フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

甲州、武州、信州の三国境の山 甲武信岳(こぶしだけ 2475m)登頂

2015-06-02 | 山登り

甲武信岳 深田久弥「日本百名山」より

「頂上に降った一滴は、千曲川に落ちて信濃川となり日本海に入る。
 他の一滴は荒川に落ちて大東京を貫流し、東京湾に注ぐ。
 さらに次の一滴は笛吹川に落ちて富士川となり太平洋のものとなる」

今日は、前々から登りたいと思いながら登れなかった甲武信岳に登る。

梅雨入り前のまずまずの天候である。昨日我が家にやってきた山のメンバーと一緒に5時過ぎアダージョの森出発。6時30分、梓山毛木平に到着した。駐車場には既に多くの車が止まっていた。


7時駐車場発。

今回は千曲川の源流をたどるコースを登る。登山道は整備されていて、勾配もなだらかで歩きやすい。

シロバナヘビイチゴ

ツマトリソウ


ナメ滝が現れた。

千曲川源流まで0.9㎞の標識」

 

コバイケイソウかな、花が咲いていないのでバイケイソウとの区別がつかない

渓流の流れは、源流の雰囲気になってきた。

しばらく行くと「千曲川 信濃川水源地標」地点に到着した。

その下のロープを張っているところが、「源流の水汲み場」になっている。

シラビソの樹林帯を登る

しばらくすると、国師ヶ岳~甲武信ヶ岳の縦走路に出る。

樹林帯の中から富士山が見える。頂上直下のガレ場から頂上まではひと踏ん張りだった。

12時甲武信岳(2475m)頂上到着。左手(南方向)に富士山が見える。金峰山や瑞牆山もよく見えるが、八ヶ岳は雲の中だった。

山々を見ながら昼食を取る。

13時 甲武信小屋到着。手作りのような古びた山小屋だ。まずは、登頂を喜び乾杯をする。

その後部屋でしばらく休憩をする。

午後5時半、広い食堂で夕食のカレーライスを食べる。大盛りにしてもらった。その後、ビデオ観賞会があった。8時に消灯。夜中に雨の降る音がする。

 明くる6月3日は、朝から雨が降っている。5時に朝食を食べ、雨具に身を包んで、朝6時に小屋を発った。登りと同じ道を下山し、10時30分、梓山毛木平駐車場に戻ってきた。

その後、「ヤッホーの湯」に浸かって登山の疲れを癒した。

 


2015山行き計画を話し合う

2015-01-26 | 山登り

今日は、2015年度の山行き計画を話し合うため、いつものように根城である、ミナミの「」に集まった。

まずは、軽く乾杯したあと、料理を食べながら、このほどギリシャ旅行から帰ってきたMさんの話を聞く。

ギリシャは人口1000万人ぐらいで国土の広さは、日本の三分の一ぐらい。意外と小さな国だ。英語は通じるが町の人は英語はあまり話せない。

アクロポリスやパルテンノン神殿など、国中いたるところに世界遺産がある。

治安は良い、財政危機と言われているが、人々は、陽気に暮らしている、などなど。記念にマグネット」を頂いた。


その後、本題の今年の山登りの話となった。毎年、「日本百名山」を登ってきているが、
清里周辺の「甲武信岳(こぶしたけ)」はどうか、との提案あり。甲武信岳は、文字通り

山梨県・埼玉県・長野県の3県の境にある標高2,475mの山で、これまで登った瑞牆山、金峰山の続きにある
山だ。塩山から入っていく。山小屋もあるので、歩きやすい、とのこと。

無理をせずに体力にあわせてのんびり登山を楽しむのがこの会の趣旨だから、「歩きやすい」ということで、皆さん大いに納得。

日程は5月中下旬になるが、それまで、足慣らしをしておこう、ということで散会した。


無事下山する

2014-09-30 | 山登り

今日も申し分ない天候だ。5時40分前にご来光が始まった。

もの凄い風が吹いていて寒いなか、しばし、その美しさに見とれる。

朝食は5時45分から、ご飯はお代わりをして、しっかり食べておこう。

小屋前で記念撮影をして、6時30分下山する。

稜線の左手=赤岳鉱泉から猛烈な風が吹き付ける中、頂上直下のガレ場を下る。天望荘からは横岳の登りとなる。

ほとんどの花が散ってしまっていたが、岩稜にへばりついてカワラナデシコ咲いていた。


それを登りきると、8時30分過ぎに三叉峰分岐に着く。北東方面に浅間山がどっしりと浮かんでいる。

左手に川上村、右手には清里のスキー場がよく見える。

ここからは、杣添尾根をどんどん下っていく。全く変化のないシラビソの樹林帯なので、現在位置がほとんどわからない。

11時50分、北沢の支流の美しい流れを渡る橋に戻ってきた。

そこからはほどなく別荘地に入り、12時30分少し前に、登山口に到着する。久しぶりの登山なので、足がふらふらになってしまった。

その後「八峰の湯」(ヤッホーの湯)に浸かって登山の疲れを癒した。入浴料500円は安いし、
食堂で食べた料理がリーズナブルでボリューム満点だったのには驚いた。

今日も食材を買い出し、アダージョの森に戻って赤岳無事登頂の祝杯を上げた。


赤岳(2899m)に登頂する。

2014-09-29 | 山登り

朝4時過ぎに起きると雲一つない快晴だ。朝食を慌ただしく食べて5時過ぎ出発する。

八ヶ岳には、いろんな登山ルートがあり、東麓側からでは「真教寺尾根ルート」「県界尾根ルート」「杣添尾根ルート」などがあるが、今回は、「八ヶ岳高原海の口自然郷」からの横岳「杣添尾根ルート」を登る。

午前6時30分登山口発、最初は別荘地の中を登り、それが終ると東屋のある、ほとんど埋まってしまっている貯水池に出る。そこから本格的な登山道になる。うっそうとしたシラビソの樹林帯を、ただひたすら登るという、いたって単純な山歩きだ。

木々の間から、赤岳の頂上や、富士山などがちらちらと見えるのが、唯一の救いだ。(午前9時30分頃)

木々が紅葉してきてきていて美しい。

樹林帯を抜けハイマツ帯に入ると、視界が開けてくる。俄然気分がいい。
11時過ぎ三叉峰下の八ヶ岳縦走路に出てきた。富士山が美しい。

そのまま詰めると三叉峰頂上だ。そこで昼食休憩を取る。北アルプス槍穂縦走路がくっきりと見える。

御嶽山からは不気味に白い噴煙が立ち上っている。亡くなられたみなさん方のご冥福を祈るとともに、一日も早い遭難者の救出を願うばかりだ。

そこから、いよいよ、縦走路を詰めて眼前の赤岳を目指す。

横岳南面の急なガレ場を下ると、赤岳天望荘小屋前に出る。そこから、最後の赤岳の登りが、きつい。

それを上り詰めると、赤岳頂上山荘の前に出てきた。眼下に天望荘から南の縦走路が見える。標高2899メートルの赤岳頂上へは午後2時に到着した。

頂上山荘に宿泊手続きをした後、しばし休憩する。5時からの夕食が楽しみだ。

ほどなく日没を迎えた。


 


赤岳に登る(杣添尾根ルート)

2014-09-28 | 山登り

八ヶ岳の麓に山荘を建設して以降、硫黄岳や蓼科山には登ったが、肝心の八ヶ岳主峰に登っていないことに
やや心残りがあったが、山仲間と話し合い、ようやく9月28日から3泊4日の日程で赤岳に登ることになった。

台風17号が日本列島に近づいてきていたため、雨の予報が出され、日程を変更しようかと悩んでいたら、なんと、
台風の進路がそれて、29日から30日にかけてはおおむね晴れの予報に変わった。

それならと、一行6名は2台の車に分乗し、28日朝7時大阪を発ち八ヶ岳を目指した。

途中、駒ケ根インターで高速を降り、光前寺前の蕎麦屋さん(やまだや保翁)で昼食を取る。

腰があるというほどでもないが、癖のない食べやすい蕎麦だった。

店を出たとこから見た中央アルプスは紅葉真っ盛りだ。


その後再び中央道を走り、小淵沢で降りて、白州「尾白の湯」へ立ち寄る。生憎、大きな風呂が故障しているというハプニングがあった。露天風呂からは、明日登る八ヶ岳がよく見ることができた。
長坂のスーパー「オギノ」でお酒と食べ物とたっぷりと買い込み、アダージョの森へは4時過ぎに到着。

5時からは、明日に向けて英気を養おうといいながら、いつもながらの楽しい宴会となった。