許せよ、ちょいと旧聞。
本日は、新梅田食道街60周年記念デーのてんまつの一席を。
こんなのも出たりして。
天真爛漫なキャラクターも、
飲み屋街でばったり出会うと不気味である。
二匹とも笑っていない・・・。
ま、そりゃいいや。
各店がこの日、60周年に賛同して、値下げサービス品目白押し。
へそ曲げて賛同しない店もあって、100店もありゃそりゃいろんな奴がいる。
これは立ち呑み「毎日」さんがやってた、玉ねぎ天。
なんせ無料配布! うれしい!
惜しむらくは、でかい。 食べでがあるのだが、
でかいと腹が膨れ、いろんな店で買い食いできなくなる。
なつかし、チンドン屋さんなども出てた。
昔のチンドン屋は怖かった。脂粉を厚塗りにして、シワ深く、その目は笑っていなかった。
ガキがちょけると、「コラ!」なんてすぐに怒られた。今は温和、なにより年下!怒られもしない。
限定200食のてっちり用のふぐ。1パック500円の超破格。
まさに投げ売り。出血腹斬りサービス。
どっと行列ができて、10分やそこらでなくなった。
立ち呑みの「やっこ」さんは60周年にちなみ、60円にこだわった。
日頃は一品、310円が料金レベルである。3時間の時限サービス。
ただし、アテは3種類のみ。
いつもは造りを中心に2~30種類ぐらいはあろうか。常連は面白くないかもしれんが、
知らない人もこのチャンスに入れるという意味ではいいだろう。
これだけで180円。 東南アジアのどこかに来たような、お大尽気分である。
ハリハリもええだし出てますなぁ。
串カツの「松葉総本店」さんへ。 阪神百貨店前の階段脇はボクのガキの時分からあったが、
実はこっちが本店。
ここは次々揚げて行き、客は好きなのを勝手に取って食べる方式。
とんでもなく流行った時代は、これで飛ぶように売れたのだろう。
温め直してもらったりする。
これでビール、ハイボールをやる。
ちょっと気になる、アンニュイな雰囲気を醸し出す女性がいた。
最古参のおばちゃんはもう引退されていた。
坊主がこういうのに乗っかって、串カツを食べている姿に、おっちゃん胸が熱くなる。
この子たちはきっと、こうした情景を一生憶えている。
焼き鳥の「とり平」さんも。 この日は焼き鳥を休み、鴨関係でご奉仕。
鴨もつ煮、 鴨団子汁、 生ビール オール300円!
やたら元気なバイトの娘たち。 もう一杯ワイン飲んぢゃうぞ! イェ~イ。
すしの老舗「春駒」へ。
この日はいなりずしと粕汁がセットで100円。
ふ~ふ~、あぢぢぢ…。 あ~胃の腑が暖まるぅ。
時間が過ぎると道は静かになる。 万博までこの道は地道だったという。
雨が降ると、店にまで吹き込んだという話。 なので、梅田食道街と「道」の字を使う。
昨年、ミナミの釜たけうどんもここに出店した。 人ごみをさけて、さぁ路地を歩いてみよう。
JRへ続くこの出口は途切れることのない人波だ。
さぁ、諸君、中へ。中の路地へ入ってみたまへ。
大きく変わろうとする梅田。 新しい梅田でも60年、変わらない一角がこの食道街。
酒の飲み方も変化しつつあるが、食道街の路地こそはオヤジたちの避難経路。
いろんな店があるので、あちこち覗いて、子供みたいに寄り道してみるのも愉しいかも。
新梅田食道街よ、いつまでもと言いたいなぁ。
新梅田食道街 大阪市北区角田町 阪急からもJRからもほぼ1分、どんくさいと2分。
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