昭和4年開場の京都南座。江戸時代、四条河原には七軒もの芝居小屋が並んでいたとか。桃山風の破風、櫓のある劇場も今や少なくなった。
観たのは「桂春団治」。かつて藤山寛美が務めた役を沢田研二が熱演。ときとしてガンバリが声などに表れて、しんどい箇所があった。女房、藤山直美にスポットを当てた作り。松竹新喜劇のベテランたちが脇を固め、安定感抜群。
劇場内はさすが京都で、雅やかな、いかにも芝居見物の晴れやかさがある。だが、椅子やなんかはさすがに古く、現代人の体躯に合っていないので、いかにも狭い。出入りするのに通路側の客に何度も立ってもらわねばならん。興行収入に関わるが、席数を減らすなどして再考されたし。
幕間が二度もあり、その間に近くの喫茶店へ。ラテンという店。
ステンドグラス美し。
芝居がはねた後は、余韻をひきずりつつ寄り道するのが倣い。
先斗町と木屋町の間のろうじにある、洋食屋へ。
赤星を抜く。
本日のスープ。おなかが温まる。
サラダ。バラフのシャリッとした食感、よろし。
海老フライ。面白いけど、フツウでええねんけど。
グラスワインは豪州産Fuzion。
もうちょいゴポゴポ注いでもらえるとありがたい。
後ろ姿は主人、金村元吉さん。
ビフカツだったっけな。美味。
ごはんとチーズと卵を混ぜて焼いた、じょじょ焼き。
こいつは家でも真似できそう。できそうに見せて、なかなかできないのがプロの味というもの。
喫茶 ラテン 東山区大和大路通り
ザ 洋食屋 キチキチ 三条木屋町下ル材木町ろ~じ
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