フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

薪ストーブの出番がやってきた

2011-10-27 | 薪ストーブ・焚火

今朝起きてみると、かなり冷え込んでいるのを感じた。外気温を見ると、何と氷点下2度だ。室温12度、湿度35%。畑には一面霜が降りている。これだけ冷えると、やはり薪ストーブの出番だ。早速薪ストーブに薪とたきぎを入れて火をつけると、直ぐに炎が立ち上がった。


薪ストーブの火を見ながら、しばしコーヒーを飲む。音楽はヘンデルのフルートソナタを聴こう。昨日の宴が応えて身体がやや重い。それでも、朝食だけはしっかり食べておこう。

食後、余りにいい天気なので、庭に出て紅葉の様子を写真に収めた。コハウチワカエデは、真っ赤になった。


進入路の周りに生えている、アオハダ、クロモジ、コアジサイなどの黄葉する木々が美しくなってきている。

 

家に戻って、KITAHOさんに教えていただいた土着菌堆肥づくり。今日も両手でヌカを混ぜて、発酵を促進するため空気を入れておこう。ヌカからは甘い香りが漂ってきていて、発酵が進んでいるのがよくわかる。

丁度その頃、KITAHOさんから電話が入って、「イチゴの苗が30株ほどあるのでお持ちしましょうか」というので、「それならば、こちらの方から行かせていただきますよ」と返事をする。

午後からkITAHOさん宅へ行く。KITAHOさんは今日も庭に出て庭作業をしていた。早速、話のあったイチゴの苗をいただいた。その後、庭を案内していただく。目の前には圧倒されるような甲斐駒ケ岳の雄姿が迫ってきた。

最近張り替えた芝生が青々と美しい。

濃いピンク色の菊が元気よく咲いているので、美しいですね、というと、「少し株分けしましょう」といって、掘り起こしてくれた。

その後、部屋に入ると、「変わったコーヒー豆を手に入れましたよ」、と言って。枝先にしか実がならない、という「ピーベリー」という品種のコーヒーを淹れてくれた。香りが高く、非常にすっきりした味わいに、大いに満足した。

西の方に太陽傾きかけてきて、KITAHOさん曰く「これからの甲斐駒ケ岳への日没は最高ですよ」とのことだが、残念ながら、今日は、食材の買い出しと薪ストーブ用のたきぎ拾いをやらねばならないので、お暇させていただく。

Jマートときららに寄ってから、家に帰ると大分薄暗くなってきた。それでも森の中に入り、明日の朝の薪ストーブ用のたきぎを拾い集めておこう。今夜の夕食は、買い出しに行ったときはいつものことだが、湯豆腐と握り鮨となった。


珈琲「GEISHA」を炉端で味わう

2011-10-24 | 薪ストーブ・焚火

5時半に目覚めると、なんとなく暖かい。外気温は10度もある、室温20度、湿度48%。

明るくなってきたが、どんよりした曇り空のため、庭の紅葉はさえない。午前中、フルートの練習をする。ロングトーン、「毎日の練習」NO7、各調のスケールとアルペジオ、アルテ21課のトリル練習をする。曲はビゼー「アルルの女 メヌエット」、バッハ「ポロネーズ」「メヌエット」「パディヌリ」とソナタBVW1033をざっとやる。

昼から、KITAHOさんがやってきた。手には、ヌカの袋を下げている。「これ何ですか」と聞くと、「土壌菌を使って堆肥を作りましょう」という。どうするのかと後についていくと、森の中に入っていって、枯れ葉や朽ちた木を掘り返し、白くて薄い土壌菌を掘り起こすのだという。植物は、生育する土壌にある土壌菌が分解する栄養素で成長しているので、その土壌菌で堆肥を作ると、育ちがいいとのこと。

鉢に入れたヌカに分量の四分の一程度の水を入れ、

採ってきた土壌菌を入れて揉みほぐす。

作業はそれだけでいいそうだ。雨に濡れないところに置いておくと、土壌菌の力でヌカが発酵すれば、出来上がりだ。それを堆肥として使うと、この土地に生える植物の育ちがものすごくいいとのことだ。

その後、部屋に入って庭作りの話などをする。そろそろコーヒーを飲みましょぅか、となって世界的コーヒー銘柄の「GEISHA」を、持ってこられた特製焙煎機で焙煎していただくことになった。


やや深く焙煎し、直ぐに笊に取る。豆の表面は脂でつやつやしている。煎りたてのコーヒーの香りがなんとも言えない。

それを挽き、淹れる。煎る、挽く、淹れるの「三立て」だ。

 

コーヒーは火が入った炉端でいただこう。さすが「GEIHA」だ、コクが深く、スッキリしたというか、秋の空の様にキリッとしているというか、純度が高い味わいだ。コーヒーをいただきながら、夕暮れが近づくまで、墨と硯の話などに花が咲いた。

帰り際に、「ちょっと乗ってみますか」と誘われて、村の中をBMWでぐるっと一周回っていただいた。スピード感と轟音はさすがである。

KITAHOさんが帰った後、しばらく炉で焚火を楽しみむ。暗くなったので、部屋に入り夕食作り。今夜は、久しぶりにカレーライスが食べたくなった。畑で採れたてのナスビ、ピーマン、ズッキーニのトッピングが平凡なカレーに新鮮感を与えてくれた。


庭の伐採木を片付ける

2011-10-13 | 薪ストーブ・焚火

昨夜は、痛飲したため、朝の目覚めはすこぶる悪かった。空は曇っていて、外気温7度、室温17度、
湿度42%、少し暖かい。

起きてから、冷たいお茶を2杯飲んだあと牛乳を飲む。すこし、胸やけが収まってきたので、コーヒーを淹れる。朝食は、胃にやさしい雑炊にしておこう。

朝食後もどうも身体が重くて、何もする気がしない。少しゆっくりしてから、散歩に出る。ムラサキシキブの実が美しくなってきた。

昼からは、庭のあちらこちらに、積まれている伐採した樹木の枝葉の整理をしよう。落葉樹といっても、葉が散る前に伐採すると、枝にいつまでも枯れた葉がついていて、見た目には、薄汚く見えてかなわない。これを炉に持ってきて燃やすことにする。

枝葉をも運んできては、燃やす作業が終わったのは夕方の5時前になってしまった。炉に火が残っているのがもったいないな。やはり、この火は有効に使うべきだろう。それでは、かまどでハッシュドビーフでも作ろうか。材料を入れた鍋をかまどに載せて煮る。


妻は、いただいたニオイスミレを林の中や庭の花壇などに植え付けた。

 

煮たってきた頃、火も熾きなり、弱火になった。美味しい香りがしてきて、出来上がった。

部屋にもどって、ひと風呂浴びて今日の疲れを癒す。昨夜は少し飲み過ぎたので、今夜は珍しく、お酒は控えておこう。



かまどで炊いたお焦げご飯

2011-10-11 | 薪ストーブ・焚火

今朝は、なんとなく目覚めが悪かった。外をみると曇が多い。外気温5度、室温16度、湿度38%。
先ずはコーヒーをすすりながら、バッハのフルートソナタを小さな音で聴く。こうすると、身体も徐々に目覚めてくる。

朝食は、アジの干物。これが、何ともいえずぴったりのサイズで、朝から沢山はいらないし、目刺しのように小さいのも、元気が出ない、丁度良い食べ応えだ。

朝食後、直ぐに庭に出る。薪置き場の西側に、伐採した樹木の根が残っているのが、気になる。今日は、この根を奇麗に片付けよう。できればその後に、薪置き場2号を作りたいと思っているからだ。

ところが、この根っこほどしつこいものはない。あれだけの樹木を支えている根っこだから、根を四方八方に広げているのはもちろん、その根が、バカみたいに硬く、チェーンソーの刃が立たないのだ。縦横に細切れに切り目を入れていき、少しずつ切り離していく。1時間やってやっと半分ほどになった。

最後の部分を切り離して、抜根作業が終了した。根の細切れは火持ちがいいてので、炉で焚く薪には最適だ。その後、ざっと整地して、900×3600の広さの長方形えお描き、4隅に木切れを立てておいた。大分地面に傾斜があるのが問題だ。

昼食は、かまどで目刺しを焼き、キノコ汁とおにぎりで炉端で食べる。

昼からは、これまで切ってきた丸太を40センチの長さに切ることにしよう。1m20cmの丸太のまま置いておいても、薪にはならない。これを40センチにカットして、割り、しかも1年以上乾燥させて初めて薪となる。ところが丸太切りをしていると、チェーンソーが突然止まってしまった。朝から根っこ切りの重労働に疲れたのであろうか。それで、私もチェーンソー作業から解放された。

丁度そのとき、郵便局のバイクが、手紙を配達しに来てくれた。こんな山の中まで、来てくれて本当にありがたいものだ。中には、今週末私がフルートで演奏する楽譜が入っている。

今日は、かまどに新たに設置した、煙突の威力を試そう。昔ながらの釜に、カニ飯の素をいれて、かまどで炊いてみよう。さすがに煙突を立てると、狭い窯の中に空気が流れ込み、たきぎがよく燃える。釜から蒸気がどんどん出てきた。

「始めチョロチョロ、なかパッパ、赤子泣いても蓋取るな」の要領で炊こう。懐かしいかまどご飯だ。ほどなく、湯気の勢いが弱くなったので、かまどからおろして、蒸らす。蒸らし終わったと思われるころ、蓋を開けて中を見てみる。「う~ん」少し焦げてしまったかな。しかし、何とも言えないいい香りだ。

今夜の夕食は、カニ炊きこみご飯とみそ汁のシンプルなもの。お焦げが一杯の炊き込みご飯、いたく郷愁を感じさせてくれた。食べ終わったころにはあたりはすっかり薄暗くなってしまった。

今日は一日中庭にいて、庭作業と炉端での食事を楽しんだ。


新蕎麦まつり

2011-10-09 | 薪ストーブ・焚火

今日もいい天気だ。外気温5度、室温15度、湿度35%。暖かく、山々は雲がかかっている。

昨夜遅くまで飲み過ぎたので、どうも目覚めが悪く、身体が重い。朝食は、胃にやさしい雑炊を食べよう。


食後、せせらぎ周辺の伐採木の枝葉を整理する。今日は、地元の新蕎麦祭りの日だ。10時30分頃に、巨大な空砲が鳴り、物品販売所でオープニングセレモニーが始まった。N子さんが誘いに来てくれたのでご一緒に、蕎麦祭りへ行く。先ずは、行列ができている物品販売所で、一束200円の白菜、100円のトマトを買う。

イヴェント会場では、ジャガイモと豚汁、ポップコーン、綿菓子が無料配布されているのがうれしい。

昼になったので北甲斐亭に入り新そばを食べる。香り豊かな新そばを味わった。隣に、地元では有名な、83歳のAじいさんが、日本酒を美味しそうにちびちび飲っているので、「お元気ですね」と声をかける。Aさんは「長生きするするためには、まっすぐ生きることだよ。」といって、酔いの回った赤い顔をして笑っていた。


その後、子どもたちの、ニジマスの掴みどりが始まった。時間は3分だが、子どもたちは、掴むのに苦労していた。


隣でニジマスを焼いていて、美味しそうな香りを立てている。焼き立ての熱々を買った。

 

蕎麦祭りを後にして、清里にある、某大学の寮を訪ねる。連休ではあるが、誰も来ていない寮は、ひっそりとしていた。管理人のOさんと、色んな話をする。


アダージョの森に帰る途中、Tさんの別荘の前を通ると来られていたので、お伺いすることにした。コーヒーをいただきながら、趣味の押し花の作品を見せていただいた。

N子さんと一緒にアダージョの森に帰ってきて、炉を炊く。持ち帰ってきた、ニジマスや野菜類を、かまどで焼くこう。寒くなってきたので温かい味噌汁も作った。少し薄暗くなってきた炉端で、夕食を食べる。

焚火を見ながら、もろもろの話に花が咲く。気がつくと夜の8時を回ったので、今夜の炉端での夕食を終えることにした。