
昔は伊勢神宮の「御札」を全国に配って歩いたという伊勢太神楽
この地方は、滋賀県の高槻にある「福田宗太夫」系統の神楽が
年に一度、ちょうど今頃に廻ってくる。
季節を感じる、総勢十名ほどが、一対の獅子舞と、笛、太鼓。
嫌な話だが、こんなものまで「偽者」が時たま出没して、
家元の一、二日前に先回りしてしまうのだ。
そのため、必ず事前にはがきで日時を知らせてくる。
ちゃんと子供たちが、学校から帰る時間に訪問していただける。
子供の頭を獅子に噛んで貰うと、無病息災になるといわれている。
4,5歳までは怖がったが、この頃では自分から頭を差し出して
噛んでもらっている。
我が家へ来てから町内を次々と廻るが、孫たちはその後を突いて歩いて
大騒ぎ、神楽チームも旨く子供たちを手名づけて、
訪問数を増やす努力をしている。
日本伝統の文化としては、素晴らしいと思う。
自分も子供の頃は、神楽の後を何軒もついて歩いたものだ。
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