昨日は自分にとっては連休二日目だったため、(本日より通常通り)夜はどっぷり読書タイムでした。
私が ”予想した通り!” 井沢さんの「逆説の日本史」シリーズをご存じの方が多いですね。
こちらが目次; 「恋人の名を口にできない古代人のタブー感覚」
万葉集には 「あの人の名を口にしてはいけないのに 恋しくて 恋しくて ついつい、名を呼んでしまった」 といったような内容の和歌が詠まれていました。井沢さん曰く、古代人にとって、相手の名を声に出して呼ぶということは、「おれの女になれ!」というくらい強い意味だった(?)
ここまでの説明だけだと、「へ? そうかいな?」と半信半疑でしたが、海外の例を上げられると確かに…
大学で、アジア系の学生が教授に Sir, と呼びかけたところ、
”I am too young to be called, "Sir" (サーと呼ばれるには、自分はまだ若すぎる!)と言ったことを思い出しました。 ミスター誰だれ、とも呼ばせませんね、確かに。下の名前、(英語ではファーストネーム)で呼んでくれ!とホストファミリーにも言われました。ずっと年上なのに。しかも下宿先の父と母。日本の大学で教授を 「まことさん!」「みちこさん!」なんて学生が呼んだりしたら… 😨
日本人にとっては、それだけ下の名前で呼ぶということは、相手に対する「親しみの現れ」でもある訳で…西洋文化との「違い」は大きいとは思います。
言霊
一言でいえば、日本では、「言葉にしたことは、それが不吉なことであればあるほど、未来が本当に、言葉通りになってしまうかもしれない」とタブ視される、ということ。
だから、「日本が〇〇と戦争状態になれば、負ける」とは言いにくく、辻氏のようなイケイケドンドンな人が幅を利かせるようになり… ちょっと飛躍のし過ぎですね💦
では、他の例を~:
西洋は、結婚する前に 「離婚した場合の取り決め」を弁護士を立てて行うカップルも結構いるのですが、この話を現地で聞いた私はとても驚き、「こんな弁護士さん商売は、日本では受け入れられないだろうな」と言ったものでした。 これって無意識でしたが、
「結婚する前から、そんな不吉なことを言って、その通りになったらどうするの!」という恐れ~つまり、言霊だったんだな~と。
〇日本のロゼッタストーン。面白かったです。中国語と日本語。同じことを書いている筈なのに、中国語には「ない」感覚
〇柿本人麻呂を例に、詳しく掘り下げられているところが興味深かったです。「徳」のおくりなが贈られた天皇、或いは聖徳 同様、
何故、柿本人麻呂は『歌聖』となったのか?
〇最後に結論だけ書くと、万葉集にも「鎮魂」の意味があったのですね。
一つひとつについて書いていると寝る時間が無くなるので、この辺で~
今日は非常に暑かった!です。32度! 今も雨が降っているので、窓を開けられず、室内は蒸し暑くて死にそう… 💦