京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

都心回帰と農村回帰

2014年07月26日 | 都心回帰

先日の新聞報道の「農村回帰・ふるさと回帰」フレーズに、
「えっ、そんな大きな動きになってるの?」と
感じたのは私だけではないと思います。

細々と続く「Uターン」「Iターン」、
この小さな動きは「列島改造論」の時代
昭和40年代終盤からあったものの、
回帰現象とまではいえる代物ではないでしょう。

「列島改造論」、日本を縦断的に開発させたことに
役立った部分もあるが、
今日の東京一極集中現象を加速させたのも事実。

そして今、地方の荒廃を招き
限界集落なる言葉も踊っています。

将来の「食の安保」を見据えた「農村回帰」なる
動きがあるとすれば日本の将来に期待が持てる。

私がたびたび話題にする都心回帰、
もちろんこれは地方地方または地域地域での「都心」であって、
東京に代表される大都会ではない。

その意味では、これも昔流行った言葉「Jターン」そして
「都心回帰」この2つを結びつけた「地方地方の中核都市」の再生が
最も合理的なのかなぁ、と。

全住宅流通量に占める中古住宅の流通量が
約13.5%(平成20年)と欧米と比べて極端に少ない(約6分の1)。
こういう場面でも中古流通市場が活性化されることを願います。

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