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昨日の予報では「終日快晴」の筈だったが雲が多く数日来の
曇天と同じ。予定では展望抜群の榛名・旭岳に登って
澄み切った秋空の下で景観を楽しむ積りだったが予定変更。
榛名に向かうと山体の上半分は厚い雲の中、仕方なく
走行中に元々展望の望めない「伯耆山」に決めた。
榛名湖畔でr-33に出て伊香保方面に少し戻りこの看板脇の
広場に駐車。

この広場の事は「料金所跡」と云われる。古い話をすれば
「現在のr-33の内、渋川の市街地付近から伊香保を経由し
榛名湖付近までの区間は旧日本道路公団管理の有料道路
伊香保榛名道路だったのだ。まず、1958年に渋川市
から伊香保町までの(伊香保区間)が伊香保道路として
1962年に榛名山までの(榛名区間)が加わって
有料道路伊香保榛名道路となり1981年に無料開放されたが
ここには料金所があった。
当時の通行料は時代が違うとはいえこんな価格。

大分傷んできた「臥牛山」の道標を一寸撫でて作業道に
入る。伯耆山はこの臥牛山登山道の途中から脇道に入って
P-1200台地から北に下って行くのが長い蛇ヶ岳林道歩きを
避ける最短ルート。

道は湿った落葉の中、季節柄夏のセミの声も無く森閑
としている。

左旋回の角から東西尾根に向かう。ここの道標も
破損して地面に落下している。

小振りな尾根はこんな感じ。

やがて脇道への分岐の赤テープ、右下を見れば明確な
踏み跡が確認できる。

その前に臥牛方面の巨岩帯を観察。これは岩突起ではなく
岩尾根の突端だ。どうしてこんな切り落としになったのか
不思議な山容だ。

脇道は多少荒れ気味に臥牛からの北尾根に向って西北進。

やがて樹葉に覆われた臥牛の北麓尾根、ここから
北に向かって南北台地へ進む。

^平坦路を少し進むと台地への軽い登り。こんなのが
この先にもう一つある。

唯一の岩場は右の迂回路に進み、目印代わりの巨大
倒木を跨いで稜線復帰。

台地トップの北端から北東の高根展望台方面と北西の
伯耆山方面との尾根分岐の目印はこのコンクリート柱。
茫洋とした笹原なので道標替わりで助かる。

ここから伯耆との鞍部迄水平距離は約270m、
標高約100mの下り、荒れ尾根の左目を歩く。

鞍部着、数十メートルの平坦地。ここから東北に
進めば約300mで蛇ヶ岳林道に達するがとてつも
ない起伏と大きな水路などがあり一度行ったが
もうコリゴリでニ度とは御免被る。

前面には伯耆山だが樹葉の関係で山塊の形は
はっきりしない。
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鞍部からの水平距離は約90m、比高はたったの54mだが
部分的には急峻。特に登路は無いので取り敢えず
適当に直登、傾斜はこの程度。

大岩の通過、その左は急激な落ち込み。

半分以上登るとここは城址でもないのに横走りの
曲輪の様な地形が現れる。

それを利用して右手に進み、山の東肩を狙う。
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目の前の斜面に明確に足跡が尾根に向かっているので
それを伝わる。

尾根に到着、一寸東に寄り過ぎた様で先は長そう。

大岩が尾根一杯に広がっているので左脇を抜ける。

回り込んで尾根に復帰するともう目の前に山頂。
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頂上は分厚い樹葉に囲まれた台地状、標識が無ければ
頂上の実感はない。

標識の生き残りは二枚だけ、かっての名物的なものは
見当たらない。ここまで丁度一時間。

この山の「伯耆山」という山名の由来が分からない。
伯耆山は鳥取の伯耆大山が超有名だか全国に伯耆山が
どの位あるかを調べたが全くヒットしない。
地形図にも隣の獅子岳と共に山名記載が無いので
仮称かなとも疑ったが「「榛名町誌」のP.33、
「榛名火山の地形と地名」にちゃんと載っていたので
正式な名前と云う事になるが由来を示すものは
未だ見つからない。

本日の爺イ。気温が12度程度の寒々とした落葉の
上に座り込んで軽食と休憩。この後の登り返しが
ややきついので脹脛を休める。

帰路の下りは往路に拘らず枯葉の急降を適当に
ジグザグで下る。こんなのも里山の面白味。
比高100mの登り返しにかかるが傾斜はこんな程度。
赤テープやブルー紐もチラホラ。

中盤に手ごろな岩一つ、名付けて「爺イの腰掛岩」と
自称しているが頂部が尖って座れないので唯の目印。
この先、歩行距離約100m。

稜線まじかで誰かいるのでギョッとする。髪が腰まで長く
ベージュの様な上着に黒いズボンで後ろ向き。
夢かと思って頬を抓ったが夢ではない。

10年程前に同じ経験をした。上野村御巣鷹の尾根に
慰霊登山してから県境の尾根・日航の頭を経て
大蛇倉山に行った帰り原生林の様な上野村の
森林の中で誰かに見られている様な感じがして
振り向いたら大きな古木の陰から
黒衣の女性が手招きしていて一瞬体が固まった
ことがある。その時の写真。

何れも枯れ木や倒木・木の葉の悪戯だったが
爺イもこんな錯覚でびくつく様ではそう長くは
もたない気がする。
色々あったが今日も無事に帰着。駐車場には爺イの
車一台だけ。紅葉には未だ早いからこんなものかな。
帰路はここまで56分。
今年は10月のイベントが全て中止で寂しい限り。
鎌倉街道武者行列・みのわの里キツネの嫁入り・
かみつけ古墳祭り・高崎マーチング・箕輪城まつりなど。
春先には小幡桜祭り・白井宿八重桜祭り・自衛隊祭りも
なかったから全滅だな。
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63勝36敗6分 M-5(10/23現在)
曇天と同じ。予定では展望抜群の榛名・旭岳に登って
澄み切った秋空の下で景観を楽しむ積りだったが予定変更。
榛名に向かうと山体の上半分は厚い雲の中、仕方なく
走行中に元々展望の望めない「伯耆山」に決めた。
榛名湖畔でr-33に出て伊香保方面に少し戻りこの看板脇の
広場に駐車。
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この広場の事は「料金所跡」と云われる。古い話をすれば
「現在のr-33の内、渋川の市街地付近から伊香保を経由し
榛名湖付近までの区間は旧日本道路公団管理の有料道路
伊香保榛名道路だったのだ。まず、1958年に渋川市
から伊香保町までの(伊香保区間)が伊香保道路として
1962年に榛名山までの(榛名区間)が加わって
有料道路伊香保榛名道路となり1981年に無料開放されたが
ここには料金所があった。
当時の通行料は時代が違うとはいえこんな価格。
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大分傷んできた「臥牛山」の道標を一寸撫でて作業道に
入る。伯耆山はこの臥牛山登山道の途中から脇道に入って
P-1200台地から北に下って行くのが長い蛇ヶ岳林道歩きを
避ける最短ルート。
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道は湿った落葉の中、季節柄夏のセミの声も無く森閑
としている。
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左旋回の角から東西尾根に向かう。ここの道標も
破損して地面に落下している。
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小振りな尾根はこんな感じ。
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やがて脇道への分岐の赤テープ、右下を見れば明確な
踏み跡が確認できる。
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その前に臥牛方面の巨岩帯を観察。これは岩突起ではなく
岩尾根の突端だ。どうしてこんな切り落としになったのか
不思議な山容だ。
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脇道は多少荒れ気味に臥牛からの北尾根に向って西北進。
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やがて樹葉に覆われた臥牛の北麓尾根、ここから
北に向かって南北台地へ進む。
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^平坦路を少し進むと台地への軽い登り。こんなのが
この先にもう一つある。
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唯一の岩場は右の迂回路に進み、目印代わりの巨大
倒木を跨いで稜線復帰。
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台地トップの北端から北東の高根展望台方面と北西の
伯耆山方面との尾根分岐の目印はこのコンクリート柱。
茫洋とした笹原なので道標替わりで助かる。
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ここから伯耆との鞍部迄水平距離は約270m、
標高約100mの下り、荒れ尾根の左目を歩く。
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鞍部着、数十メートルの平坦地。ここから東北に
進めば約300mで蛇ヶ岳林道に達するがとてつも
ない起伏と大きな水路などがあり一度行ったが
もうコリゴリでニ度とは御免被る。
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前面には伯耆山だが樹葉の関係で山塊の形は
はっきりしない。
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鞍部からの水平距離は約90m、比高はたったの54mだが
部分的には急峻。特に登路は無いので取り敢えず
適当に直登、傾斜はこの程度。
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大岩の通過、その左は急激な落ち込み。
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半分以上登るとここは城址でもないのに横走りの
曲輪の様な地形が現れる。
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それを利用して右手に進み、山の東肩を狙う。
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目の前の斜面に明確に足跡が尾根に向かっているので
それを伝わる。
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尾根に到着、一寸東に寄り過ぎた様で先は長そう。
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大岩が尾根一杯に広がっているので左脇を抜ける。
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回り込んで尾根に復帰するともう目の前に山頂。
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頂上は分厚い樹葉に囲まれた台地状、標識が無ければ
頂上の実感はない。
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標識の生き残りは二枚だけ、かっての名物的なものは
見当たらない。ここまで丁度一時間。
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この山の「伯耆山」という山名の由来が分からない。
伯耆山は鳥取の伯耆大山が超有名だか全国に伯耆山が
どの位あるかを調べたが全くヒットしない。
地形図にも隣の獅子岳と共に山名記載が無いので
仮称かなとも疑ったが「「榛名町誌」のP.33、
「榛名火山の地形と地名」にちゃんと載っていたので
正式な名前と云う事になるが由来を示すものは
未だ見つからない。
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本日の爺イ。気温が12度程度の寒々とした落葉の
上に座り込んで軽食と休憩。この後の登り返しが
ややきついので脹脛を休める。
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帰路の下りは往路に拘らず枯葉の急降を適当に
ジグザグで下る。こんなのも里山の面白味。
比高100mの登り返しにかかるが傾斜はこんな程度。
赤テープやブルー紐もチラホラ。
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中盤に手ごろな岩一つ、名付けて「爺イの腰掛岩」と
自称しているが頂部が尖って座れないので唯の目印。
この先、歩行距離約100m。
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稜線まじかで誰かいるのでギョッとする。髪が腰まで長く
ベージュの様な上着に黒いズボンで後ろ向き。
夢かと思って頬を抓ったが夢ではない。
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10年程前に同じ経験をした。上野村御巣鷹の尾根に
慰霊登山してから県境の尾根・日航の頭を経て
大蛇倉山に行った帰り原生林の様な上野村の
森林の中で誰かに見られている様な感じがして
振り向いたら大きな古木の陰から
黒衣の女性が手招きしていて一瞬体が固まった
ことがある。その時の写真。
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何れも枯れ木や倒木・木の葉の悪戯だったが
爺イもこんな錯覚でびくつく様ではそう長くは
もたない気がする。
色々あったが今日も無事に帰着。駐車場には爺イの
車一台だけ。紅葉には未だ早いからこんなものかな。
帰路はここまで56分。
今年は10月のイベントが全て中止で寂しい限り。
鎌倉街道武者行列・みのわの里キツネの嫁入り・
かみつけ古墳祭り・高崎マーチング・箕輪城まつりなど。
春先には小幡桜祭り・白井宿八重桜祭り・自衛隊祭りも
なかったから全滅だな。
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