フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

結婚式

2008-12-14 | フルート

甥の結婚式が、神戸であった。結婚式に出席するのは何年ぶりになるだろうか。場所は、結婚式場を併設している、神戸北野のレストランだった。

新郎新婦とも明るく、素直な人柄で、出席している私たちにもすがすがしい気持ちを与えてくれた。フルート演奏の機会を与えてくれたので、バッハカンタータ147番「主よ人の望みの喜びよ」を吹く。CDのピアノ伴奏に合わせるのはなかなか難しく、「走らすゆっくり吹く」のを心がけた。最初上がってしまって、うまく音が出なかったが、中ごろから、自分なりにも度胸がついてきて、何とか吹き終えることが出来た。やれやれである。出番まではお酒を我慢していたので、演奏後飲んだビールとワインは最高に旨かった。


PTP購入

2008-12-13 | フルート
今日11時から新大阪のムラマツ楽器店でフェアがあった。たまたま以前から欲しかったPTPの中古が出ているというので開場10分前にに行く。試吹してみるとパリッとした音が出た。キータッチも軽やかだ。やはり良いものは違う。Eメカ付きは少し高いが、高音のEの鳴りが安定しているし表面のキズが殆んどないので満足し、これに決めた。他の来場者か色々吹き比べているのにえらい早い決断だ。

新しい曲を始める

2008-12-11 | フルート

今日は、フルートレッスンの日だった。発表会が終わったので、今日からは新しい曲だ。その前に、これまでやってきているアンデルセンのNO2を吹く。これがなかなかの難物で、苦労する。テンポが速い、♯♭が多い、音の跳躍が多いなど。今日は後半がうまく行ったのだが、音の伸ばし、前半が上手くいかなかった。来週が今年最後のレッスンなので、来週で仕上げるように先生から言われる。

次は、新たらし曲、テレマンだ。前半はゆっくりしているが、後半がアレグロで指が回らない。おまけに私がもらっていた楽譜にはスラーの記号が抜けていて、先生がおかしいなと指摘され分かった。次回は訂正したものを頂くことにして、今週は、とりあえずこれで行くことにする。

その次は、14日の甥の結婚式で演奏する「主よ人の望みの喜びよ」だ。CDに合わせて吹いてみたが、途中からどうしても早まってしまう。3回吹いて、やっとテンポを合わすことが出来た。やれやれ、である。

写真は、夕方、中之島を通ったときに見た「中之島ルミナリエ」。


モーツァルト

2008-12-10 | フルート

発表会でモーツァルトのアンダンテを演奏したが、短い曲だが装飾音、トゥリル、スタッカートありで、変化に富んだ曲だ。丁度、宇野功芳著作集3巻を読んでいて、気になった下りがあった。モーツァルトの数少ない短調の曲は名曲といわれているが、宇野さんは、モーツァルトのいいのは長調の曲だといい、次のように言っている。

「だが、モーツァルトの音楽は、表面がどれほど明るく、優しく、幸せいっぱいでも、内部にはぞっとするほどの寂寥の風が吹いている。死の匂いがする。ため息が聞こえる。病的な翳りがある。口元には微笑を湛えていても、眼には涙が光っていることもある。この事実に気がつくと、人はもはやモーツァルトから離れなくなってしまう。モーツァルトと心中したくなる。」

「疾走する悲しみ」といわれるモーツァルトの曲。このアンダンテも、転調するときの流れが、一瞬だが暗くなるところがある。宇野さんの指摘するところが感じられる。

そうしたことを思いながら、アンダンテを吹くと、少しだがモーツァルトに近づけたような気がしてきた。


次は甥の結婚式

2008-12-09 | フルート

6日のフルート発表会、終わってしまうと何となく虚脱感が襲ってきた。やはり、自分なりに、力を入れて取り組んできたのだなと感心する。力を本番で発揮することが如何に難しいものであるか、いまさらながら納得する。本番で上がらないようにするためにはどうしたらいいのか、研究する必要がある。

発表会の次は、甥の結婚式だ。14日に神戸である。私がフルート演奏したいと申し出てかなったものだ。曲目は、バッハのよく知られた「主よ人の望みと喜びよ」である。CDの伴奏で演奏しようと何回か練習しているが、どうもテンポが伴奏のピアノ合わない。難しいものである。

そうも言ってられないので、練習する。毎回どこか間違うのが気にかかる。それも愛嬌と言えば愛嬌であるが。