
「へしこ」が売っていた、
「へしこ」とは、いわし、さば、いか、さんま等のぬか漬けのことで、
福井県では、何処でも見られる保存食。
道の駅で懐かしいので、さば、イカ、さんまを買ってきた。
子供の頃は母親はいわしを樽で自家用に漬け込んでいた。
小中学校時代は弁当のおかずは毎日、いわしのへしこ。

飽き飽きしていたが、久しぶりに食べてみたくなった。
我が家では安いのでいわしのへしこばかりだった、
若狭地方は鯖が昔から取れるので「へしこ」といえば鯖のへしこのことだった。
丹南地方の主力はいわしで、「へしこ」といえばいわしのへしこの代名詞。
小さな県でも地方によって「へしこ」の代表は異なるのだ。
最近になって「イカ」「さんま」が加わってきたようだ、
昔から有るにはあったが、鯖、いわし以外はあまり知られていない。
今日はまず、鯖に手をつけた、
薄く切って、さっと火を通したり、ぬかを落とさずぶつ切りにして焼いたり、
薄く切って生食もいい。
こんなにも旨いものだったのか?、が感想だ。
やはり一番旨いのは「鯖のへしこ」、ご飯が進む。
焼酎のつまみには最高だ。
でも、味は店により違う、値段も鯖一匹が700円から2千円まで様々。
今日買ったのは大当たり、鯖が1500円だから値段もしっかりしていた。
イカ、さんまは初めてだが、後日の楽しみに今日はやめておいた。
明日から当分晩酌が楽しみだ、
ちなみに、魚に見向きもしない我が孫達が、
「おじいちゃんの買ってきたお魚おいしい」と言ってくれたのも嬉しい。
