クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

久し振りの十二ヶ岳(1) H-21-10-19

2009-10-20 11:43:42 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
久し振りに十二ヶ岳に行く事にした。切っ掛けはマイミクのお~ちゃんが
お仲間と雨乞・小野子・中岳・十二ヶ岳の縦走をやると知ったから。
勿論、爺イはもうこんな縦走は無理だし、各地のトレランを完走しハセツネにも
参戦したお~ちゃんを追って無理したら途中で心肺停止の危険がある。
そこで、別ルートで最終の十二ヶ岳に先行して出迎えようとしたのだ。
所が、運悪く家族を某所に送り届ける用事が発生、高崎・南町でお役ご免に
なった時は既に10時少し前、もう間に合わない。でも、一応山行きは
そのまま続行。
三年前に行った事がある高山村の小野子山林道から直接十二ヶ岳の予定。
広域農道を走り抜けて北群馬橋、信号の少ない道だが道路工事個所が多くて
その度にイライラ。高山に向かうR-36に入ってからはスピードを上げる。
中山峠を乗り越えてやや下った先の看板多数のレストラン脇から左折。
ここからは目の前に小野子山が綺麗な稜線を見せる。



やがて北毛青年の家前、バスが5~6台も止まっている。大きな団体の様子。



直ぐ脇に小野子林道入り口看板。



蛇行林道を1.5K進むと小野子山登山口、名物の姉妹つつじの案内もある。




展望台を右に見て更に白い看板で「穴十二登山口」。直ぐ脇に道もある。
これは十二ヶ岳とは関係なくて中ノ岳北斜面の雑木林に穴のあいた巨石があり
そこが信仰のシンボルとなっているのだ。



道標のないこの注意看板のところは小野子・中の岳鞍部から下ってくる
出口。十二ヶ岳登山口から約3K離れている。



林道入り口から8.4K地点、赤芝の小野子登山口から6Kで漸く十二ヶ岳の
登山口。登り1時間、下り40分の表示だが爺イの肺機能では登りはどう見ても
五割増しだろう。高山村の地名案内には十二ヶ岳の山名由来は「不詳」と
してあるが、桐生の根本山近くの十二山のように山岳信仰や修験の場だった
のではないだろうか?




入り口看板はこれだが



三年前までは頂上まで全てこのタイプだった。



入り口の反対側には林道・火ノ口線が上ってきている。この道はR-145迄
通じているらしい。



さて、登山口からは作業道が真っ直ぐ山に向かっていてそれを行っても
良いのだが、折角のハイキングなので直ぐに見えるこの道標によって
右に切り替えして尾根道を辿る事にした(11.45)。




尾根道は薄暗い檜林の中、爺イにとっては急登の類なので最初から
超スローペース。途中の作業道同士の四つ角に下山用の道標。
何やら山の方から団体の声が喧しく聞こえる。



直線距離約0.7Kの登りを過ぎると漸く林道に飛び出す。この道標。



ここからは右折して南に0.25kで再び登山道に入る。ワイワイの喧騒が
いよいよ近づいた。果たして平坦部に先頭が見えたが、後続を待つのか
そこに停滞している。聞いてみたら前高の生徒320名の集団らしい。



脇を擦り抜け様にも細道一杯に広がって行列を作っているので
暫く待機。切りがないのでこちらは登山道をはずして脇の雑木林の中を
登る事にした。300人以上が細く繋がるとその列の長いこと、遅れた
集団が駆け下りてきたりしてまるで暴走車を除ける様。



蛇行道で何とか稜線着。看板多数。先ず此れは下山用案内。
矢張り国土院地形図の破線は間違っている。



中ノ岳への道標と



南の小野上温泉駅への下り道道標、但し道はあまり良くない。




生徒の最終が未だ数人残っていて、誰か転倒して怪我をしたらしく
引率の先生が携帯を持って慌しく動き回っていた。こちらは西に向かって
小さなコブを一つ越えて坂の分岐。迷わず女坂を選択。
男坂なら248m、女坂で472mだが、登る標高差は変わらないのだし、女坂は
平坦路も長いので登りは楽ではない。距離を考え合わせると労力は同じかな。



石宮に一寸頭を下げて進むと



前方に「見透し台」からのルートとの合流尾根。



稜線からあと5分の表示に励まされてロープのお世話になりながら
頂上着。予想通り一組の家族連れらしき三人が居るだけでお~ちゃん
ご一行は既に下山してしまったようだ。13.00だから仕方がない。
先ず、頂上標識



五年前はこのタイプ



三年前では新規のものが設置されていたが、下に落ちていた旧タイプが
可哀相なので立てかけて一緒の写真。



三角点は剥き出しの背高君で2等。吹きさらしの場所は埋もれる事無く
逆に下の土が削られるためなのか? 確か浅間隠も似た様な背高君だった。



360度の展望とは言え、榛名ですらやや霞みで写真にならず。
一番近い中ノ岳、紅葉も見られる。左奥は子持山。



その右は小野子山だろう。



南の直ぐ下に一山そっくり採石で削り取られた跡。



この集落はR-145沿線の判形の方面か。



昼食をしながら日当たりでポカポカ陽気を満喫しながらのんびり休む。

暫くして三人組に一寸挨拶して下山開始。「どちらに降りるんですか?」
聞かれ「高山へ」と答えて出発。実はこの声を掛けた人がお~ちゃんだつた
とは帰宅後に彼のミクシイを見て判った。同行の方が爺イの帽子に
「鬼村低山会」のバッチが付いていたのに気づいていたかららしい。

次ページへ続く

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