クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

御堂山周回リベンジ H-19-4-14

2007-04-15 06:12:00 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
何がリベンジかというと、平成十七年の九月に御堂山から西へ
抜ける積りが錯覚で東に下り、行ってはいけない「奴居出」の山中を
さ迷った挙句に、水量のある「峰沢」を降る羽目になって着いた所が
「虻田」という大失敗。原因は何時も榛名周辺を歩き回っていたので
妙義を左手に見て進んだら西進という思い込みが強く、妙義の南に
居るのに左手に見えるから西進していると錯覚したのだ。今はナビが
あるからそんな事は起きないが。
254線を西進、下仁田の町を抜けて妙義に向かう51号線分岐から
約4キロの「姫街道」との分岐の空き地に駐車。既に三台の先客、一寸
バス停の標識を移動して隅に割り込み(10.40)。物凄い強風だが
早朝に関東を通過した気圧の谷に吹き込んでいるのだから間も無く
静まると軽く考えた。が、実際は大ハズレ。
少し戻って「西牧藤井関所跡」の看板から山手に入る。

神社の赤鳥居を右に見ると直ぐに御堂山の説明看板、頂上まで
2時間45分と書いてある。

道はダートのダラダラ登りだが、轍の跡もあるので噂通り林道終点まで
車が入れるのかも知れない。
Y字分岐は道標によって右を選択、大きく回って東の尾根に移る
(11.05)。


間も無く遥か彼方に岩の突起が見える。あれがじじ・ばばの岩かな?
(11.13)

路傍の石に目印、矢印に丸印とはご親切様(11.18)。

間も無く林道の終点らしい広場につくと(11.26)
道標によって岩ゴロゴロの道に入る。

これが長い。僅かな土の部分を選んで進む。

前回来た時は此の辺は猛烈な棘藪だった記憶があるが今は刈り取られ
たか、未だ伸びていないのか?全く其の気配無し。
やがて水量僅かの小滝に到着、右側のロープに掴まって乗切ると其の先の
急登にも同様のロープ(11.42)。

気が付いたら左手には既にお目当ての巨岩群が見えているが角度と樹木が
邪魔して二つに見えたり三つに見えたり。かなり登ったら四つに見えた
のでパチリ。上から早くも下山の男性とすれ違い(11.54)。

元気な声を掛けられ此方もシャンとする。漸く鞍部の稜線着。

有名道標を見て一安心だが、もうじじ・ばばは堪能したので
寄らずに進む。風は益々強烈になり山全体が唸りを上げる様。
防寒着を着こむ。(12.02)一組すれ違い。凄い風ですねと双方同じ事を
挨拶。右の稜線に這い登ると左向きに意外に綺麗な尾根道。

又、一つ御堂山への道標を過ぎ、

稜線に達すると分岐の四つ角(12.22)。
直進は高石峠とあるが今日の予定は山頂からなので使わない路線。

ここから急登の乗り越えに一苦労。此の間に二組のパーティーとすれ違い。
強風というより突風、酷い時は屈みこんで静まったら一気に登る事を
繰り返す。こんな怖い風は春一番の日の下仁田・浅間山の岩場以来の体験。
何とか頂上。東西頂上尾根に南から到達したらしい。不思議にここだけは
風が弱い。地形の関係かな?

直ぐ下では大木が大きく揺らいでいるのに(12.41-13.12)。
驚いた事に今まで頂上標識は無く樹幹に山名が彫り込んであっただけの
筈なのに立派な標識がつけられている。

展望は特に良いとは云えないが妙義だけはバッチリ。中の岳の駐車場まで
良く見える。

三角点もポツリと鎮座。休憩と昼食。點名・御堂山 三等878.34m

さて、いよいよ西進で高石峠を目指す。峠まで直線距離約1㌔。
ここからはナビの出番、先ず0.2K先の「西峰」へ。御堂山から西への
降りは崖のよう。但し、尾根道が下に見えるし、下地が柔らかいので
何とかなる。急斜面を雑木を頼りに降り尾根道を行くと直ぐに西峰
らしい小ピークだが頂上には何もない。
振りかえると御堂山は只の丸い山だった(13.20)。

ここからの降りも半端ではない。今度は先の見えない広い雑木林をナビ公を
叱咤しながら滑り降りる。漸く踏み跡を見つけて尾根道へ。
やがて「本宿」への下り道分岐(13.32)

幾つも小ピークを越えるが峠への道標が時々ある。小ピークは全て分岐に
なっているので道標は有り難い。


分岐のたびに左を選択していつも雨宮山が正面に来るように気を使う。
雨宮山はミニ富士の別名の通りスッキリとした美形。

峠らしき所に来たが肝心の標識は一切見付らない。文字の消えた白板が
転がっているが穴付きなのでこれが標示だったのか。
しかし、ナビもここだと言い張るので峠着と自己認定(14.06)。
直進は雨宮山、右へ行けば300選氏の辿った「四ッ家」と思う。
風と疲れから雨宮ピストンは断念して「あにねこ」さんの通った峠道を下る。

檜林の中ではあるが伐採した残骸が其のまま放置してあるのでやや歩き難い。
あのままにして土に戻すのかな?未だ切り立てのようなので随分気の
長い話しだ。
それにしても、とてつもなく長い道中。オヤッ こんな所に石像がと
近寄ったら偽者。

漸く林道に着いたのが(14.29)

根小屋地区と思われる車道まで到達すると路傍に古い道標(14.53)。

東面には「中岳を経て妙義」と読めるが、すると今下ってきた道だ。
南面には「右小坂を経て下仁田」と「左OOO長野県」、大正の銘がある。
駐車場所を目指して東進、途中で榛名神社の鳥居に出会って首を捻り
ながら姫街道に出る。

そこは「本宿」で看板色々(15.07)。


何か雰囲気のある姫街道をひたすら歩いて漸く254線との分岐の
駐車場所に着いたのが(15.25)。
じじ・ばばの傍まで行かず、雨宮山にも登らずで一寸インチキ臭いが兎に角
周回した事には違いない。


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5 コメント

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高石峠 (あにねこ)
2007-04-15 22:58:04
私が高石峠を歩いたときは、かろうじて「四ッ家→」と読める白い標識が木に針金で止められていました。落っこっちゃったんですね。
根小屋に立派な道標があるくらいなので、由緒ある峠道だと思うのですが、四ッ家の方に下る道も、今はどうなっているでしょうね。
私のHPの「御堂山」の項を読み直したら、根小屋を根子屋に間違っていることに気が付いたので、修正しました(m__m)。
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高石峠 (爺イ)
2007-04-16 06:57:19
あにねこさん、コメント有難う御座いました。
周回記録を色々と探しましたが、300選氏の四ツ家への下りは駐車場所から遠過ぎるし、「西上州の山旅」さんが
「本宿」に降りていますが荒れ沢下りで「なめ瀧」ありとされているので「なめ瀧」がどんなものかは知らないのですが
何となく敬遠、「あにねこ」さんの記録をコピーして出掛けました。峠の泥に塗れた白板はやはり案内板でしたか。
姫街道の其の又の脇道らしいので、もう少し大事に
して貰いたいものです。
今後も色々とお世話になりますが、宜しく。
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お初です! (歩遅子)
2007-04-16 10:20:25
こんにちは!お初です!
当方、榛東村大日陰、天狗山入り口に
きたない<山んち>を所有します者でござます。
今度、大日陰へお出での際のは・・・
是非お立ち寄りくださいませ!
お茶など一幅差し上げたいと存じます!
因みに、そこは、土日に住します・・・。
今後とも良しなに!!!!
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天狗登山口 (爺イ)
2007-04-16 16:58:56
コメント感謝。
大日陰登山口と言うと広場のようなところに鐘楼風のものが
在る辺でしょうか?
小生、ハイキング駆出しの頃、あの近所の方々には天狗入り口を聞いたり、宗教施設を避ける事を教えて戴いたりで
大変お世話になっております。
機会がありましたら是非お邪魔させて戴きます。
返信する
そ~です! (歩遅子)
2007-04-16 23:44:59
はいはい!そ~です!そ~です!
あそこに、一見<山男>風な住人がいますでしょ!!
あれは・・・わたしの<夫>でありま~す!

私は、お山は苦手なんで・・
あんまり<山んち>へは行きませんが(笑)

是非、おたちよりくださいませ~~!
お待ちしております!
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