最近の事情

　人が居ない。スーパーにも飲食店にも姿が無い。第一に車が停まってないので、店の中は閑古鳥しか見えない有り様。昨日、何年振りかでケーキ屋に寄ったが、隣のスーパーは駐車場ががら空きだった。平常では、停めるのに苦労するし、車の出入りも激しいのに。子どもの姿は元より、人間の影も無いとは驚きである。何時もこんなだと良し悪し。

　予定では苺狩りであったが、施設への持ち込みになってもと中止にした。働いている職種にも因るが、施設では面会は禁止にしている。無論、こちらからの外出も駄目だし、外泊も出来ない。何だか春の季節になっての、心待ちな時期に、閉じ込めてしまうのも気の毒な話だ。子ども等にも影響がでており、友達に会えないのが寂しい限りであるが。

　大学の卒業式も、各部屋での対応の所もあるようで、高齢者だけではなく、引篭もりを広げているようなもので、政府の遣り方に憮然となる。庶民は騙されていることにも気づかぬ。特権を与えてしまえば、どのようなことにも権力を振り翳す。賛成したのだから、何に使用しても可能との間違った判断に掏りかえる。事の真相は闇に隠し葬るのだ。

　朝、すこぶる上天気に、蒲団を干しシーツや膝掛を洗う。フェンスの草も気にはなるが、燃料補給と青空市にも行かねばと出掛ける。一日だけの休みでは用事も限られる。身体がしんどい時には無理はしない、と決めているので止めた。庭のクリスマスローズが、咲いて次の蕾を下げている。意外と長く咲くのもうれしい。夏場まで咲いているのも。

　枇杷葉は、今年は裏年に当たるので、花芽の付きは少ない。それでも毎年こうして生ってくれるのも有難い。自然の営みに感謝することの大切さ、当たり前ではない恩恵を幸せなことと想う。我が家の枇杷葉は、不思議なバリアーで守られている。野鳥は飛んでくるが、他所の所では実が食べられないそうだ。でも、多少は啄んでいるよ。苗が育つ。

　沢田研二さんのコンサートに行きたくて、リエさんに連絡してみる。チケットの販売日と購入方法にも因るが、リエさんと一緒に行けるなら愉しみだ。劇団の発表会もあるらしく、予定が決まったらと言うことに。地元では開催されないので、どうせなら上京したい。俄かファンではあるが、行けるといいなぁと願っている。チケット買えますように。

　パソコンを始めようと行けば、先を越して椅子に陣取る。ちょっと退いてちょうだい、と言うが知らんふり。