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今日は下仁田・御場山、ヤシオの時期から資料を用意して準備を
していたが、延び延びになって藪の季節に入ってしまった。
元々、この山は冬の厳寒期にアイスクライミングが出来る氷瀑が
見られる事で有名らしいが。
254線の藤井関所跡から右に入って「姫街道・紅葉ライン」、
目的地の「高立」へは少し先の消防西牧分遣所から右折して直接に
県道43号に入るほうが簡単だが、先日御堂山周回で歩いた「本宿」
を走行してから43号線に合流。
清流の沿線に矢川の表示が頻発しているが、矢川は地名で、ここは
鏑川本流沿いの道。矢川は百合若大臣の伝説に絡む地名と言うが、
百合若伝説は玄界島や福岡の話しなので強弓の絡む伝説とは云え
どうかな?
やがて「あにねこ」さんのHPに載っていた
「夫婦(めおと)岩」、冬場の写真と違って緑の帽子を被っている。

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県道に入ってから8.6K地点で左への分岐看板発見。文字が消えかかって
いるが、「初鳥屋・小平・高立」と読めるのでこの林道風な道に入る。
(10.18)

分岐を左の川沿いに進んで1.2K地点で「御場山林道終点」の標示、
正面に目標の山。
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今日の周回は帰途にこの林道を降りてくるのでマーク、ここから駐車場所
までの歩行距離と登り傾斜程度の確認をしながら更に1.5Kで登山道案内の
ある丁字路。車の置き場所探しでウロウロしていたらご近所さんが自宅裏手の
空き地に誘導してくれた。狭い道をオーライ、オーライと言いながら。
早速、道標によって民家の間の細道を下って登山開始(10.38)。

直ぐに丸太橋を渡って正面の杉林に入って踏み跡を辿る。

御場山は左手なので何となく左への踏み跡を辿ったら沢筋で行き止まり、慌てて
戻って右へ入り直すと山道がある。最初から勘が悪い。そう言えば下仁田町の
観光案内には「勘に頼らず道標やテープを良く確認してーー」と書いてあったな。
確かに看板はある(10.45)。

間も無く林道に出て標識によって左へ、直ぐに再び道標で林道から離れて左の
山道に入る。

左には岩壁が頭の上に圧し掛かる様に迫っていて威圧感。
岩の赤マークで沢を渡る。ここには橋はないが増水時は大変だろう(10.59)。

岩壁スレスレに登ると叉、進路が判らない。左も右も駄目。ゴルフのパットと同じで
ラインが判らなければ真中とばかりに進んだらやっぱりゴーロで踏み跡に復帰。
はるか前方に瀧が見えた。アレが冬期に氷瀑の出来る瀧かと其方に急ぐが
急速に高度が上がるので可也の急登。滝前到着(11.12)。

岩肌は立派だか如何にも水量が少ない。あるHPには高さ50m、沁み出し水で
氷瀑薄いと書かれているが、兎に角これが「西ルンゼF1」と言われるものに
間違いないと思われる。但し、「群馬の氷瀑・氷柱16ヶ所」にはリストアップ
されていないようだ。氷瀑の規模というよりアイスクライミングで有名なのか。
こんな瀧を「ナメ瀧」と言うのかもしれない。
沢の右岸を進むと少し下ってから落ち葉堆積の深い沢歩き、2つ目の瀧を見てから
目印ケルンに導かれて正面の崖をジグザグ登り、ザラ場で滑りやすく慎重に。

此の辺は深緑というより新緑で気持の良い林間。腐ったような丸木橋は渡らずに
直接に沢を渡る。

間も無く土の上に置かれた変わったケルンを見ると沢を離れる。
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前方に鞍部の気配が感じられるが樹葉ではっきりはしない(11.45)。
左の山手に藤の花が見えると、やがて崩落現場のカーブ、地面は湿っていて
しっかりしているので問題はない。ここが「寛永通寶」発見現場か?
こちらもあやかろうと目を凝らすが、心やましき者には神は微笑まない。
何とか鞍部着。石柱が一つ、情報通り直ぐ下に林道。

稜線は綺麗(12.11)。
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直ぐ下といってもホントに高低差は3mもない。帰途はここを辿るのだ。
頂上へ直線距離324m、歩行標高差170mなので一寸厳しいかな。
途中の栗の木がこんな形で道標の代わり?良いのかな?

早速、尾根道を北に進むが、評判通り直ぐに深藪、嫌って踏み跡らしきものを
辿って右に回りこむ。左に赤テープ、ここから上にかとも思ったが上にテープ
もないので更に回りこむ。踏み跡も怪しくなり東から北面に出そうになり
間違いを自覚。目標の山はわかりきっているので猛烈な藪を掻い潜って急登斜面へ
取り付く。爺イは藪が専門だからコンなのは何の問題もない。
横ばいして岩の小尾根に取り付いて上のコブを目指す。
コブに到達する直前に、何と目の前にいきなり赤テープが左から出現して吃驚。
其方を見ると下にもテープ、やっぱり先ほどの目印から斜面を登るようだ。
コブからは実に気持の良い尾根道、急に目を覚ましたナビが「距離あと94m
標高差46m」と告げる。そして頂上着。林間で展望は悪い。空いている方面も
何やら煙っている。昨日来の雨が蒸発している水蒸気のためと思ったら丁度
ラジオが黄砂襲来を告げているので何となく納得(13.01-13.20)。
予想通り「あにねこ」さんの2倍の時間が掛っている。
三角点に標識三枚、例のG氏の小型標識もあり嬉しくなる。
埋もれた三角点・御場山三等1059.08m。

白ブリキ板に黒字達筆、これは多分「安中山の会」の物らしい。
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下仁田町・坂詰有志の作品
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G氏の小型標識、フラッシュが反射してしまって失敗写真。
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東に妙義が見えるがどうもいつもの姿と違うので裏かな。
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南には連山が見えるが見覚えがあるような無い様なで山名がわからない。
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蝉の声、小鳥の囀り、新緑を揺らす風の音を一人占めで昼食・休憩。
北の崖淵に行って見たが展望皆無なので下山にかかる。
さっきの赤テープを信用して藪斜面を滑り降りて鞍部着(13.56)。
直ちに林道に降りて北進開始。何の変哲も無い淡々とした下りを行くと
大きな林道に飛び出す(14.10)。看板を見たら来た道は「作業道・南室線」
とあつた。今度の道はカードレール付きの巾広で間違い無く「御場山林道」。

ここからが長い道中、途中で標識を見たらあと2.25Kもある(14.17)。
一つ峠を越えるところで野生の藤の花、
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イライラする大きな蛇行道を進んで「萱倉橋」を渡って予定の車道着は
(14.48)。
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ここから1.5Kの登りを一気に飛ばして駐車場へ。途中で見たら御場山は
子持ちの山だった。
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駐車場所に着いてから(15.11)、車で有名な「一本岩」見物に。
細い未舗装の道を慎重に数百㍍進むと目の前に巨石出現。その生成過程は想像も
出来ないが、さっきの御場山の突起も同じ生成かも知れない。

帰りには左の道をたどって日暮山方面の道を確認。
帰り道に「じいとばあ」の看板の店発見、その駐車場から確かに見えた
岩頭で店名に納得。
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留守の間に楽天を一蹴していた。
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
していたが、延び延びになって藪の季節に入ってしまった。
元々、この山は冬の厳寒期にアイスクライミングが出来る氷瀑が
見られる事で有名らしいが。
254線の藤井関所跡から右に入って「姫街道・紅葉ライン」、
目的地の「高立」へは少し先の消防西牧分遣所から右折して直接に
県道43号に入るほうが簡単だが、先日御堂山周回で歩いた「本宿」
を走行してから43号線に合流。
清流の沿線に矢川の表示が頻発しているが、矢川は地名で、ここは
鏑川本流沿いの道。矢川は百合若大臣の伝説に絡む地名と言うが、
百合若伝説は玄界島や福岡の話しなので強弓の絡む伝説とは云え
どうかな?
やがて「あにねこ」さんのHPに載っていた
「夫婦(めおと)岩」、冬場の写真と違って緑の帽子を被っている。
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県道に入ってから8.6K地点で左への分岐看板発見。文字が消えかかって
いるが、「初鳥屋・小平・高立」と読めるのでこの林道風な道に入る。
(10.18)
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分岐を左の川沿いに進んで1.2K地点で「御場山林道終点」の標示、
正面に目標の山。
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今日の周回は帰途にこの林道を降りてくるのでマーク、ここから駐車場所
までの歩行距離と登り傾斜程度の確認をしながら更に1.5Kで登山道案内の
ある丁字路。車の置き場所探しでウロウロしていたらご近所さんが自宅裏手の
空き地に誘導してくれた。狭い道をオーライ、オーライと言いながら。
早速、道標によって民家の間の細道を下って登山開始(10.38)。
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直ぐに丸太橋を渡って正面の杉林に入って踏み跡を辿る。
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御場山は左手なので何となく左への踏み跡を辿ったら沢筋で行き止まり、慌てて
戻って右へ入り直すと山道がある。最初から勘が悪い。そう言えば下仁田町の
観光案内には「勘に頼らず道標やテープを良く確認してーー」と書いてあったな。
確かに看板はある(10.45)。
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間も無く林道に出て標識によって左へ、直ぐに再び道標で林道から離れて左の
山道に入る。
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左には岩壁が頭の上に圧し掛かる様に迫っていて威圧感。
岩の赤マークで沢を渡る。ここには橋はないが増水時は大変だろう(10.59)。
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岩壁スレスレに登ると叉、進路が判らない。左も右も駄目。ゴルフのパットと同じで
ラインが判らなければ真中とばかりに進んだらやっぱりゴーロで踏み跡に復帰。
はるか前方に瀧が見えた。アレが冬期に氷瀑の出来る瀧かと其方に急ぐが
急速に高度が上がるので可也の急登。滝前到着(11.12)。
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岩肌は立派だか如何にも水量が少ない。あるHPには高さ50m、沁み出し水で
氷瀑薄いと書かれているが、兎に角これが「西ルンゼF1」と言われるものに
間違いないと思われる。但し、「群馬の氷瀑・氷柱16ヶ所」にはリストアップ
されていないようだ。氷瀑の規模というよりアイスクライミングで有名なのか。
こんな瀧を「ナメ瀧」と言うのかもしれない。
沢の右岸を進むと少し下ってから落ち葉堆積の深い沢歩き、2つ目の瀧を見てから
目印ケルンに導かれて正面の崖をジグザグ登り、ザラ場で滑りやすく慎重に。
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此の辺は深緑というより新緑で気持の良い林間。腐ったような丸木橋は渡らずに
直接に沢を渡る。
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間も無く土の上に置かれた変わったケルンを見ると沢を離れる。
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前方に鞍部の気配が感じられるが樹葉ではっきりはしない(11.45)。
左の山手に藤の花が見えると、やがて崩落現場のカーブ、地面は湿っていて
しっかりしているので問題はない。ここが「寛永通寶」発見現場か?
こちらもあやかろうと目を凝らすが、心やましき者には神は微笑まない。
何とか鞍部着。石柱が一つ、情報通り直ぐ下に林道。
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稜線は綺麗(12.11)。
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直ぐ下といってもホントに高低差は3mもない。帰途はここを辿るのだ。
頂上へ直線距離324m、歩行標高差170mなので一寸厳しいかな。
途中の栗の木がこんな形で道標の代わり?良いのかな?
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早速、尾根道を北に進むが、評判通り直ぐに深藪、嫌って踏み跡らしきものを
辿って右に回りこむ。左に赤テープ、ここから上にかとも思ったが上にテープ
もないので更に回りこむ。踏み跡も怪しくなり東から北面に出そうになり
間違いを自覚。目標の山はわかりきっているので猛烈な藪を掻い潜って急登斜面へ
取り付く。爺イは藪が専門だからコンなのは何の問題もない。
横ばいして岩の小尾根に取り付いて上のコブを目指す。
コブに到達する直前に、何と目の前にいきなり赤テープが左から出現して吃驚。
其方を見ると下にもテープ、やっぱり先ほどの目印から斜面を登るようだ。
コブからは実に気持の良い尾根道、急に目を覚ましたナビが「距離あと94m
標高差46m」と告げる。そして頂上着。林間で展望は悪い。空いている方面も
何やら煙っている。昨日来の雨が蒸発している水蒸気のためと思ったら丁度
ラジオが黄砂襲来を告げているので何となく納得(13.01-13.20)。
予想通り「あにねこ」さんの2倍の時間が掛っている。
三角点に標識三枚、例のG氏の小型標識もあり嬉しくなる。
埋もれた三角点・御場山三等1059.08m。
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白ブリキ板に黒字達筆、これは多分「安中山の会」の物らしい。
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下仁田町・坂詰有志の作品
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G氏の小型標識、フラッシュが反射してしまって失敗写真。
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東に妙義が見えるがどうもいつもの姿と違うので裏かな。
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南には連山が見えるが見覚えがあるような無い様なで山名がわからない。
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蝉の声、小鳥の囀り、新緑を揺らす風の音を一人占めで昼食・休憩。
北の崖淵に行って見たが展望皆無なので下山にかかる。
さっきの赤テープを信用して藪斜面を滑り降りて鞍部着(13.56)。
直ちに林道に降りて北進開始。何の変哲も無い淡々とした下りを行くと
大きな林道に飛び出す(14.10)。看板を見たら来た道は「作業道・南室線」
とあつた。今度の道はカードレール付きの巾広で間違い無く「御場山林道」。
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ここからが長い道中、途中で標識を見たらあと2.25Kもある(14.17)。
一つ峠を越えるところで野生の藤の花、
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イライラする大きな蛇行道を進んで「萱倉橋」を渡って予定の車道着は
(14.48)。
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ここから1.5Kの登りを一気に飛ばして駐車場へ。途中で見たら御場山は
子持ちの山だった。
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駐車場所に着いてから(15.11)、車で有名な「一本岩」見物に。
細い未舗装の道を慎重に数百㍍進むと目の前に巨石出現。その生成過程は想像も
出来ないが、さっきの御場山の突起も同じ生成かも知れない。
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帰りには左の道をたどって日暮山方面の道を確認。
帰り道に「じいとばあ」の看板の店発見、その駐車場から確かに見えた
岩頭で店名に納得。
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留守の間に楽天を一蹴していた。
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地形図には御場山南鞍部付近を通って、神津牧場に向う破線があります。かつてのハイキングコースのようで、県道から破線への入口のところで神津牧場ハイキングコース入口という道標と「神津牧場登山口」という古いバス停を見ました。現在は林道になって、御場山林道に繋がっているようですが、その先、神津牧場までどうなっているか、ちょっと興味を持っています。
こちら方面の山では、次は日暮山を考えていらっしゃるのでしょうか。頂上直下がすごく急で、たまげますよ。
いかないようですね。そう言えば誰かのHPに上ろうとすると
ずり落ちてしまう、とも書いてありました。
鬢櫛の東側鞍部にも似たような道標かあったような記憶があります。あの程度なら何とかなるのですが。
まあ、何時か頑張ってみますか。