フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

シロバナホトトギス 白楽天?

2020-09-10 | 山野草

白花のホトトギスが庭に咲き始めた。
これは花友から頂いたものだが、繁殖力が旺盛で、いろんなところに種が飛んで咲いている。
どうも、「白楽天」という品種のようだが、詳しくはわからない。

6枚花弁で根元に黄色い斑点が付いている。

真っ白な花弁なので、清楚な雰囲気が漂う。

蜜が甘いのだろう、写真を撮っているときも、虫たちが飛んできて入れ替わり花の中に顔を突っ込んでいる。

日がよく当たるとシャキッと立ち上がり、株が横に広がる。

こちらは、やや日当たりが悪いので、日を求めて傾いてしまっている。

(シロバナ)ホトトギス(杜鵑)

学名:Tricyrtis hirta
その他の名前:トード・リリー(Toad Lily)
ユリ科 ホトトギス属


ヘレニウム 秋に咲く黄色の花

2020-09-09 | 山野草

今朝は清々しい青空が訪れた。残念ながら南アルプスの全容は見えないが・・


中花壇の西側にヘレニウムが咲いている。

花の中央が大きく盛り上がったユニークな形から、ダンゴギクと名付けられている。

ヘレニウムは北アメリカが原産地で40種ほどある中で、これはオータムナーレ種で、名前の通り秋咲きだ。

花びらの間に独特の空間がある

東隣に大きく育ったコナラが4本並んでいて、だんだん日陰になってきている。

移植すればいいのだが、庭の中で定位置を占めていて、これがこの場所からなくなるのも寂しいので置いている。
株分けという手段もあるので、一部を日当たりのいいところに移植しようかな。

ヘレニウム

学名:Helenium
和名:ダンゴギク
キク科  へレニウム属


吾亦紅~ワレモコウ 秋を感じさせてくれる

2020-09-07 | 山野草

今日は、台風10号来襲の影響で、八ヶ岳の森の中でも強風が吹き荒れた一日だった。
またも、九州地方を縦断するとのことだが、被害が最小限に食い止められることを祈るばかりだ。

夏の終わりごろから、吾亦紅が咲いている。
畑の土手には初夏のアヤメと必ずセットで生えてくる花で、八ヶ岳にやってきた時には「これがワレモコウか」と感慨深かったことを覚えている。

アダージョの森にもいろんなところで咲いていて、時として、こんなところに出てきてもらっては困るのだが、と思うこともある。
花は小さいが、掘ってみるとごつい根が出てきて驚く。一度根ができると絶えることのない強い花だ。

花は枝分かれする茎の先端に密集してつき、1~2cmほどの短い穂になっている。この穂に2mm弱の小さな花があり、花弁はなく、赤みを帯びた茶色の部分は萼だ。

ポツンポツンと散らばる穂の形といい、赤茶色の色あいといい、秋を感じさせてくれる花だ。

ワレモコウの穂の先に赤トンボがよく止まる。

吾亦紅 さし出て花のつもり哉 (一茶)

 

ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)

学名:Sanguisorba officinalis
バラ科  ワレモコウ属


ヘリアンサス・レモンクィーン 爽やかな黄色

2020-09-06 | 山野草

少し掲載が遅くなってしまった。
庭の夏を彩る鮮やかなレモンイエローのヘリアンサス・レモンクィーンが南側の外側にひと夏の間咲き続けた。

成長力旺盛で、放任していてもどんどん増える頼もしさがある。

さわやかな黄色なので見ているだけで元気になってくる。

 

別名をヤナギバヒマワリと言われ、ヒマワリを小型にしたような花がびっしりと咲く。

右側にはイボタノキ、左側はヤマブキが伸びてきている。
写真では小さく見えるが実際はかなり大きい。

この3種とも成長の速さを競いあっているかのようだ。

ヘリアンサス・レモンクィーン
 
学名:Helianthus ‘Lemon Queen’
和名:キクイモ、ヤナギバヒマワリ、コヒマワリほか  
その他の名前:宿根ヒマワリ
キク科  ヘリアンサス属(ヒマワリ属)

ガウラ 白い蝶が群れ飛ぶ

2020-09-05 | 山野草

ガウラが庭で風に揺れている。

夏の中頃から咲き始めて、徐々に姿を大きくしながら咲き進んできた。

花の形から、白蝶草ともいわれ、さながら白い蝶が群れ飛んでいるような姿に見えるとか。

なんとも言えない優雅な姿が美しく、大好きな花だ。

ガウラを3か所で育てているが、やはり日当たりが好きな花で、日当たりが悪いと花つきも悪い。

花弁は4枚で上半分にあり、長い雄しべが下半分にあるというユニークな形が美しい。

7月の初めに、「日野春ハーブガーデン」で新たに苗を購入して、中ガーデンで育てている。これは、アケボノという品種

これはホクトという品種

この二つの品種を混植して植えている。これまでは背が高い品種が普通だったが、これらは、あまり高くならない品種のようだ。

ガウラ

学名:Gaura lindheimeri
和名:ヤマモモソウ(山桃草)  
その他の名前:ハクチョウソウ(白蝶草)

アカバナ科 ヤマモモソウ属(ガウラ属)