古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

祇園精舎の鐘の声・・・(平家物語)(隈取り筆にて)

2015-12-07 06:33:32 | 絵と書
書と絵を共にかく場合、前回の刈干切り歌では、
その書体が、何か硬い表情で、もっとソフトな字が書けないものかと、思いあぐねておりました。

ふと机上の筆立に目をやると、一本のちょっと変わった筆が。
“隈取り筆”とあり、穂径10ミリ 穂長15ミリの太くてずんぐりした筆、税込¥410とも。
主に水墨画のボカシなどに使うほか、絵手紙にも使うようで、数年前、家内が絵手紙教室で使っていたもののようです。
書はこの筆を使ってみました。
まだ書の体をなしていませんが、ゆったりした字を書きたい時には使えそうで、
これからもこの筆の練習をしてみたいと思います。
今回は私にとっては、隈取り1号の記念作であります。

バックの絵は、主に墨で描き、水彩を淡く入れました。
お寺は今夏訪れた京都・仁和寺をシルエットで。

紙はホワイトワトソンの水彩紙。

落款について、書道の先生にお聞きしましたら、書が主役の場合には、書の末尾にするそうです。
私などは、絵全体の端っこ(お寺の左側のスペースあたり)に押したいところですが、
やはりその道の専門の方にとっては、主役は主役、それは落款の位置で定まる、ということのようです。
また水彩画の先生からは、水彩画のサインはあくまでローマ字が基本(西洋発祥だから)ということも最近教わりました。

この年にして、知らないことばかり・・・。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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Unknown (mori)
2015-12-07 07:06:25
随分ずんぐりとした筆があるんですね。しかもそれで書かれたとのこと、今風に言うと「ビックリポン」ですね。落款のくだりは最初思わず吹き出しましたが、考えてみると多芸の人のみの悩みですね。しかも言われてみると成程と感心しきり。作品は墨絵のシルエットに淡い水彩画を背景にしたためられ、鐘の音が聞こえてくるようで見事にマッチしていると思います。
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