どんよりとした空から雨粒が落ちる。つかの間晴れている、と窓を半開きにしていたら、俄かに雲って凄まじい雨音。洗濯物を悩んだものの、室内に干すことに。窓拭きには持って来いの天気に、せっせと雑巾を動かす。枇杷葉茶を噴いて拭いた。
昨日の休みは、殆んど片付けと窓拭き。外に出ての家事ができない。縁側から腕を伸ばして、枇杷葉を採る。直ぐ傍にあって助かる。びしょ濡れにはならず、腕だけを拭った。枇杷葉温圧療法をしたお蔭か足の痺れがない。疲れが溜まっている。
鉈豆の花に、ナメクジがさばっている。蟻もいる。人間には、実を生らせる花も、自然界では、共有する命の元なのだろう。雨が降っていると、普段には見慣れない光景が眼につく。農業日誌にはならないが、気になったことを書いておきたいもの。
介護の仕事自体は、自分の考えようで左右されるが、職員同士の連携となると、何かと調子が合わない。仕事に対する意欲だろうか。対応には、日替わりメニューくらいに多々なことが多い。めげないでやるには、相当の根性が必要だが挫ける。
仲の良い者同士なら、気軽に動くことも、気の合わない者には、そっぽを向く。都合の好いことを言って、適当な返事をする。言い訳よりも先ず、どうしたらいいかを考えて、行動できないと事故に繋がる。寸でのところで指が折れるところだった。
粗忽者である。落ち着こうとしているのに、何処かが抜ける。然し、自分では気づかない。他人のことはわかるのに、殊我が身は無頓着なのだ。けつまずくわ、おでこはぶつける。指は挟む。全くもって、うんざりするが、毎日繰り返している。痣が耐えない。
枇杷葉の焼酎漬けを湿布する。これのお蔭で、どうにかやっているが、体中打ち身だらけ。何時も崖っぷち。要するに、肉が削られ、何時飛ぶか不明。いや、既に落ちて行っているらしい。フワフワしている。現世には未練がないから、もう止めても。
疲労困憊。帰宅したらどっと倒れこむ。何をする気も起きない。暫くぼうっとしてから、やおら立ち上がるが、お腹が空き過ぎて、食欲もない。無理矢理詰め込む。おいしくないなぁ・・・。人間不信も上乗せだから、吐き気がしてくる。体力限界かな。
爽やかな季節です。セレネが水浴びをしたばかりの姿で、宇宙を翔ける。飛沫が時雨で降りて来る。