何度か紹介した事が有るX山
暖かな日、何時もの散歩道を歩く。
暫くしてX山に入る。
以前に何度か紹介した事が有る雑木林だ。
雑木林の中の小径は落ち葉で覆われていた。
以前は個人の持ち物だったこの雑木林の中にX状に小径があった事からX山の名が付いたそうだ。
2004年頃この雑木林の中を自由に歩き回る事が出来た。
保育園児が保母さんに連れられて遊びに来ていたりして市民の憩いの場として利用されていた。
その地主が林を手ばなすと云う話が持ち上がり、市民のボランティア団体が一部を買い取り保存、後に市が管理するようになった。
2004年にボランティア団体の一員としてこの林の中の樹木本数、幹回り、大きさ、高さの調査と林の中に自生する植物の調査をし、樹林地の樹木の分布図の作成と、「エックス山の植物たち」と云う写真集を出した事が有る。
写真集の写真撮影はまだ若かった老骨が担当した。
掲載された写真は、X山の四季の植物を会員一同が観察報告をし、報告に従って老骨が撮影をしたものだ。
一年間観察した結果、撮影出来た植物の数は220種類に及んだ。
昆虫も、カブトムシ、クワガタ、カミキリ、キリギリス、コオロギ、ウマオイ等が多数生息していた。
現在はこれらの昆虫たちは皆無と云う淋しさだ。
現在はX山の再生事業を始めているが、2000年当時の林に戻す事が出来るのだろうか、心待ちにしている今日この頃だ。