旧暦で云えば、文月は秋になる。宮沢賢治の銀河鉄道の夜では、明らかな秋の季節。旧暦の盆であるのだ。今朝の、四コマ漫画に、婆ちゃんが、未だ真夏なのに、とバーゲンセールを皮肉っていたが、思わず笑ってしまった。これが子どもだったり嫁であれば季節感の相違で片付けられる。可笑しいよ。
陶芸家の婆ちゃんでしょう。四季の移り変わりには、微妙に反応するだろうし、そういった知識も持ち合わせようというもの。作者の怠慢というか、漫画だから許される、と可なりないい加減さである。ネタに困っての苦肉の策にしても、最近詰まらない場面が多い。昭和は遠くなりにけりとなったね。
葉室麟、はだれ雪を文庫で買う。赤穂浪士の話なので、興味を持ったのだが、読み出すと止まらなくなる。限のいいところで眠ろう、としたが難しい。結果、夜なべをしてしまい寝過ごした。然し、仕事である。弁当を作り、ブログの更新もしておきたい。痛む身体に鞭打って洗濯まで終えた。しんど。
明日は、休みなのでゆっくりしたい。リエさんもそろそろ帰国するだろう。異国の気温はどうだったのか?寒いらしいと言っていたが、風邪を引いていないか。言葉の不自由さもあるし、何よりも食べ物に、水に困る。加えてすばるを置いては行けない。国内でも怪しくなっているのを。出不精で好い。
相変わらず、半身が痺れており、歩行に無理が生じている。上司に今年度限りにする由伝え、その後はのんびりしたい。金は無いが、暮らしの充実感を失いたくない。残す物はなにもなく、その日暮らしもいいかもしれない。すばるがいれば、淋しくもないので、図書館通いで本を読もう。不自由がいい。
枇杷葉と共に、自然を暮らしていれば、見守ってもらえる。無いものねだりはしまい。ちょっとした工夫で、のんびりすればいいのだ。今後の予定では、後始末くらいのもの。焦らず、じっくりとやれば、そのうち逝けるだろう。医者には罹らない。薬も呑まない。薬草の効能を調べて、清貧の暮しです。
一昨年の江戸歩き。田中正造に関した、施設や跡を辿りました。リエさんと一緒で愉しかった。