マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

義太夫師匠大推薦、宝島探訪

2020-03-23 14:28:23 | 大阪ミナミ

 豊竹呂太夫さん、中村鴈治郎さん、藤山扇治郎さんにインタビューの仕事あり。
 過日、呂太夫さんを国立文楽劇場の楽屋に訪ねる。

 テーマは楽屋めしということで、師匠御用達の黒門市場 石橋食品。
 家族経営の総菜・弁当の店。
 お師匠さんは、ここの塩サバの焼き魚弁当が好み。
 それにおでんを数品。 
  

   

 
 中国人通訳がいて、ここによく観光客を連れてくるのだと
 言っていた。 まだこの時分は、黒門はインバウンドで賑わっていた。
 
 文楽劇場楽屋への通路に、人形が立てられている。
 ズラリ揃うと、なかなかの壮観。


   


  呂太夫師匠は浄瑠璃教室を熱心に主宰しておられ、そうして
  文楽のすそ野を広げる努力を惜しまない。

  舞台のある3時間前に食事をすると丁度いいとおっしゃる。
  義太夫語りの横にペタンと座る三味線が一対。
  実は義太夫語り、声が前へ出るような姿勢にするため、
  尻の下に尻敷という小さな腰掛を用いる。
  決してシビレ対策ではおまへん。


   


 師匠がシメで食べる「宝島」というものがあるというので、
 松竹座裏の「南たこ梅」へ。


   

 
 道頓堀の「日本橋たこ梅」の妹さんが起こした店。
 また違った魅力ある大阪の関東煮が味わえる。


   


 このしっかりと色の付くだしが特徴。
 それでいて、決して濃くない。


   


 呂太夫師匠はここの馴染み。
 誕生会などもここで催したことがある。


   


 ここで関東煮つつきながら、燗酒などこたえられない。
 やっぱり、大阪はミナミという気がしてくる。

 さて、シメに所望するのが宝島。  その訳とは…?

 お考え下さい。


   


 
 おでん屋の宝とは何か…ズバリ、だしである。

 大阪の符丁でごはんのことをシマ。 かつて堂島に米相場があったことによる。


   

 
 すなわち、おでんのだしかけ飯を、宝島という。

 な~んや、て言うなっちゅうねん。


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