庭のあちらこちらにホタルブクロが咲き始めた。このあたりのホタルブクロは、その変種のヤマホタルブクロである。
ホタルブクロは、萼片の間に付属体があり、それが反り返っているのに対して、ヤマホタルブクロは付属体がなく、萼片の間が盛り上がっているだけである。
ホタルブクロという名前の由来について、本多郁夫さんが「石川の植物」(http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/)で詳しく説明されている。
「火垂る(ほたる)」説。提燈のことを”火垂る袋”あるいは”火袋”と呼ばれていて、ホタルブクロの花の形が提燈に似ているので、”火垂 る袋”と呼ばれた。
子供がその花に蛍を入れて遊んだことから名づけられたという説もある。2番目の説のほうが楽しいが、実際的には、どうかな、という気がす る。
今年はヤマホタルブクロが「豊作」なのだろうか。庭の中に咲いている花の数が半端ではない。日当たりのいい、畑の法面に一杯咲いているの
で驚いた。
ヤマホタルブクロはいろんな色のものが咲いている。
赤紫色のもの
ピンクがかったもの
白いもの
いつも下を向いているので、花の中はどうなっているのかなと思い、花を持ち上げてその中を撮影した。花の表面に毛があり、中央に雌しべがある。