おはようございます! 本日は平成最後のセンター試験。毎年この時期は九州でも雪が積もることが多いですが、今年は雪の心配はなさそうで(福岡)良かったです。
久々に気になる『仮定法』について、前回のレッスンとかぶりますが、ここにまとめておくとしよう
まずは、仮定法過去:「もし~なら、~だろう」現実に起こっていない事柄を過去の時制で述べます
I wish I could eat cakes without any worries about my weight.
(体重のことは気にせずに ケーキを食べられたらいいのに…)
そんなの無理だよねぇ、やっぱり体重は気になるから、好きなだけ食べる訳にはいかないよね。ってことは現実不可能な願望を述べるので、wishの後は仮定法が使われることが多いのよね。 いえいえ、僕は食い気よりって場合~
I wish my girlfriend were/was here with me.
(彼女(恋人)が僕と一緒に ここに居てくれたらいいのに…) しかし現実にはいない。目の前にあるのは答案用紙。頑張ってね
仮定法のbe動詞は、一目でわかるようにwereだと自分が高校生の頃は習いましたが、口語ではwasが使われてるみたい。
次に、未来の事柄に関して仮定や推量を述べます
If I were to get a good job, I would not move out of the city.
(もしよい仕事があれば、この街から引っ越さないだろう)
If +主語+were to do~「もし~するようなことがあれば」:実現の可能性は文脈で判断!
If I were to study abroad, I would go to Sydney, Australia.
(もし留学するとしたら、オーストラリアのシドニーへ行くだろう)
お次は、仮定法過去完了を使って、過去にしなければ良かったことを述べます
I wish I hadn't wasted all those years.
(あの年月をすべて無駄にしなきゃよかったのに)
I wish I hadn't said such a thing to her.
(彼女にあんな事を言わなければ良かったな…)
If Kisenosato hadn't got/gotten injured, he would have made it.)
(もし稀勢の里が怪我をしなかったなら、やり遂げられただろうに)
仮定法に限らず時制を使いこなすには、基準となる出来事が起きた「時」と、もう一つの出来事の「時」が正確に伝わるよう、時制を組み合わせよう♪ 上記の場合、稀勢の里が怪我をした「時」が先に起こったので過去完了。「もし怪我をしなかったなら~(実際には怪我をした)」
If onlyを使った仮定法について~
If only you were here!
(あなたがここに居てくれさえすれば!)
条件節だけで意味を伝えられる場合、主節を省略することもありますよーというケース。
If only I could turn back the clock, there are many things I'd do differently.
(時計の針を元に戻すことが出来たなら、違うやり方ですることがたくさんあるだろうに…)
仮定法なのだから、there are は there would be となるべきではないか!? という質問について:
私が高校生だった30年前、「不変の真理のみ現在形」と習いました。例えば太陽は東から昇る、とか。
しかし、(NHK大人の英会話でも以前、松本先生も仰っていましたが)言葉は生き物なので日々変化を遂げているのは日本語と同じ)
ここでは、「たくさんあるのは現実のことだから」現在形で表現しています。
他にも~
もし時計の針を元に戻すことが出来たなら、私は彼が~ことを疑っただろう。
①If only I could turn back the clock, I would doubt what he's saying.
②If only I could turn back the clock, I would doubt what he was saying.
③If only I could turn back the clock, I would doubt what he said.
太文字の部分は、それぞれ①現在進行形 ②過去進行形 ③過去形 ですが、どう違うのでしょう?
ニュアンスの違い…なんですよね。①は「時計の針を戻した」時点の気持ち。 ②は「過去に起こっていること」について考えを巡らせているニュアンス。最後に③は「彼と話したあと」の気持ち。「信じるんじゃなかったな」
条件節にshould を使った仮定法について
Should it snow today, ~(略)
万が一雪が降れば~ 条件節にshuold を使って可能性が低い事柄を述べることもあります。
条件節のifを省略した形は書き言葉で使用されることが多く、その場合、主語と述語が倒置されます。
他にも Were it not for... (= If it were not for...)
「もし…が無ければ」
Had it not been for... (= If it had not been for...)
「もし…が無かったなら」
仮定法については以上です。
では Do your best!