日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

木曜日だった男 一つの悪夢 著:チェスタトン

2021-09-11 00:04:32 | 読書

 4日かけて、職場で、自宅で。ゆっくり読みました。

最初の章を読み終えた時点では、

「なんだ? 二人の詩人が 秩序がどうの、無秩序がどうの、無政府主義がどうの、と言い争いしてる。なんか、退屈そうだなぁ...」

「選ぶ📚を間違えたかも? でも、新訳が出るくらいだから有名なんだろうし、頑張って最後まで読むか...」

そんな感想だったのです。

 と・こ・ろ・が!

第二章以降、突然、ハラハラドクンドクンが止まらない!

身元を隠し、敵方へ潜入するシーンに始まり、特に麻痺があり歩くのもやっと、という老人に尾行される章。

逃げても逃げても、「今度こそ杖の老人を巻いた!」と思っても、追いつかれている!

心臓に悪い... 特に杖を床に、ドン!とつかれたら

 

ホラーでありサスペンス。誰が敵で、誰が味方?

そもそも、無政府主義とは、どのような犯罪組織なのか?

爆弾テロを阻止できるのか?

予想だにしなかったスケールの大きすぎる冒険が始まっていたのか、踊らされているのか?

壮大な冒険であり、哲学でもある。

 

こんなに面白いのに、それほど作家名を知られていない気がするのだけれど。

自分が知らなかっただけ???

 

最後に「解説」に目を通し、作者は詩人であり、ジャーナリスト出身だと知った。

元々、当時、有名だった作家たちの批評を多く書いていたらしい。例えば、『宝島』やジーキル博士とハイド氏 を書いたスティーヴンスン等。

 

 そして~

「最初に解説に目を通す読者の方、残念でした! 本文の内容には一切、触れていません」

とのこと。

私はここ、ブログで触れすぎてしまった… かもしれない... とはいえ、何も書かない訳にも...。

 

  最後に~

これまでに読んだ海外サスペンスものでは、ピカ一 

一章だけが自分には訳が分からず退屈だったが、その先は絶対に読者を飽きさせないどころか、面白すぎる!

どんでん返しが10回以上...  これ以上の解説は必要ないかな。

Comments (10)
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