已見寒梅發 復聞啼鳥聲
愁心視春草 畏向玉階生
已(すで)に寒梅の發(ひら)くを見 復(ま)た啼鳥の聲を聞く
愁心春草を視て 玉階(美石の階段)に向い生ぜんことを畏る
書道教室の作品展に出展中の漢字作品です。
松本芳翠先生の草書を、教室の先生が半切用にと書いていただき、
それをお手本として書いたものです。
毎度のことながら、書道にはこれで満足!というものはありません。
一字一字の形や大小だったり、軸線のずれだったり、
最後の最後の落款の推す方向だったり、
結局は、時間切れと紙切れで・・・。
いやいや、時間が切れるまで、紙が切れるまで書くのが書道かもしれません。
[補記]
新型コロナウイルスが新たなフェーズに入ったようです。
諸々の対応につき、“こうあるべきだ”というには情報を持ち合わせていませんが、
国内の拡大が局限されることを祈るばかりです。
また政府は、諸外国や機関からのいわれなき批判など、宣伝戦に負けないように。
さらには今回の件を通じて、
中国という国を見つめ直す絶好の機会にしてもらいたいものです。
芸術の域にたどり着く修行の厳しさを垣間見る思いです。
蔓延の恐れあるウイルス、グローバルという近代の仕組みは想像を超える災いをもたらすのでしょうか、難しい対応を迫られる隣組からの厄災、政府は厳然と対応してほしいです。
私なんかはパーフェクトと感じますが、極める方はやはりそうなんでしょうね。
ウイルスの場合は、最悪死に至るという物理的な結果が出ますし、全員が論理的・科学的に詰めていく事を求めますが、目に見えないメンタルな分野とか戦略の分野は、むしろ影響は大きいでしょうね。