フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

東北の山旅 4日目 日本百名山 八甲田山(1584M)登頂

2015-09-27 | 山登り

今日は、朝からいい天気になった。「雪中行軍遭難事件」(1902年1月 日本陸軍の雪中行軍訓練で遭難し199名が亡くなった)で 

有名な八甲田山に登る。喜び勇んで宿を発つ。

100人乗りのロープウェー駅へ行く。9時の始発に乗ろうとする人たちが沢山並んでいた。

10分の乗車で頂上駅に着くと、あたりはガスが深く立ち込めてきた。
今日は、このガスと付き合いながらの登山となった。

「ロープウェー山頂公園駅のある田茂萢岳(たもやちだけ)一帯は、10指に余る池や沼が散在し、高山植物の一大宝庫となってい
るところで」と言われ、遊歩道は八の字のひょうたん型をしている。

その先のところから赤倉岳(1548m)登山道に入り、1時間足らずで頂上に着いた。

その後、井戸岳を超えたあたりからガスが消えて、あたりの視界が広がった。

おむすびのような綺麗な形をした山が多い。

八甲田最高峰大岳の登り口がある避難小屋に降りていく道の右手には湿原が広がり、あたりは実に美しい景色だ。

避難小屋からは、一直線の急登で30分ほどで、大岳の頂上に到着した。
本来なら、360度のパノラマが広がっているところだが、残念ながら全く何も見えなかった。

下山は同じ道をたどらず、湿原をたどるコースを取る。途中で雨が降り出してきたため、道はぬかるみ歩きにくかった。
岩や木の根で滑って転んだりしながら、かなり疲れてロープウェー駅に戻ってきた。

その後、東北自動車道を南下して、安比八幡平にやってきた。泊まった宿は「四季館 彩冬」。
少し小ぶりの宿だが、温泉と料理が良かった。


東北の山旅 3日目 日本百名山 岩木山(1625M)登頂

2015-09-26 | 山登り

重く曇った空模様だが、雨は降っていない。今日は、津軽の名峰岩木山に登る。

念のためスカイラインの道路状況を調べると、なんと、午前中はウォーキングのイベントがあるため通行禁止になっていた。

やむを得ないので、下山後に行く予定だった、世界遺産白神山地のブナ林見学を午前中に行うことになった。

昨夜お世話になった大湧温泉ブナの里「白神館」は、緑と白のさわやかな建物だ。

同じ敷地内にある、白神山地ビジターセンターを訪れる。

大きな建物の中に展示室や映像体験ホールがある。ブナの展示物を見た後、ホールで白神山地の四季の映像を観た。

その後、岩木川の支流、暗門川の歩道を訪ねる。

あたり一帯は美しいブナ林の森だ。

残念ながら、暗門の滝周辺は通行止めになっていた。

その後、岩木山スカイラインの入り口に行き、しばらく、通行再開を待った。
12時30分過ぎに再開したので、スカイラインを終点の8合目まで走る。

さらにリフトで登ぼると、既に9合目に来ている。

そこからは1時間もかからないうちに山頂に着いた。

憧れの岩木山だが、あまりにもあっけなく登ることができたので、少し拍子抜けがした。
山頂は残念ながら、一面ガスがかかっていて、眺望は得られなかった。

下山も同じコースを降りる。山頂にかかっていたガスが時折晴れ、山頂が姿を現した。

今日は岩木さんの東側、八甲田山の麓にある八甲田温泉を目指す。
お宿は、湯治温泉「ぬくだまりの里」。山の中の1軒家で、大きな温泉棟が別にあった。

白濁の温泉で疲れを癒した後、岩木山登頂の喜びを分かち合った。

 

 


東北の山旅 2日目 日本200名山 栗駒山(1627M)登頂

2015-09-25 | 山登り

朝から雨が降っている嫌な天気になった。今日は、岩手、秋田、宮城にまたがる栗駒山(1627M)に登る予定だが、天候が気になる。

名残が原という美しい湿原があるので、まずはそこまで行ってみて雨脚が強まるようなら、今日の登山は中止しようかと言いながら、ぼちぼち登り始める。

なんとも、いい加減な登山となった。登山道は、須川温泉の源泉の横を通る。

ほどなく、木道が敷かれた名残が原に到着。

広い湿原だ。初夏のころには美しい高山植物が咲きあふれるという。今は、リンドウが咲いていた。

丁度そのころに雨が止んだ。それなら、もう少し行こうか、ということで、また登り始めた。

栗駒山の頂上はガスの中なので見えない。
山裾の紅葉が始まっており、空が晴れていたらさぞかし美しいであろう。

ほどなく、昭和湖に到着。1944年の噴火で生まれた河口湖で、エメラルド色に染まって美しい。

そこからの登山道は、急こう配になる。

栗駒山頂下の天狗岩が見え始めた。じっと登り続けると天馬尾根コースとの合流点、天狗平に到着した。

そこからは、強風の吹く稜線登りとなる。ほどなく頂上に到着した。


頂上はものすごい風が吹いているので記念撮影をしてすぐに下山する。

下山は、自然探索コースを取る。笹が2メートル以上も生い茂る狭い登山道なので、下山するのに苦労した。
何本かの沢を横切ると名残が原に戻ってきた。

そこから、出発点の須川温泉はすぐだった。

時間は14時過ぎだが、今日は、白神山地の青森県側の入り口「青森県中津軽郡西目屋村」まで走った。

宿舎大湧温泉ブナの里「白神館」に着いたのは7時を回り真っ暗だった。

温泉で汗を流し、楽しい夕食の時間を迎えた。

 


秋の東北、山といで湯の旅 (1日目 関空~仙台~須川温泉)

2015-09-24 | 山登り

今日から、秋の東北、山といで湯の旅に出かけた。

旅程は29日までの6日間だ。

一緒に行ったのは、「いつの日か日本百名山登頂」を夢見ている、いつものメンバー5人だ

小雨の降る関西空港から仙台空港へは1時間少々の空の旅だった。格安航空ピーチも決して悪くはない。

仙台空港で早速、日産レンタカー借りる。5人で1台の車だ。これは後部座席が狭くなるので、運転している方が楽だ。

東北自動車道を北上し、平泉の手前の一関ICで降りる。そこから地道を栗駒山の麓、須川温泉まで走った。

須川温泉は、食事も美味しく、硫黄の香りが漂う、いい温泉だった。

 


入笠山湿原を訪ねる

2015-06-14 | 山登り

 今日は、大阪から来た8人の女性一行と入笠山を訪ねよう。

天気は曇りだが、雨にはなりそうにないので、梅雨時としてはまあまあだ。

アダージョの森から1時間少しで、富士見パノラマリゾートのゴンドラ登り口に到着。
ゴンドラの運賃は往復1650円だ。ゴンドラの下にはマウンテンバイクのコースが設置されている。

ゴンドラで1780mまで一気に上がる。残念ながら八ヶ岳は雲に覆われているが、晴れていれ
ばさぞかし素晴らしい景色が広がることであろう。

ゴンドラを降りると、あたりは植物園になっている。ドイツスズランは咲き終わり、ニッコウキスゲが咲き始めていた。

そこから入笠山湿原までは少し下っていく道だ。

入笠山湿原ではズミ、レンゲツツジが満開だ。

湿原には、木道が設置されていて、その両側には日本スズランが丁度見ごろを迎えていた。

木道を登りきるとゴンドラ乗り場に戻ってきた。しばらく休憩した後ゴンドラで下る。ゴン
ドラの往復券を購入すると花苗をプレゼントしてくれた。(「レウシア・スーザン」、初め
ての花だが、肉厚の葉で濃いピンク色をしている。)

アダージョの森に戻ってきて、早速、ガーデンパーティの準備をする。炉で焚き木を燃やし
ながら、バーベキューコンロで炭を熾す。大阪から届けてくれた「泉州の水ナス」は手でち
ぎって食べる。

この美味しさは、漬物では一級品だ。肉や野菜が焼きあがってきたら、一同乾杯。

たっぷり日が暮れるまで、楽しい時間を過ごした。