私は、体型の変化がないように、気をつけてもいるが、基本は節約だと思っている。ストーブは煮炊きができる型だし、電気毛布などは使わず、湯たんぽですます。因みに寒がりだが、足元が冷たくなると眠れないからだ。布団は、重くなっても数枚かける。軽いと朝起きたら捜査願いでは困るもの。パジャマも厚目の生地ので、膝のサポートや、腹巻は欠かさない。
自分の体にきちんと着ることで、燃料の節約を図る。加えて食材は、旬の物に限定し、スーパーなどでは買わない。無理をしてまで食べない。また同時に、食材を使い切る。人参や大根の皮は剥かない。家人で食べるのに、その必要もなければ無駄なことはしない。放射能でもかかっていれば別だが、もったいない。実と皮の間にある物が、一番いいところである。
味噌は作る。寒に仕込んでおき、2年物を食べる。塩や醤油は作れないので買うが、精製塩でなく、にがりのある天然物にしている。食材の持ち味を生かし、引き出す役割があるからだ。酢も同じで、米酢を使う。体に好い物は添加物や、防腐剤のないもの。できうる限り自然の物を食べておれば、体は体調を崩さないし、非常時にも耐え得る。
電気がないのは不便だが、必要以上には消費しない。懐中電灯や蝋燭での生活もいいが、無闇に使わなければいい。冷暖房は一切使わない。夏は暑く、冬は寒いのだ。体はそういったことに慣れておかねば、いざと言う時には、さっぱり機能しないものだ。感が働かない。咄嗟の対応ができにくい。暗闇でも、夜目が利けば、便利なこともある。
まるっきり昔の生活がいいのか?と言えば、そうではないが、病気になったり、不治の病に侵されるのは、今もさしては変わらない。或いは原発などなかったから、恐怖に陥ることはなかった。当たり前の生活ができた。確かに生活は苦しかったが、その成果はあったように思う。今の世は便利で、苦労や工夫をしなくてもいい暮らしができ、横着ができる。
人類は、進化するどころか、退化の一途を辿っていく。地震や津波で打ちひしがれた人に、がんばれ などはいわないで欲しい。それも意味のないタレントを使って。心が自分なりに整理できるまで、個々に時間が違うんだから、黙って挫けないようにしててあげよう。外野は煩くしては駄目だ。困難を越えて行くのにも、いろんな路があるのだから。
今年になってから咲いたシクラメン。昨年は、12月から3月までたくさんの花が咲き、今年は5つしか咲かなかったが、今も咲いている。