クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

新坂平から鈴ヶ岳(1)  H-22-7-10

2010-07-11 11:29:25 | 赤城山周辺
予想以上の好天気、おまけに平地の気温は34℃の予想、
涼しい筈の山の上に逃避と決めた。榛名より少し標高の高い
赤城へ向かう。箕輪・姫百合駐車場は荒山方面への
登山なのか早くも満杯。ここでは未だ低すぎるのでカーブ68の
「新坂平」、ここは1420mで丁度手頃の高さ。
前面には白樺牧場、6月半ばまではレンゲツツジが身頃だった
らしいが今は緑一色、未だ放牧の牛の姿は見えない(10.05)。



牧場の柵の脇に「鈴ヶ岳2.3k」の道標、これが本日のコース。
距離は左程ではないが途中の山を三つ越えて漸く鞍部なので
帰途の登り返しを含めて年寄りにはややキツイ行程。



道は整備完璧で雰囲気十分の笹の道。



笹の道を僅かで分岐、当然の事に右のゆるやか道を選択。



左にはこんな表示、「強足者」とは聞きなれない日本語だ。
稜線までに二度ほどの合流がある。



稜線に出るとこの道標(10.16)。



右に折れて平坦尾根道を北に向かうとニホンジカ対策の
「くくり罠」設置の注意書き。迂闊には登山道を外せない。



右の牧場敷地の鉄条網の中に奪衣婆と懸衣翁の首無し石像。
罠に注意して笹原をストックでたたきながら近寄る。
位置はN-36-32-32-8 E-139-09-47-9



奪衣婆。



閻魔様か又は婆様の相棒の奪衣翁?



何故、こんな所については青木清著・赤城の花と渓谷に解説あり。
「この位置から東に船ヶ沢があり古来より三途の川と呼ばれていて
その入口に二体の番人の石像がある」っていう訳らしい。

序のその又おまけで付け加えると森山隆平著・群馬の石仏に
「奪衣婆のうた」が載っている。

「これこれ亡者 娑婆の仁(ひと) 十王さまに 何と頼んだかは
知らないが この婆が許すものではありませぬ 三途の川に来たが
最後 六文銭は川の渡し料 有り難く頂戴はするけれど 袖の下、
賄賂等とはもつての外、衣剥ぎ取り褌一つ 衣類は隣の懸衣翁 
示し合わせて衣領樹の枝の撓みで汝の罪 重いか軽いか一切明白 
その時お前の賄賂の金子小判の重みが仇となり 枝はキリキリ低く垂れ 
重罪人の判決を否でも応でも下されるーーーーー」

この反対側に石像物があるが正体不明。



やがて姥子峠に到着、西への踏み跡は明確だが東への道は不明。



姥子山への登りに掛かって途中に展望台。決まりきった東面眺望
だが位置からして湖面は見えない。





最初の山「姥子山」は稜線から一寸西側に入った小高い処。



あれっ、頂上標識が無くなっている。推定標高1470m。



かつての標識の姿。



近くの叢に道標が朽ちかかって落ちているが、これは稜線にあった
ものだろうに。



姥子山を下って次は推定1530mの無名ピークを一部ロープを
使って乗り越える。



降りたところが鍬柄峠で



前面の樹葉の塊のような鍬柄山に向かう。



再び登り始めて直ぐに分岐、



左にこんな標識があつて爺イを誘うが頂上直下の展望台に寄るので
已む無く直登道を選択。



頂上手前に展望箇所。このルートは全て東側のみ。
まずは定番の左・黒檜と右の駒ヶ岳。



どっしりと地蔵岳。



やや南に左・荒山と右・鍋割山。



到着した鍬柄山は1562mなので本命の鈴ヶ岳の1565mに匹敵する。
展望台と同じ景観なのでせめてもの標識を入れて一枚(11.11)。



次ページに続く

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