面白くて一気読みでした!
宮部みゆきさんといえば、これでしょう! 彼女の著書の中で最も感動した小説は、『ブレイブ・ストーリー』ブレイブ・ストーリー(下巻)宮部みゆき
今回、読んだ小説はなんと!👀 時代劇!? 言葉遣いからして、これまでに読ん宮部みゆきワールドと全く異なります。しかし、テンポよく進んでいくストーリー、いや、物語はあっという間に読者を稲荷寿司の屋台へ連れ出します。
下戸の自分も、江戸時代の屋台で、親父さんが出してくれる汁物をすすっていそう。🍵
稲荷寿司を食べながら、事件解決の手がかりをつかみたい時に、ふらっと顔を出す、主人公の茂七の隣に腰かけて…
最近、「謎解き」小説を続けざまに多数読んでいますが、こちらも偶然にも謎解き。しかも、連作です。
それにしても、気になるのは屋台で稲荷寿司を出しているオヤジさん。 元々は商人ではなく、武士…お侍さんだったようだな、と茂七も思っているのです。でも、詳細を尋ねるわけにもいかず…。 ズケズケと言いたいことを口にしているようで、実は思慮深い江戸っ子の茂七や子分たち。町の治安は俺らに任せなさいって夜回りのように、深夜営業している稲荷寿司屋台へ~ 人情物の江戸版、謎解きもいいなぁ。
今のところ、これ一冊で、続編は出ていないようです。結局、屋台のオヤジさんは、何者なのか⁉ 最後まで読んでも分からないまま。続編も何年もかかれないまま… ファンは待ち望んでいるようでして、あとがきにも、そのように書かれてありました。宮部みゆきさん、自らが。🖊
京都の稲荷大社で食べた「いなり寿司」を思い出した~💖 小4の甥っ子と一緒に買って食べたなぁ。
(今年76冊目)