NHK Songsに山崎育三郎さんが出演するため、楽しみにしており、「それまでには記事を書いて…」慌てて番組を拝聴していました。
ちょうと、朝ドラエールでも歌い、感動のシーンだった 「栄冠は君に輝く」を歌っていた、その時。 地震情報が!
震度5強⁉ テレビ画面を見ていると、かなり揺れている様子。ブロガーさんの中には、今回地震があった地区にお住まいの方もいらっしゃるので心配です。皆様、大丈夫ですか?
NHK Songsに山崎育三郎さんが出演するため、楽しみにしており、「それまでには記事を書いて…」慌てて番組を拝聴していました。
ちょうと、朝ドラエールでも歌い、感動のシーンだった 「栄冠は君に輝く」を歌っていた、その時。 地震情報が!
震度5強⁉ テレビ画面を見ていると、かなり揺れている様子。ブロガーさんの中には、今回地震があった地区にお住まいの方もいらっしゃるので心配です。皆様、大丈夫ですか?
イスラム教は戒律宗教で、「豚肉を食べるな!」「酒は飲むな!」と戒律が厳しい。一日に何度も「お祈り」をし、かつてイスラム教徒と同居していた私は、「大変だなぁ…」と思っていた。
一方、聖徳太子によって、最初に日本に広がった「仏教」は、井沢さん曰く「戒律に極めて欠けるものがある」(50ページ2行目)
もともとの仏教は、釈迦の仏教でも大乗仏教でも、僧侶については戒律を守るものであったのに、どこでそれが違ってきたのだろう。その原因を作ったのは、最澄なのである。彼は「大乗戒」には独自の戒律があってしかるべきだ」という考え。(50ページ5~7行目)
日本人は昔から「ルール」を決めるのが苦手で、(学校の校則は厳しいが)「ルールよりも気の持ちよう」だと井沢さんはいう。日本の仏教では、女犯戒は表向き、隠し妻がいる僧侶も昔から多かったそう。今は僧侶も結婚するのが当たり前。この戒律を最初に破ったのが鎌倉時代に生まれた親鸞で、公の場で「妻がいまーす」と発表した最初の僧侶だとか。👀 二千年の伝統的戒律を破った勇気ある僧侶だわ…
中国僧の鑑真が嵐にあいながら、しかも失明しながら、遥々日本へやってきた、という話は私も小学生の時、ジャポニカ学習帳の裏表紙に書いてあったので、読んで知っていた。ただ、その目的が「戒律」を伝えるため、だったということは、この本を読んで初めて知った次第。
空海(平安時代・高野山)は密教で、最澄(同時代)は顕教(密教の反対語で密教以前の仏教を指す)
ところで、密教とは何か? 密教は「面接」を重んじる。すなわち、書物(経典)ではなく、優れた修行者との触れ合いによって、心理を体得するのだ。身体で感じて言葉で共鳴し意識で自分のものにするとでも言おうか。これを真言宗では、「身・口・意の三密」という。(62ページ1行目~3行目から抜粋)
令和の三密とは、随分と意味が違いますな。言葉は存在しても、使用する際の意味が違っていた; 幕府という言葉はすでに鎌倉時代にあっても、江戸幕府のような意味では使用されていなかった、と前回書いたっけ。ここにも似た例を発見☆
平安時代に一世を風靡したのは、貴族に人気だった浄土宗。修行による悟り(解脱)より、浄土への往生(おうじょう)を重視するので、今でも死ぬことを「大往生」という。仏教から来た言葉だったとは…
極楽浄土へ行くには、十回、念仏「南無阿弥陀仏」を唱えるとよい。これは源信が主張。ただし、善行を行った上で。
この浄土教普及の洗堀者は、平安時代中期の名僧、空也(くうや)903-972年。観想念仏(かんそうねんぶつ)とは、極楽浄土の有りさまを出来るだけ観想(思い浮かべる)すなわち、現代風にいえばイメージトレーニング。宇治平等院鳳凰堂は、極楽浄土をこの世に再現したもの。藤原道真が京都に建立した法成寺(ほうじょうじ)も、観想念仏のためだった。(66ページ~74ページまとめ)
ここからようやく、鎌倉仏教。浄土宗は、藤原道真のような金も暇もある貴族向け。これでは大勢の人を救えない。この点に疑問を持ったのが、法然(ほうねん)。法然は、自力で行う修行を一切排除し、阿弥陀如来の絶対的な力(これを特に他力本願という)を信じ、それにすがって往生を遂げようというもの。
15才で出家し比叡山で厳しい修行を積んだ法然が、上記の結論に至ったのは、43才の時。彼の弟子、親鸞は妻がいると公言し、浄土真宗を広げる。帰国後、初めてこの著書を読んだ際、うちの父方、母方、どちらも浄土真宗なのは、「貴族じゃないから。農民だったんだな」と思ったことを覚えている。そして、何より強い印象を残したのが、道元の曹洞宗だった! 図書館で更に「道元 曹洞宗」の本を借りて読んだほど。一般人を短期で受け入れる曹洞宗一覧も掲載されていた!
「ねーねー、うちも浄土真宗から曹洞宗に変えようよー。他力本願じゃダメだってば。自力本願じゃないと。うつは薬じゃ治らないよ。曹洞宗の寺へ修行に行って、お寺の雑巾がけ、庭を掃いて、食事の準備をして、早寝早起きしたら、うつなんて薬無しで治るよ」と、妹に言ったんだった… 色々と当時を想い出す…
身体を使った仕事、特に掃除をするのは、低い身分の人、というのが儒教なので、日本人妻が自宅の掃除をしているのを見た東アジアの人は、召使だと思っただの、柔道を教えの一環として、道場の掃除をさせようとしたら、「レッスン料金を支払っているのに、うちの子に掃除をさせた!」と親が怒ったとか…(外国で) 目から鱗な実話も紹介されている。
欧米では、ハイスクールの掃除をするのは、清掃員。日本は小学校から高校までは、生徒の役目。「自分のことは、自分でやろう」 これも教育。
日本の日常生活の中に、すでに道元の教えが根付いているのね。いつか、行きたい永平寺。思えば、甥っ子を連れて神社&お寺参りをしていたのは、「逆説の日本史シリーズ」の影響もあっただろうな、うん。 お陰様で、2歳で掃除機もかけ、(私の後ろをついて回るため)風呂掃除もし、(これまた私が掃除をするのを見て、自分でスポンジを手に、風呂のふたを磨いて喜んでいた)料理はキャベツスープのキャベツ刻み、お茶を入れたり…何でもやる幼児に成長したのは、井沢さん、道元のお陰というのもあるなぁ、きっと。
当時は無意識でしたが、ありがとうございました。井沢さん、道元さん!💕