目覚まし時計の音は知っていたが、目覚めるエネルギーが足らなかった。起床したのは10時過ぎで、余りの天気の良さに蒲団を広げる。風もなく穏やかで、のんびりとしていたが、研修を思い出してしまう。職場に行くならと、枇杷葉を採り、先と軸を切って袋に詰める。蒲団を仕舞い終えて出かける。
職場は大混乱の有様で、またもやインフル患者が、職員の家族に出たようだ。それも、枇杷葉茶を飲み始めた同僚で、これは心がけと水が大切だと認識。自然の法則に従うことは絶対で、自分勝手に変えてはならない。枇杷葉の生葉も、自分で遣ってこそで、人頼みは良くない。基本的なことが欠け。
研修は、辱瘦を治す手立てに、コラーゲン投与という内容であったが、わざわざ高いサプリメントを飲まなくても、自然治癒能力のある、枇杷葉ですればいいことだと、黙って聴いていた。因みに、肌年齢が低くなって、20・30代になる。角質を剥がさなければ、意味がないが、根気よく続けることです。
コンビニやネットでの、サプリメント購入には興味がないので出向かず、そういった情報には疎いが、自然治癒能力を援け、枇杷葉の力は信じている。加えて、季節の旬の物を口にすればいい。色鮮やかな物には、然したることもないので、栄養面もあるとは思うが買わない。生野菜や果物をしっかりと。
これからの時期には、分葱が旨い。貧乏であった頃には、毎晩食卓に上がるのが嫌だったが、生活の知恵と身体を作っていたことを知る。祖母に母に、ご先祖に詫びねばならない。アメリカの真似をして、肉ばかりを食べるからで、摂らないのとは違う。バランスの良い栄養は無論だが、何事も腹八分で。
それにしても、講師の話し言葉に違和感を感じる。何分に、いただきますだの、あげるが多過ぎる。国語力が乏しいのは仕方のないことだが、文法上の誤りが多い。普通に話すことの難しさを実感する。きっとわたくし以外では分からないことだろう。日本語の難しさでもあるが、聞苦しいばかりであった。
梅の花は、可憐だが匂う。菅原道真公が、福岡の太宰府に流された時、庭の梅が後を追った話や、主の居ない住居に、東風が吹くと花が咲いた。