フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フルートをチェンソーに持ち替えて

2011-12-12 | グルメ・クッキング

今日もいい天気になった。外気温マイナス4度、室温11度、湿度20%。今朝もフォーレのピアノ五重奏をかけながらコーヒーを淹れる。薪置き場からも薪と柴を運んで来る。コーヒーをすすりながら、薪ストーブの窓を磨き火を入れる。西の空には満月の月が残っていた。

 

 

朝の食事はゆっくりと食べよう。その前に、酵素液を飲む。

10時にKITAHOさんがやってきた。今日は、北側のガレージの直ぐ近くに生えているコナラを伐採するのを手伝ってもらうことになっている。このコナラ、このコナラこのまま置いておくと、どんどん大きくなって北側の樹木の生長を阻んでしまうので、なんとか今のうちに伐採しておかねばならない。

現場の状況を見ながらしばし作戦会議をする。先ずは家側に伸び出してきている大きな枝を伐採して少しでも家側への荷重を少なくする必要がある。それではと脚立をコナラにくくりつけKITAHOさんが脚立に乗り、手のこぎりを入れる。しばらくすると、ギシギシといいながらゆっくり枝が降りてきた。その枝から細枝を落とすのは私の役だ。

続いて、その上の枝も切り落とす。2本の枝を切り落とすと、樹木本体がやや山側に傾斜した。次はいよいよ、樹木本体を伐採することになる。そのために、隣の木とロープで結わえる。それだけではなく、万に一つでも、屋根に倒れてはならないのでKITAHOさんは、慎重を期して、2本のロープを張る。冠雪した八ヶ岳が真っ青な空に輝いている。

KITAHOさんは、脚立の一番上近くに乗り主幹の上部にチェーンソーを当てる。これは下手をすると大けがになる危険な作業だ。しばらくして見事、上部を切り離すことができた。


「最後は、山栗さんやって下さい」と敵討ちの最後の場面のようになる。それではと、私もチェーンソーを入れた。

最後はドスンと言って土留め岩の下に転がり落ちた。思わず、KITAHOさんと「やった」といいう歓声を上げ、がっちり握手をする。

ようやく11時から2時までのコナラとの格闘は終わった。その後、遅い昼食を食べる。食後は、庭づくり、樹木の植栽、蘭やバラ、MP3、八ヶ岳界隈のもろもろの話など、次から次へと話題が尽きない。KITAHOさんは実に話題が豊富だ。甲斐駒ケ岳の西側に陽が沈み、夕焼けに染まるころBMWの轟音を響かせて帰って行った。


冬晴れの一日

2011-12-10 | グルメ・クッキング

今朝は、今冬一番の冷え込みだ。外気温マイナス9度、室温11度、湿度17度。今日はいい天気になった。庭にはまだ、昨日の雪がところどころ残っている。

デッキにも氷が張りついている。

酵素液を先に飲んでから、ゆっくり朝食を食べる。

朝食後は直ぐに、フルート練習を始める。基礎練習を1時間ほどやった後、曲の練習に移る。「アルルの女 メヌエット」。最初の「ソ」の音はできる限り澄んだ音を出すよう心がける。次のアルペジオは、慌てず一つ一つの音を丁寧に吹こう。その後は、曲の進行に任せるしかない。肩や指に力が入るのを極力避ける。

「ユーモレスク」は昨日の練習内容を繰り返す。慌てなければ特に問題は無かった。Fさんとのドュエット曲「アニーローリー」「庭の千草」「峠の我が家」のセカンドパートも練習しておく。跳躍があると、音が濁ることがあるので要注意だ。

11時過ぎにフルートの練習を終えて、散歩にでる。南アルプスが美しい。残念ながら北岳は雲に覆われてしまった。

八ヶ岳も薄い雲がかかっているが、申し分なくよく見えた。


部屋に戻ると薪ストーブの上は花盛りだ。お湯を沸かし、ジャガイモを茹で、豚の角煮をじっこり煮込み、調理用具を乾かす。サツマイモの焼き芋も直ぐにできた。

 


午後も少しフルート練習をしてから、庭に出る。先日植えた球根に落ち葉をかけて養生しておく。後は、森の中をぶらぶら散歩した。木々の葉が落ちてしまうと森の姿が分かりやすくなるのがいい。それにしても、まだまだ細い樹木が多すぎるきらいがある。冬の間の庭作業で、大分樹木を伐採しなければならない。夕食までのしばらく時間、フルートの練習をした。


久保田彰「チェンバロ 歴史と様式の系譜」

2011-11-30 | グルメ・クッキング

今日は朝から暖かいので、暖房が要らない。外気温3度、室温17度、湿度21%。もちろん霜は全くない。いい天気なので、山々は霞んでいる。

昨日Kさんから読んでみてくださいと言われた久保田彰「チェンバロ 歴史と様式の系譜」を読む。DVDブックなので、文章読みながら、同時に映像と音でも理解できるようになっている。チェンバロはモーツアルトの「フィガロの結婚」でなんとも言えない優雅な音を聴かせてくれるが、ではチェンバロとは何かと問うとよくわからない。それが手に取るように理解でき、またその装飾の美しさにも築かせてくれるのがこの本だ。

筆者の久保田彰は、楽器としてのチェンバロを作成するだけではなく、それに実に鮮やかな装飾もほどこすという、将にトータルとしてチェンバロを作る人だからこそ、こんなことがきるのかもしれない。

巻頭にかの林望さんが「知る喜び、聴く愉しみ、そして見る面白み」と題して巻頭言を寄せている。ギターのように弦をはじいて発音する楽器を撥弦楽器(はつげんがっき)といい、チェンバロもその一つだ。鍵盤で弦をはじくという構造が15世紀末に現れたという。その構造は非常に複雑なので、理解したとは言えないが、実に巧妙な力の伝達装置があり、最後に弦をはじくところまで行くのである。

チェンバロの魅力は楽器としての美しい音色だけでなく、その内部・外部が美しく装飾されているところにもある。DVDにはチェンバロの素晴らしい演奏が載せられていて、これを聴くのも楽しかった。これを時の王侯貴族、ブルジョア階級などが部屋の装飾品として珍重した。ところが、18世紀末のフランス革命の動乱で、チェンバロは支配階級を象徴するものとして、すべて破壊されたという。

久保田氏は、ピアノの発明が音量的に不利なチェンバロの衰退の原因だという、これまでの俗説に真っ向から反対を唱えている。「チェンバロの実践的研究の立場では、衰退の要因は市民革命など社会事情や、音楽の趣味の変化によるもの」とのことである。そうしたチェンバロの装飾・構造を見ながら、ヘンリー・パーセルやフランソワ・クープラン、バッハのフーガなどが聴けるのがいいではないか。

午後、森を散歩する。暖かい日差しが森の中に入ってきて、森の中は明るい。

空は真っ青だ。

畑の様子を見に行くと、ブロッコリーが大分大きくなり食べごろになってきた。

その後、冷蔵庫のなかが大分寂しくなってきたので、食材の買い出しに出かける。平日の昼は、さすが「きらら」は空いていた。「きらら」専用の買い物かごを持って行くとレジで、専用かごに買った物を丁寧に詰めてくれるのがありがたい。丁度、かご一杯分になった。

アダージョの森に帰り、大分暗くなってきたが、明日から天気が下り坂なので、柴拾いをやっておこう。それが済むと夕食の準備だ。今日も、買い物に行ったので新鮮な刺身が手に入った。ということで、今晩のメニューはいつものように湯豆腐と手巻き寿司にする。この組み合わせは、何故か飽きが来ないのでいい。

夕食を食べ終えたのは今日も早かったので、食後フルートの練習をする。今日はまだフルートを吹いていない。基礎練習をゆっくりやっていると1時間ほどかかった。その後、「シチリアーノ」「ユーモレスク」「アルルの女 メヌエット」を何回か吹いた。やはり、「アルルの女」が問題で、ミスが目立つのが気になった。今日で11月も終わり、明日からいよいよ師走だ。


2012山行打ち合わせ会(旧交を温める その3)

2011-11-14 | グルメ・クッキング

今日も穏やかな秋の日。天気予報では、冷え込むとのことだが、一向にその気配はない。
午前中、フルートを吹く。いつも通りロングトーン、「毎日の練習」NO7、各調のスケールとアルペジオ、それにトリル練習。続いてアルテ21課のNO1とNO2練習曲だ。NO2には高音のド~ファ♯への飛躍があるが、どうも音を外してしまっていけない。トリルの終結部も上手く決まらないので、何度も練習した。

続いて、11月26日に予定している「小さなフルート演奏会」に向けて、曲の練習をしておこう。何を吹くかまだ決められないでいる。今日は「愛唱名歌」に掲載されている歌を片っ端から吹いてみた。「秋」、「山」、「郷愁」などがイメージできる曲を中心に練習した。

昼からは、久しぶりに国華園へ行ってみる。丁度、菊の展示会が開催されていて平日だというのに駐車場は満杯の盛況だ。チューリップ、スイセンの球根、カサブランカ、シクラメン、などを買った。

今日は夕方から、山仲間が集まることになっている。集合時間までに大分時間があるので、心斎橋のYAMAYAに立ち寄る。フルートの楽譜を端から順にチェックして「フルートbest100」(DOREMI出版)を買う。

道頓堀は相変わらずの人出だ。

千日前の大阪名物の店に立ち寄る。お好み焼きソースなどズラット並んでいた。特に新しい銘柄はなかったの買わずじまいで店を出る。

ジュンク堂~道具屋筋をぶらぶらして時間をつぶし集合場所の中華料理店へ。ほどなく山仲間7人がそろったので、乾杯となる。

皆さんの近況などを話した後、2012年の行動計画を話し合った。2月は恒例の「カニカニツァー」、日程は未定だが、2月の連休は外そうということになった。5月は、新緑の蓼科山に登ろう。5月の第2~第3週の頃の八ヶ岳の新緑は最高なので、是非お越し下さいと皆さんに伝えた。

夏山登山だが、かねて一度、鳥海山登山を計画したが、台風のためにお流れになったことがある。来年は、鳥海山を再度狙おうということになった。日程は梅雨明けの天気が安定している7月20日過ぎがいいだろうということになった。これで、来年の前半の行動の輪郭が定まった。色々料理を食べ、紹興酒で酔いが回ったところでお開きとなった。


汗ばむウォーキング

2011-11-12 | グルメ・クッキング

いつものことながら、昨夜は少し飲み過ぎたようで、今日の午前中は身体が重い。ゆっくり新聞を読み、昨日に続きレコードを聴いていると午前中は過ぎてしまった。

ポカポカ陽気のいい天気になってきたので、昼からはウォーキングをやろう。今日はBコースを歩く。歩き始めると、直ぐにジャンパーは脱がねばならないほど暑くなってきた。近くの公園の桜の木は、あまり紅葉することなく葉が大分散ってしまっている。

清里から帰ってきて、ほとんど歩いていなので、ウォーキングの速度がなかなか上がらない。今日の目的地の「道の駅」は、相変らず人気があり、車がずらっと止まっている。新鮮な野菜が安いので、遠方からも人が集まってきているようだ。

車で来ていないので、あまり多くを買うことができない。買った野菜はリュックに詰め込む。

ずっしりと重くなったリュックを背負うのは帰りの道にはこたえた。街路樹のハナミズキの美しい紅葉を見ながら家へ帰る。

少し休憩して、フルートを練習しよう。ロングトーンをゆっくりを吹く。「毎日の練習」NO7は指の力を抜いて、できる限り音を立てないように指を動かす。各調のスケールとアルペジオは滑らかさに気をつけよう。トリルは、ゆっくりしたテンポから徐々にテンポを上げ、動きにくい指は繰り返す。
21課の練習曲NO1、NO2をやる。どうもGとAのトリルが拙い。滑らかなトリルになるように何度も練習する。トリルの終結部をまとめるのがなかなか難しい。結局、この2曲の練習だけでほとんど時間を使ってしまった。曲は数曲吹き流しただけだった。