キャノンG10 28ミリ相当 ISO400
夜景の撮影で、比較的明るい街中のような場合はISO感度を高感度にセットしなくても手持ちで撮影できるような場合もありますが、今回のように殆ど行灯の光だけというような場合は、感度を高感度にセットしても手持ち撮影は少々難しいと思います。
三脚を使用してもなお周囲を明るく表現することはまず不可能に近いと思います。
高感度といってもノイズ(粒子の荒れ)が目立たない感度の限界は、高級カメラ以外では、ISO400が限界でしょう。ノイズが出てもよいという場合はISO1600などにセットするのも選択肢としてあると思います。
キャノンG10 28ミリ相当 ISO400 RAW撮影
第一会場から第二会場へ来ました。そこにはひょうたん型の池があり、池の中のに行灯の無いペットボトルの灯りが池の中に置いてありました。
周囲は灯り一つ無い真っ暗闇で、灯りだけが浮かび上がるといった情景でした。
写真には灯りを撮影する人がかろうじて写っています。その奥にいる人たちは全く写っていません。
この写真の撮影原画は明かりしか写っていませんでした。何とか周囲の情景を出したいと考え、邪道とは思いますが、パソコンで暗部のみを明るくなるように補正をしたものです。それでもこれが限界でした。これ以上明るくすると不自然な写真になってしまいます。
デジタル写真の良いところはパソコンによる補正が出来るということが一つのメリットになっています。しかしこれを多用することはあまり感心しないことと思いますが、緊急避難といいますか、どうしてもという時には、やむを得ない方法だと思います。
今回は撮影条件が事前に分かっていたため、パソコンによる補正を前提に考えて撮影しています。