが、メアリー(オハラ)の計らいでウエスト・ポイントの中で暮らすようになる。
 やがてメアリー(オハラ)は妊娠して、モーティー(パワー)は教え子達から祝福され、今やウエスト・ポイントに愛着を感じていた彼は産まれた子供をウエストポイントに入れて学ばせようと思っていたのだが、不運にも死産
 落ち込むモーティー(パワー)とメアリー(オハラ)を慰める教え子たちの姿。

 やがて第一次世界大戦モーティー(パワー)の教え子達も戦場へ向かう。
 アメリカは戦争には勝つが、教え子達の戦死の報告が息子同然の教え子達の戦死に対してモーティー(パワー)とメアリー(オハラ)の心は痛む。

 年月が流れ、妻のメアリー(オハラ)は死に淋しさを感じるモーティー(パワー)だったが、そんな淋しさを癒すのが毎年ウエストポイントに入学して来る教え子達との交流だった

 アメリカ軍のエリート中のエリートであるウエストポイント前半はモーティー・マーの駄目キャラ振りが笑えるが、一転してモーティーと教え子達の交流の長い年月が駆け足で描かれる。
 二つの世界大戦における教え子達の死と、それと入れ替わるかのように新しくウエストポイントに入学してくる教え子達。悲しみと喜びの両方が伝わってくる映画。

 ヒューマニズムな点から観ても感動できる映画だけれど、ウエストポイントに流れる伝統、そして人種はバラバラなのにウエストポイント出身の若き兵士達の戦場へ向かっていく時の一丸となる愛国心、そしてウエストポイント出身であることの誇りなどが描かれていることも今の日本人には教えられる部分がある。

 国際化の波に日本の素晴らしい伝統愛国心誇りが最近ズタズタになってしまっているように感じるのは僕だけだろうか。日本と言う国のあり方を日本人自身が再確認する必要をこの映画を観ると感じます。
 
 ちなみに題名の長い灰色の線とは、軍隊の行進する姿を現しています

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