高槻の5月は、ジャズストリートで幕を開ける。
地元だけになんのかんの言いますがね、アタシは。
トラディッショナル・ジャズをもっと大事にしなさいなんて言いたいですがね。
20年も続いたというのはスゴイ実績なワケで、こうなるとスポンサー企業も行政もほっとかない。
たいしたもんですよ、シンプルに頭が下がります。
阪急駅前あたりは、こんな具合でひとでごった返します。
三井住友銀行前はしょうもない噴水があったのだが、そいつをどけたので、
一層見やすくなり、見物客だらけに。
高槻各所を巡るバスも、ジャズ仕様になり、中で演奏も。
数多くのジャズスト参加店はすべて、抽選などで出演者が振り分けられ、時間も決まっている。
それとは別に、当初から思ったのは、街角でいっぱいミュージシャンが奏でている姿こそ、
本当のジャズストリートではなかろうかということ。
立ち呑みの老舗「ばんじゃく」はこの期間、店前でジャムしたりがOKだった。
このゆるさがいい。
阪急下でブズーキの演奏。 少し先ではスチールパンを弾く人。
いいぞ!
数多い店をスケジュール表と首っ引きで、あっちこっちと移動するだけの情熱は
もはやありませぬ。不義理は覚悟の上で、近くを浮遊するように、ただパトロール。
なじみの店でちょいと立ってきた。
空豆と、カメノテを肴に一杯。
空豆はいいね。 この時期だけ、ちょっぴり出て来る空豆を
昔の酒飲みたちは心待ちにした。
その気持ちは今も非常に分かる。
高槻現代劇場もたいへんな人だろう。
もう家で生中継を見ることにした。
ハリー・アレン、ウォーレン・ヴァシェなどのみなさま。
並んだり、人混みが苦手な生臭にはこれが一番いいや。
おつかれさまでした!
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