クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

第十六回 みのわの里の狐の嫁入り H-29-10- 1

2017-10-01 19:36:17 | 伝説・史跡探訪
10/1の日曜日、久しぶりに「みのわの里の狐の嫁入り」見物。
午後には天下分け目の大事な試合がデイゲームであるので
午前中の「嫁入り行列」のみの見物。

「みのわの里のきつねの嫁入り」は、昭和30年代まで
続いていた婚礼の行列と、箕輪城址に残るキツネ伝承を
組み合わた地域イベントで今年で16回目。
狐伝承とは「この箕輪城には狐が住み、敵が攻め
寄せて来ると霧で城を包んで守った」という
言い伝えだそうだ。
同地域の名物にもなりつつある「箕輪城まつり」が今年で
15回目だからほぼ同じ時期からの発祥。
メインは午後六時からの「残菊の宴」という創作野外劇
ではあるが「華行列」は11時に箕郷公民館を出発して
「ふれあい公園」までを1時間以上かけて練り歩く。
尚、野外劇での行列は「輿入れ行列」と名が変わる。

当日のスナップ写真を何枚か。
関係者集合前のひと時。角隠し姿なのでこの方が
花嫁さん? この日の花婿・花嫁役は実際の若夫婦が
公募の中から選ばれると聞いている。



揃いの江戸褄を着た方々、「お待ち女房」と云われる
引き立て役と説明されているが帯を体の前で結んでいるのが
目を引くし、本来は花婿の家で花嫁を「待ち受ける」
という近所の奥さん達らしい。



「きつね姫」の襷をかけたお嬢さんたち。三人いる筈だが
何故か二人だけ。
きつね姫は午後の行事の中で応募者の中から投票で三人選ばれ
任期は一年で本年&来年のきつねの嫁入りに参加し、それとは
別に約10回ある行事のうち1年に5回以上着物で参加出来ることが
条件。とすればこの人たちは去年の選抜者。



色物で参加の「高崎チンドン倶楽部」有志の人たち。



花嫁付きのお世話役。



大殿役の方。大殿とはこの箕郷では当然の事に
箕輪城主の名君・「長野業政」の事。



大殿の正室役。歴史では上杉朝良の娘の筈。このお二方は
爺イが最初に訪れた時から変わっていない。設立当初の
実行委員会の苦労話も聞かせてもらったことがある。
当初、実行委員会は資金難で使用設備はなるべく
公的のものを利用、衣装も自前が多かった。従って
行列のコースの終点が箕郷支所前広場だった。それが
十回目という節目で資金が集まったので「ふれあい広場」に
資金を投じて舞台を作りメイン会場とすることが
出来るようになったとのこと。関係者の踏ん張りに拍手。



参加の人を後ろから見ると狐の尻尾を思わせるものを
皆さんが付けている。



高崎鳶職組合の有志による木遣りを先導として
行列が動き出す。
注目の的、花婿・花嫁



お待ち女房の列は長く続く。



大殿正室を先頭に若殿と奥方。この箕郷で若殿とは
当然の事ながら長野業盛、藤つる姫。
業盛は「春風に梅も桜も散り果てて名のみぞ
残る箕輪の山里」の辞世を残して自決、藤つる姫は
逃れる途中で自決。



警備の方もこの仕上がり、このユーモア精神に
座布団一枚。



行列の差配はこの方が一手に受け持つ。



差配の方が太鼓で合図して「コーン」と叫ぶと行列は
一斉に狐の仕草。写真のタイミングが難しい。



途中休憩中の一コマ。カメラの放列を浴びる新郎新婦。



行列コースに林立する祭りの幟。



一応見たので行列に先行して会場へ。既に屋台が立ち並び
観客も大勢待機中。



正面に舞台の設置も完了。後は行列の到着と午後の
アトラクション、そして夜の創作野外劇を待つばかり。



きつねの嫁入り




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