フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

初詣で般若湯を楽しむ

2013-01-03 | 日記

明けましておめでとうございます。

今年も箱根駅伝から目が離せない正月だった。予選会から勝ち上がった日本体育大学が、往路優勝した。砂埃舞う強風をものともせず、箱根を駆け上がった5区服部が素晴らしかった。日体大は、復路は一度も首位を譲らず、2位の東洋大を5分近く引き離して優勝した。

それにしても、5区の山登りでのデッドヒートを制することが優勝につながるという流れだ。柏原のいない東洋大は敗れた。日体大は、昨年19位に落ちた時、キャプテンは3年生を差し置いて2年生から出すとした別府監督の指導により、選手の意識ががらっと変わった。悔しさをバネにして、「ぬるま湯」意識改革を具体的な形に現したことが勝利につながったと言える。5位早稲田の渡辺監督は「いつも4、5位で甘んじていたら優勝はできない、また0からスタートする」と涙声で語っていた。

箱根駅伝の流れが分かってきたのを見届けて、初詣に出かける。明るい日差しがあるものの、風が強く寒い。今年は、西国三十三箇所 第五番札所「紫雲山 葛井寺」にお参りしよう。

参拝客はそれほど多くないので、境内は静かだ。家内の安全、健康を祈る。お参りを済ますと「般若湯」(仏教ではお酒のことを般若湯という。)が置かれていたので、柄杓で掬って味わう。酒は、地元藤井寺で90年続く酒蔵「藤本雅一酒造醸」の「松花鶴」。あっさりした飲み口だった。

寺の正面を南に歩いていくと、このお酒を作っている「藤本雅一酒造醸」の長い酒蔵と板塀が続いている風情のある道に続いていた。