昨夜のクローズアップ現代のテーマは2つあり、その内1つは老後資金が足りない! お金が貯められない! ファイナンシャルプランナーによれば、「家族で話し合いが出来ている家庭は、貯蓄出来ている」 らしい。 言いずらいことも言う、逃げない、はぐらかさない、風通しが良い、何でも話し合える家庭ということだ。 内の父は、こういう番組のテーマを耳にすると即、2階の部屋へ逃げる。 昔からだ。 昨夜もそういう訳で、一人で途中まで観た。(テーマが引きこもりに映って5分くらいまでしか記憶になく、要するに眠ってしまった)
印象的な家族が画面に映し出されていたので、思わず身を乗り出した。私と同世代くらいの両親と娘2人、息子の家族。大学受験を控えた長女はエレクトーンを4年前から習っているらしい。
「次の級に上がるのに、ペダルがもう一つ欲しいけど、親に言い出せない」
この場合の 「言い出せない」は、日頃の家族会議により、出費がどれだけかかり、家庭を回すのが大変かという点を長女が理解し、我慢しているから。 専門家は褒めていた。 私も、「偉いな! 流石お姉ちゃんだわ!」 と思いつつ、小学校低学年、中学時代の3年間、 ”癒し”を求めてエレクトーンが欲しい熱が最も高かった頃の自分を思い返していた。
「大人になって自分で買いなさい!」
この ひと言でおしまい。 遠慮なく「欲しい」と言っていた自分を少しだけ反省し、
でもさ。絶対買ってくれないって分かっていたから言えたことかもね、と思い…。
大学生になり、アルバイトが30万貯金できると、
「海外か? エレクトーン購入か? 物か? 体験か? それが問題だ!」
To be, or not to be, that's the question! のごとく、貯金通帳を手に悩んだりもした。
結局、選んだのは海外行き。
エレクトーンは40年以上も我慢したが、若かったからこそ感じた、出来た、思い切った体験も… その一方で、 ”安定”とは無縁なので、クローズアップ現代のテーマは、自分にピッタリ。
未だに祖父名義となっている土地問題も…。秋には母もこちらへ戻る筈なので、今度こそ家族会議をしようと思っている。
右肋骨骨折後、新曲に挑戦していない私。 月刊エレクトーンを購入し、自力でなんちゃって演奏をすることが趣味だけど、そこから先へ進まない。
今回のグリーンスリーブスは、娼婦の曲…?だとは知らなかった。緑色の袖って、そういう意味合いだったのか…と初めて知った。 作曲者は誰だか分からない、イギリス民謡で、シェイクスピアの頃、演奏・謳われるようになったらしい。
自分が弾くのは昨年の秋以来となる。 何となく物寂しい曲調といい、哀愁を感じるメロディーラインと音の重ね方… 小鳥のさえずりを背景に流し、明るく清らかなイメージで演奏しているラテン系の人もいた。 色々なバージョンが楽しめるのがエレクトーンの良さだけど、 やっぱりグリーンスリーブスは人間の哀しさと生きる強さを感じさせる曲だと思うな…
PS 今夜9時、FBSで有川浩さん原作、『旅猫リポート』が放送されます! (ただいま録画中!) 北海道へ向かう猫と飼い主の旅の結末は…きっと涙無しには見られないでしょうね。あの著書、とっても良かった! 2時間ドラマとなって登場です。