今朝、岸辺さんが言ってたよ。
「ひらっちさんが今朝、車で さくらの前を通ったね! いつも さくらの前を通ってご出勤なのねぇ。
さくら大好きな ひらっちさんらしいねえ。すずちゃんも さくら大好きだもんねえ。辞める時、泣くよ・・・」
バックヤードで定番の荷物をカット台車に積み替えていたときの話です。
岸辺さんは気付いていたんだよね。そのとき すぐには言わなかったけど、私も岸辺さんと一緒に居たときだったんだ!と、今、ひらっちからのメールを読んで知ったよ。
ごめん。全く気付いてなかった・・・。空箱に気を取られていたからね~。
車で、ぶっぶっ! とクラクションを鳴らしたそうだけど、私は全く気付かずに。。。
この周辺を行ったり来たりするのも、あと一週間ばかり。
西村チーフがパートさん全員に異動の話を神妙な顔でなさったのも、ここだった。
「いい雰囲気で仕事が出来たし、楽しかった・・・」
そういいながら、西村さんも涙ぐんでいたっけ・・・。
辞める時、きっと泣くよ・・・かぁ。
私がここで初めて泣いたのは、上司異動のときだった。
その次は、雪印や不二家などで賞味期限の不正が発覚し、本社も賞味期限に過敏になった時期・・・。
2年以上も前の日曜日。
2時間残って調べると、結構、賞味期限が近いもの、切れたものもあって、翌日、矢木さんに会った時、そのことを話しながら何故か涙が出てきた。
周囲に店長が居たからか、矢木さんは私をスウィングドアの向こうへ手招きし、
「今朝、店長が(修ちゃん) 「昨日、鈴木さんが残って賞味期限チェックをしてくれました」 っていうから、私も言ったんよ。ボリューム良くって本社に言われれば、どうしても、次はそうなるって・・・」
そのとき。。。。
店長が、「矢木さん!」 と大きな声で呼びながら、私達二人の前に来た。
店長は調味の商品の何かについて、質問していたみたいなんだけど、話の内容は聞こえているようで 私の意識としては聞こえてはいなかった。
店長と矢木さんが話している間、傍観者のように ぼーーっとしていた私も、次第に店長の表情が見えてくる。
店長は・・・・矢木さんと話ながらも、ただ・・・心配そうな表情だった。
部下の失敗の責任を取るのは主に店長と副店長で、それでも本社から下りてくる指示を私たちに下ろすときは一方的にならず、質問もしやすい雰囲気で、「そういうことなら、そうしようか、いいよ」が口癖というほど、よく部下の意見を取り入れて・・・。それが店長。
ここには書けないこともある。店長に迷惑がかかるから。でも、部下は守るもの、という思いやりに溢れていた。
南副店長は、ちょっと若い分、瞬間湯沸かし器のように、顔は真っ赤になるけれど、(ゴメンなさい!) その後のフォローが素早かった。
一分の間も入れず、即効でジョークを言って、定番の荷出しを手伝ってくれる。こんなとき、南副店長が持ち出す話題は 決まってオーストラリアか英語に関すること。「上司」という立場上、しっかりと叱るべきときは、注意する。その後は落ち込んだ私を立ち直らせようと最大限の努力する。南副店長独自のパフォーマンスに爆笑し、元気になった。そして、次は頑張ろうと思う。クリスマスが近付くとベーキングパウダー、年末にはタンサンと発注しながら思い出すのは、南副店長の指導が厳しくも部下の成長を喜ぶ人柄だからだ。温和で調整役をかってでる西村チーフにパートさんたちの人気は流れがちだったけれど、実は南チャンの隠れファンも多い。(爆) しっかり、言うべきことを言える上司、を求めるからだ。えこひいきなく。
桃木副店長は、「俺がパートさんたちを守る!」と断言してくれた。
実際、両方の意見を聞いたし、一方的ではなかった。
何かあった? さっき、泣きそうな顔していたから、と聞いてくれた。
時々、投げキスをしたりして、みんなを笑わせ、場を和ませる。
そういう上司達だった。
最近、思い出される 以前、お世話になった上司達。
勿論、今の上司達にもお世話になってはいるが、いざ、辞めるとなると、
あのとき、あの頃、あの瞬間・・・と何かにつけ、タイムスリップしてしまうらしい。
感傷的になりやすいからかなぁ。
先日、岸辺さんに渡した引継ぎファイルの感想を聞いた。
「面白かったよ。笑ったよ~!」
コラムとして、「黄金の週はぬか漬けウィーク」と、「勉強熱心な」 そして、「お盆=バカ売れ=欠品」を入れた。異動した歴代の上司たち・・・店長、南副店長、西村チーフ、桃木副店長が登場し、季節商品の動向について、触れているからだ。
更衣室で渡したとき、最初の方を読みながら、
「懐かしいねぇ・・・これを見たら、すずちゃんを思い出すね」
と、呟いていた。
私も皆を思い出す。
今日は本当にありがとう~。
すず
