子ども等が、未だ小学生だった頃には、近くの天文台に通い、天体ショーが観られる時には、泊りがけで出かけた。生憎の雨に遭遇した時にも、夜半から明け方にかけて、すっかり晴れての観望に、大歓声を上げた。宇宙の、自然の働きには、どんなに高額な金を支払っても、思い通りにはならない。
今年も、台風が接近の兆しだが、さて、宙の行方はどう出るか?密やかな愉しみでもある。加えて、ギリシャ神話の、天馬ペガサス、ペルセウス王子、アンドロメダ姫、カシオペア王妃にケフェウス王の都エチオピア王家。ペルセウス王子の冒険で、登場する数々の化け物達。壮大な宇宙叙事詩魅了。
実写版のもいいが、水野英子氏の、星のたて琴を始めとする、彼女の作品には、至る箇所に煌きの物語を彷彿とさせる。セシリア、セレナの嘆き、ブロードウェイの星、白いトロイカ、グラナダの聖母、こんにちはドクター等、まるで色とりどりの星を散りばめた珠玉の作品ばかり。想像の翼を拡げ。
山の日も、海の日も制定するのは悪くはないが、自然に感謝する日にすればいい。海も山も、宇宙からの成り立ちであり、環境が悪化すると星は観えない。当たり前のように宇宙を観上げられることこそ、最上の幸せなのだ。風が吹き、太陽が輝き、雨が降ることで、人間の命は保っていることを感謝。
地球だけが存在しても、命の誕生は無理な事。月の満ち欠けや満干潮の働きがあってこそ、生命は誕生するのだもの。これ程不思議で、未知の世界はない。科学で解明しても尚、未知なる部分には到達しない。けれども何もかもを解明することよりも、不可思議なことがあってもいい。宇宙を観上げる。
本日の勤務者は最低の数で、本来は不可能な業務である。上司が出勤しているから出来るのであって、ご飯を作ることも、介護の内容的には不可能なこと。一人で二人分の業務等、御免蒙りたい。幾ら、家庭の事情であろうとも、既に組んでいる勤務を出て来ないとは。何もかも全部は手に入らないよ。
南に向いて繁る枇杷葉は、花芽の付きも多く、葉の色も鮮やかで美しい。燦燦と注ぐ陽に。