スタバとかタリーズ、シアトルズベストなどの米国スタイルのカフェは、空き時間に小仕事に利用するのに便利ではあるが、珈琲に感心したことはものの一度もなし。しょうがないので頼んでいる。
一杯ずつネルドリップで丁寧に入れる珈琲に勝るものはなし。
そういう意味で一杯入魂の喫茶店が少なくなっている今、こんな店は貴重である。
六曜社。好き者は階下へと降りる。
高田渡は京都時代、まず三条堺町のイノダへ行き、同志社の食堂でメシを食い、六曜社へ寄り、ほんやら洞へ寄り、と珈琲のハシゴを日課とした。たしか、ここのマスターもバンジョー弾いてたんぢゃなかったかな。
昔風の濃い珈琲が嬉しい。
前述の米国型のカフェは、どうも飲みごたえってものがなくていけない。この深みとコクの向こう側に、一瞬でも景色が見えるような気にさせてくれる。
老朽化した長椅子がちょっと斜めになっていて、腰かけにくいがかまわぬ。
名物はドーナツだったような。
こういう骨太の喫茶店はいつまでもここにあってもらいたい。
夜はバー使いもできるという。ちょっと覗いてみたいもんだ。
六曜社 地下店 中京区河原町三条下ル
つい、失礼しました。
さすがは世界のハブ港を持つ上海。オーストリア人がいますか?
オーストリアには深い珈琲文化がおありですか?あるんだろうなぁ。やはりウィンナーコーヒーだったりするんでしょうかね。昔、ホントにウインナソーセージが付いてると勘違いされたことも多かったとか。
マリアテレジアとかエリザベートという名のついた、カクテルみたいにいろんなものが入ったコーヒーもあるんだそうです。ちょっと面白いですよねー。
個人的にエスプレッソに遭遇したのは意外に早く高1ぐらいの時。世の中にはまだ出回っていませんでした。イタリア人神父が昼食のあと出してくれた珈琲が濃くて濃くて目まいを感じたほどでした。神父ってのは禁欲的生活を強いられますが、イタリア人神父ってのは割と気楽にイタリア風に旨そうなもの食ってましたよ。言うたらなんやけどー。