今日の予定は中之条と吾妻の境界線上にある「家ノ鞍山」。この山は三等
三角点山ではあるが地形図には山名は無く、その上に国土院の三角点名は
「家ノ倉」となっている。多分「家ノ鞍山」とは通称なのかもしれない。
この山名はサーチで検索しても出てこない。
つまり、登山関連各HPでは扱われていないらしく唯一三百選氏が扱って
いるだけの不人気振りなので、正に爺イ向きの低山。
今朝、国土院の地形図をコピーしようとしたが、全く通じなくて混んで
いるのでと云うばかり、遂に間に合わず地形図なしで中之条・沢渡へ急ぐ。
途中、吾妻警察に寄ったりして駐車場所につくと有笠山荘先のバギーキャンプ
場が鎖で閉鎖されていたので浄水場の空き地に駐車、出発は11.43と
おそくなつた。標高505m。三角点との標高差517m。
今日は長い林道・峠道歩きは覚悟の上。この蛇野沢林道はゲート前までは
悪路を承知なら車で乗り入れる事は出きるが、普通車の爺イには少々無理。
傾斜の少ない林道歩き開始。標高595mの有笠山東登山口には12.06、
ここにゲートがあり、一応は立ち入り禁止。
全く同じ傾斜の林道を進むと第1の目印・作業小屋前を予定通り廿分程で通過
(12.24)、
其れから10分で林道の行く手は草茫々、右手の沢に下りる幅広道があつた。
(12.35)案内書では小屋から廿分で峠道入り口とあるのでおかしい
とは思ったが、先の林道が荒れているので勝手にここが峠道入り口と決め
込んで沢に下りて対岸に渡り、同じ巾の道に移る。結果から云うとこれが
多分間違いの元。
道は荒れていて下が柔らか過ぎるので歩き難い。蛇行を繰り返して沢から
離れて高度を上げる。途中には4箇所ほど小崩落跡があるも(13.03)
さしたる障害にはならないが、繁茂する刺の有る草がびっしりでその方が
厄介。この草は可愛らしい白い花を着けるくせに悪さが酷く、剥き出しの
腕に傷多数。
と、突然道が消え、正面に巨大ピーク。第二目標が峠だったのでこんなピーク
には登れないと思ってずっと右に周りこみ、微かに見えた鞍部を目指して
登りつく(13.39)。ピークを背に少し北に行った時、黒い物が視界を
横切った。慌てて身体を沈めて熊避け鈴を激しく鳴らすと、「グエー」と
云う声と共に黒い物が雑木林に駆けこんだ。声や走りの速さから猪らしいが、
猪は夜行性?では熊か?と思ったら先に進めなくなった。樹葉が濃くてナビが
全く利かないので、何処かのピークに出ようとして背面の山に登り出す。
登っている内に、どうも唯のピークでは無さそうな大きさなので、若しか
すると本命かもと思った。傾斜は極めてキツイが昨日の崖登りを考えれば
我慢の範囲。漸く頂上尾根着(14.08)。一寸北西に移動したら
やっぱり三角点。
猪のお蔭で目的達成。嬉しい事に頂上標識まで有る。このタイプは何処かで
見た事があるが思い出せない。後日過去の記録を調査する。
(判明・同型は稲村山、角落山、安中石尊山。色違いで掃部ヶ岳、管峰、丸岩)
びっしりと樹葉に囲まれて展望ゼロの上に、無数の小虫が襲来する三角点前で
休憩と遅い昼食。考えてみるとやはり峠道入り口はもっと先だったようで
「峠から西北に尾根道をー」の案内書に対して東から山に突き当り北に
回って一旦通り過ぎて東北から登ったらしい。いよいよ帰途につくが、
(14.32)今度は東に下りたら沢に入りこみ一寸南に寄り過ぎたと
左手の土手を這い登ったらさっきの峠道に出た。其れも道が消えた所よりかなり
下に。(14.45)
あとはひたすら下って峠道入り口と決めこんだ沢に15.10、作業小屋前
を15.20に通過、ゲートは15.34、
駐車場所に帰着は15.51。殆ど林道と峠道を歩いていた感じ。一応
目的は達したが切り目峠の石仏も見られず何となく消化不良。全ては
峠道間違いから発したと思うが余り複数回行きたい山ではない。
こんなに雑木が葉をつけるともう低山の季節は終わりだな。
巨人が簡単に逆転されている。おっ又同点。えっ! 勝った?
蛇足・
「上野国郡村誌・沢渡村編」に気になる記述あり。
「村南部ニ高天山アリ。山ニ三峰アリテ聖峰・家ノ鞍峰・高天
トナリ。高天最モ高シ。登路二条ニシテ字・蛇野ヨリ上ル。
甚峻険ナリ」というもの。
確かに沢渡南部には東吾妻との境界稜線に990m・1022m・
981mの三峰が並ぶが一番高いのは現在、「家ノ鞍山」と称する峰。
上記の古記述からするとこの山は本来「高天山」と言われるべき
山なのではないか?正式山名が付いていないだけに謎である。
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三角点山ではあるが地形図には山名は無く、その上に国土院の三角点名は
「家ノ倉」となっている。多分「家ノ鞍山」とは通称なのかもしれない。
この山名はサーチで検索しても出てこない。
つまり、登山関連各HPでは扱われていないらしく唯一三百選氏が扱って
いるだけの不人気振りなので、正に爺イ向きの低山。
今朝、国土院の地形図をコピーしようとしたが、全く通じなくて混んで
いるのでと云うばかり、遂に間に合わず地形図なしで中之条・沢渡へ急ぐ。
途中、吾妻警察に寄ったりして駐車場所につくと有笠山荘先のバギーキャンプ
場が鎖で閉鎖されていたので浄水場の空き地に駐車、出発は11.43と
おそくなつた。標高505m。三角点との標高差517m。
今日は長い林道・峠道歩きは覚悟の上。この蛇野沢林道はゲート前までは
悪路を承知なら車で乗り入れる事は出きるが、普通車の爺イには少々無理。
傾斜の少ない林道歩き開始。標高595mの有笠山東登山口には12.06、
ここにゲートがあり、一応は立ち入り禁止。
全く同じ傾斜の林道を進むと第1の目印・作業小屋前を予定通り廿分程で通過
(12.24)、
其れから10分で林道の行く手は草茫々、右手の沢に下りる幅広道があつた。
(12.35)案内書では小屋から廿分で峠道入り口とあるのでおかしい
とは思ったが、先の林道が荒れているので勝手にここが峠道入り口と決め
込んで沢に下りて対岸に渡り、同じ巾の道に移る。結果から云うとこれが
多分間違いの元。
道は荒れていて下が柔らか過ぎるので歩き難い。蛇行を繰り返して沢から
離れて高度を上げる。途中には4箇所ほど小崩落跡があるも(13.03)
さしたる障害にはならないが、繁茂する刺の有る草がびっしりでその方が
厄介。この草は可愛らしい白い花を着けるくせに悪さが酷く、剥き出しの
腕に傷多数。
と、突然道が消え、正面に巨大ピーク。第二目標が峠だったのでこんなピーク
には登れないと思ってずっと右に周りこみ、微かに見えた鞍部を目指して
登りつく(13.39)。ピークを背に少し北に行った時、黒い物が視界を
横切った。慌てて身体を沈めて熊避け鈴を激しく鳴らすと、「グエー」と
云う声と共に黒い物が雑木林に駆けこんだ。声や走りの速さから猪らしいが、
猪は夜行性?では熊か?と思ったら先に進めなくなった。樹葉が濃くてナビが
全く利かないので、何処かのピークに出ようとして背面の山に登り出す。
登っている内に、どうも唯のピークでは無さそうな大きさなので、若しか
すると本命かもと思った。傾斜は極めてキツイが昨日の崖登りを考えれば
我慢の範囲。漸く頂上尾根着(14.08)。一寸北西に移動したら
やっぱり三角点。
猪のお蔭で目的達成。嬉しい事に頂上標識まで有る。このタイプは何処かで
見た事があるが思い出せない。後日過去の記録を調査する。
(判明・同型は稲村山、角落山、安中石尊山。色違いで掃部ヶ岳、管峰、丸岩)
びっしりと樹葉に囲まれて展望ゼロの上に、無数の小虫が襲来する三角点前で
休憩と遅い昼食。考えてみるとやはり峠道入り口はもっと先だったようで
「峠から西北に尾根道をー」の案内書に対して東から山に突き当り北に
回って一旦通り過ぎて東北から登ったらしい。いよいよ帰途につくが、
(14.32)今度は東に下りたら沢に入りこみ一寸南に寄り過ぎたと
左手の土手を這い登ったらさっきの峠道に出た。其れも道が消えた所よりかなり
下に。(14.45)
あとはひたすら下って峠道入り口と決めこんだ沢に15.10、作業小屋前
を15.20に通過、ゲートは15.34、
駐車場所に帰着は15.51。殆ど林道と峠道を歩いていた感じ。一応
目的は達したが切り目峠の石仏も見られず何となく消化不良。全ては
峠道間違いから発したと思うが余り複数回行きたい山ではない。
こんなに雑木が葉をつけるともう低山の季節は終わりだな。
巨人が簡単に逆転されている。おっ又同点。えっ! 勝った?
蛇足・
「上野国郡村誌・沢渡村編」に気になる記述あり。
「村南部ニ高天山アリ。山ニ三峰アリテ聖峰・家ノ鞍峰・高天
トナリ。高天最モ高シ。登路二条ニシテ字・蛇野ヨリ上ル。
甚峻険ナリ」というもの。
確かに沢渡南部には東吾妻との境界稜線に990m・1022m・
981mの三峰が並ぶが一番高いのは現在、「家ノ鞍山」と称する峰。
上記の古記述からするとこの山は本来「高天山」と言われるべき
山なのではないか?正式山名が付いていないだけに謎である。
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