今回はこのブログを始めたころの練習作です。
当時非常にインパクトをうけ、何枚か模写もさせてもらっている柴崎春通先生の
「透明水彩 色・いろ」(グラフィック社)という教本に出ていたものです。
当時私は、「補色」なるものを知ったばかりということもあり、その鮮やかさに参ってしまったことでした。
それに、教本で描かれたビンの模様というか揺らぎ感というか、これにもたまげていたことでした。
しかし今回アップするに当たりもう一度その教本を読み直してみましたら、
ここでのテーマは“主役・脇役を考える”。
赤と緑、紫と黄の補色関係にある4つの強烈な色を、ただ漫然と描いてしまうと、観る人の目を疲れさせてしまうもの。
したがって、そこは欲張らずに、主役を絞り、その他の脇役はサラリと描きなさい、
そして主役であることを示す一手法として、主役の方の補色関係をより強調しなさい、
(例えば主役が赤のトマトなら、ビンの緑との対比をよりくっきりと)とするもの(趣旨)でした。
補色とはこういうものかと。また主役を引き立たせるために補色の強弱を利用したりするのか、と改めて知らされた次第です。
というわけでして、今回の絵は、主役を絞らない(いわば欲張った、疲れさせる)練習作そのままをアップさせていただきました。
当時非常にインパクトをうけ、何枚か模写もさせてもらっている柴崎春通先生の
「透明水彩 色・いろ」(グラフィック社)という教本に出ていたものです。
当時私は、「補色」なるものを知ったばかりということもあり、その鮮やかさに参ってしまったことでした。
それに、教本で描かれたビンの模様というか揺らぎ感というか、これにもたまげていたことでした。
しかし今回アップするに当たりもう一度その教本を読み直してみましたら、
ここでのテーマは“主役・脇役を考える”。
赤と緑、紫と黄の補色関係にある4つの強烈な色を、ただ漫然と描いてしまうと、観る人の目を疲れさせてしまうもの。
したがって、そこは欲張らずに、主役を絞り、その他の脇役はサラリと描きなさい、
そして主役であることを示す一手法として、主役の方の補色関係をより強調しなさい、
(例えば主役が赤のトマトなら、ビンの緑との対比をよりくっきりと)とするもの(趣旨)でした。
補色とはこういうものかと。また主役を引き立たせるために補色の強弱を利用したりするのか、と改めて知らされた次第です。
というわけでして、今回の絵は、主役を絞らない(いわば欲張った、疲れさせる)練習作そのままをアップさせていただきました。