そもそも、枇杷葉を必要としたのは、誰かのためにあげればいい。と思ったから。腰痛で困っている人の援けになればいい。と考えたから。然し、自分が結膜炎やら膀胱炎になるとは。況してや枇杷葉の力を借りるとは、思いも依らなかった。
ある日、ぎっくり腰になり歩けなくなった。体の力が抜けて起きれない。立とうにも空を掴むような時間を過した。医者にも行かず、って言うか、行けれなかった。思い出したのが、以前に焼酎に漬けていた枇杷葉。痛みに熱がする箇所に貼り付けた。
何枚かを貼り終えた時、やっと立ち上がれた。藁にも縋る。と言うが真にその通りで、幸運にも藁が切れなかった。そこから出発して、枇杷葉の秘密をメモしていった。知れば知るほど驚くべきことにびっくりした。
幸いに、種を植えた枇杷葉が育っており、生葉はどうにか足りた。その後、花芽が咲き、それを生かせることも考えた。種を焼酎に漬けるのも知った。枇杷葉には不思議な力があり、その力を信じれば、自然治癒能力が増すこともわかった。
リエさんやサンタさん。りささんにも不思議なご縁で遭うことができた。そこから更に広がって、枇杷葉仲間が増えた。リエさんの親友家族、知人の方々、りささんの仕事仲間等、アトピーや花粉症にまで幅広く対応してくれる枇杷葉だ。
龍は眠る。私には、枇杷葉の結界を張ってくれているのは、守り神・即ち水龍神であると信じる。今年は、ダンジョンズ・ドラゴンズが必読書だ。枇杷葉にはまだまだ謎が多い。解けなくてもいいから知ることができれば。とも思う。
枇杷葉の緑に、セージの赤い色が風に揺れる。夏から秋にかけて、長期間咲いている。