大阪ミナミというところ、特に三ツ寺、八幡筋あの界隈を歩くと、バブルの名残りのような紳士が歩いていて、懐かしい思いで見ることがある。メタボな体をスーツに押し込み、仕立てのいいワイシャツを着て、片手にブランド物ポシェット、片手の携帯では大きな声で大阪弁。ナニワ金融道っぽい何を生業にしてるか分からない人。この手の人、北新地では余り見ない。
しょっぱなに出てきた鮪のしぐれ煮。牛肉ようだが鮪。
ぬくごはんがほしくなる。
この店もいかにも大阪、いかにもミナミの雰囲気があり。
なんとなくバブリーだった名残りが偲ばれる一軒。
壁の有名人との2ショット写真を飾るセンスも、昭和を彩ったあの時代の空気。
厚岸の秋刀魚でしたか。
おとなしく焼酎のお湯割りなんぞを舐めていた。
カウンターにぞろぞろと入って来たグループは、
製薬会社と医師。 ほら・・・ね?
いか美味。
だが、洗練へ向かう江戸前寿司とは全く異なものである。
形も不揃いだったりする。そんなもの気にしていない。
あわび、ほたて
江戸前の煮鮑、蒸し鮑もいいが、このコリコリッとした食感もまたよき時代(景気の)をホーフツさせる。
うなぎ これもまたミナミらしい。
東京の寿司屋に鰻なんかないよ、というとえっと驚く大阪人が多い。鰻は鰻屋で食べるもの、寿司なんかぞっとしないというところだろう。統制の時代、穴子がうまく入らず、統制外の鰻を使ったのがその発祥らしい。
これが、この店の名物。とろの食べ比べ。
青森大間、ケープタウン、油津、メキシコ…産地忘れた。
いかにもミナミでしょ、バブルでしょうが。
ふぞろいの鮪たち(山田太一作)って感じ。
何故、あえてこういう切り方をするのか、理由は分からない。
この年齢になると、ここまで脂ものは食べられない。
食ったけどね。
マスコミ的にはネタに詰まったらお願いしてた時期があったように思う。濃い味好きならば、文句なしに喜ぶだろう。
帰りに目についたので、買ってしまった・・・
宮崎名産の肉まきおにぎり。
食わなくてもいいのに、駅までの間に1個食う。
寿司食った後に、こんなものを、とも思うが、そこら辺が自由なのが、
まぁ大阪ミナミなんぢゃないのかねぇ・・・。
新明石鮓 中央区東心斎橋2
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