魚眼レンズとアート処理
オリンパスペンFには、ボデーキャップ兼魚眼レンズと云う面白いものがある。
普段はボデーキャップだが、キャップ下部についているレバーを動かすとレンズが現れるようになっている。
魚眼ではあるが、オリンパスペンFに装着すると焦点距離19ミリという超ワイドレンズになる。
魚眼レンズ使用。 リーニュクレール処理。
通常撮影 リーニュクレール処理。
ワイドレンズの使い方は難しいものがある。
単に広い状況を表現するだけでは面白味がない。
ワイドレンズ特有の遠近感の誇張を利用する撮影が、日常的に見る風景と異なる非日常的面白さを引き出すという面白みがある
ポップアート処理。 リーニュクレール処理。
縦位置で似たようなフレーミングだが、魚眼の面白さとアート処理の面白さをプラスした写真。
縦位置の撮影は、遠近感をより誇張する事が出来る。
上の2枚の写真と同じ場所だが、左はカメラ位置を花の高さ近くにセットしたもの。
右の写真は目の高さからの撮影。
魚眼になると一寸したアングルの違いから写真の印象が全く違うものになる。
魚眼に限らず、他のレンズでも同じ事が云えるので、ポジションやアングルの設定は撮影目的によってしっかりと見極める必要がある。
ポップアート処理。
場所を少し移動したところの花。
目の高さからの撮影。
すべて魚眼レンズとアート処理による作例を上げたが、他のすべてのレンズにもそれなりの特性を持っているので、作品作りに大いに活用したいものだ。