ニュースを観ていて、ぎょっとする。中州に取り残されて救助されたとかだが、赤ん坊を連れてのバーベキューとは。悪天候に成るのは分り切ったことを、毎年何処かの無計画な輩がやらかす。救助しに行く方も命がけであるのに、そういったことが出来るのが不思議でならないのだ。気象庁の忠告は無視。
月も望になっており、海との満干潮にも影響があるのに、まさに無謀としか言いようがない。職場の家族にも似たような者がいて、四国に上陸して来るというのを、出掛けてたそうだ。自分の都合ではない。子どもの事や、非常時にはどうする心算だったの?早朝から出掛けたので、昼には帰ったそうだが。
休日を、どのように過ごすかは、各々の各家庭の事情だが、流石に遠出には不向きでしょう。台風が接近している場所に、わざわざ出掛けること自体が理解できない。個人的には行く気にもならないし、自宅で過ごす計画を立てる。たくさんあるでしょう?子どもを遊ばせるには、こどもに任せれば好いの。
ゲームしか、有料の施設でしか遊べないなんて、可笑しな話ではないか。お金をかけず、アイデアを出し合ってみれば、タイムスリップも可能なのだ。押し入れにだって、夢の世界に行けるし、畳の上にだって海が出現する。もっと自由にさせて、思う存分遊ばせることの方が面白い。そういう子は伸びる。
夏休みは、チャンスの多い日数が、たくさん落ちて転がっている。折角の日々を、何処かに出掛けることだけで、終わって欲しくない。悪いことも良いことも、自分で学んで大きくならねば。大人が指図して、あれもいけない、これはいい、こっちは駄目で、大人しく綺麗に遊んで等。だから無差別殺人が。
一概に、何が正しく間違っているかは決められないまでも、相手のことを考えたりができ、自分を愛せる人間に育って欲しい。宮部みゆきさんの新刊、さよならの儀式には、短編が詰まっている。アシモフのロビィを想わせる、ロボットとの別れに、胸が締め付けられた。現代には起こり得る、況して未来は。
この頃のすばるは、ちょっと油断した隙に、庭に下りてうれしそうに、はしゃいでいた。