クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

笹塒山へ東吾妻から H-25-6-9

2013-06-10 17:49:53 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
入梅宣言が早まったようで好天の日が多い。今の内に何処かにと考えた末に
久し振りに笹塒山へ東吾妻から行くことにした。
このコースには2007-6-12に行っているが登山道などは無いから一般的ではなく
ネットでも取り上げられていない模様。
それにこの山に関してはどうもすっきりしない点がある。この山域には四つの
突起が並んでいるが国土院地形図で「笹塒山」の文字が東から二番目と三番目の
間の鞍部に書かれているので若しかすると笹塒山とはこの四つの総称かなーと
思っている。
もう一つは爺イは今まで石宮や頂上標識のある山に到達して地形図上の1402mに
登ったと思っていたがどうやら標識などが在るのは東端の山で標高点の記載されている
山ではない。おまけに標高点から等高線で二本下って一本登る東端の山は当然の事に
1402mではないのに昔から1402mの標識があるーーなど。



倉淵の権田信号からR-406でそのまま北上。途中で倉渕温泉を過ぎて東吾妻の
道標を見ながら3.6K程で亀沢温泉入り口の大看板で左折。



小さな峠風の所からやや下って集落に入り四つ角の林道・板倉線の表示で林道へ。



途中で坊峰線などが合流するが無視して蛇行道を4.5Kで丁字路。
明確な道標に従って須賀尾方面に左折。この林道は須賀尾でR-406に合流する。



山裾に沿った林道は激しく蛇行を繰り返し、約7Kで左からの林道を合わせる。
そこにある文字の消えた古い道標の上には「お知らせ看板」。
6/16に「浅間隠山岳ラリー」が開催されるので通行止めになると。
このラリーは毎年行われる群馬ラリーの第二戦で200Kコースらしい。



この道標から僅か0.4Kで林道四つ角。でも標識も無く草茫々なので気をつけないと
見逃し確実。右への下り道はこんな感じで使われている形跡は薄い。



目的のものは左(南)に開いているこの道。チェーンで封鎖されているのが目印。



路傍に駐車して出発(9.30)。僅かの距離でY字分岐。本道は右だが蛇行が多いので
今回は左のショートカット道。



道は真っ直ぐに伸びる。両側には轍の跡もあるから利用はされていたようだ。
やがて地形図上の989m地点で本道に合流。



約2k程と思われる長い登りの林道歩きが終わって終点の四つ角に到着(10.13)。
ここで林道は三つに分かれる。





左は破線の道、時計回りに行けば東から笹塒山に達するが途中の笹薮と沢の崩落跡は
半端ではないので前回の下山には使ったが二度とは無理。



真ん中は歩けそうだが2005年頃にフーさんでさえ撤退したので爺イには到底無理。



結局、残り物は切返しの様な右の破線沿いしかないが草の生え具合から見ると
楽とは思えない。



取り敢えず目の前の稜線に登らなくては始まらないが、雑草繁茂で歯が立たず
林道が稜線を断ち切っている箇所を探しに行く。



漸く草の薄い雑木林を発見して入り込む。



何とかして踏み跡を探すため広いスペースを左右を確かめながら進んで踏み跡
らしきもの発見。獣道かも知れないが方向は間違っていないので兎に角
それを辿る。



樹幹にこんなマーク、営林用とは思うが直進しろとの矢印に見えてしまう。



遠方に稜線が見えた。あれが地形図上で1186m地点から東に伸びる尾根の東端
だからそれを目指す。



新しい尾根で今度は真西に向かって登っていく。



やがて会いたくなかった笹藪が立ちはだかる。深いところは胸の辺まであるので
何となく圧迫感が襲ってくる。おまけに傾斜のある直登がずっと見渡せるので
余計に憂鬱。だが、落ち着いてジッと眺めれば僅かではあるが笹の中に
割れ目のようなものも見えてくる。



乾燥した笹から発する埃の様なものを吸い込みながらも何とか笹原を抜けきり
一転して雑木林。



この辺に疎らにある躑躅はもう花時期は終わっており地表に花絨毯。



1185m地点を通過するがその位置には何も無い唯の傾斜の稜線。



今度は1280mの突起を目指す。但しこれは地形図には標高点になってはいないが
コースを南に転換する大事な突起。途中には変化のある地形が続く。







既にかなり疲労しており休憩を数多く取りながら漸く1280峰の直下。



突起の上にはこんな標柱。このコースは表示物が無いので一安心。
ここから一旦下って一直線の南進が始まる。



随所に現れる脇道のようなものを最大限に利用して体力の温存を図る。



こんなものも人の手になると思うと頼もしくなる。一人旅では大事なもの。



こんな綺麗な稜線で南進まっしぐらで最終目標の笹塒山のある東西の大稜線に
向かい、直下から斜め左(東)に登りあげる。



到達点に下山用のマーク付け。丁度、地形図の「塒」の文字の所の鞍部。



稜線を東進、最初はこんな感じだが



直ぐにはっきりした稜線で気分良く歩く。



やがて右サイドに目印多数。ここが倉渕ルートからの合流点。



地形図上の1402m突起の直下。四つの山塊の内の東から二番目。



南側は岩場で凄い切り落とし、南から見れば目を見張るような岩峰だろう。
だか上に登ると台地状で表示物は何も無い。



ここから125m東に東端の突起がある。一旦等高線二本下って一本登るのだから
東端の山が1402mである筈が無く計測したら1397mだった。



山頂到着(13.21)。前回を一時間も上回り四時間近くを要した。
年は取りたくないもんだ。



石宮と鳥居、そして右手にはじめてみる標識。



新規のもの。表示は1402mと西の突起の数値になっている。



元々あったこの御馴染みのものは見当たらない。



宮標石を枯葉の中から掘り出す。



本日の爺イ



景観は周囲の樹葉でまったく駄目。唯一のもの。南の下に展望台のような
岩テラスが見えるが登り返しが面倒なのでパス。



軽食と休憩の後、往路を帰る事にした(13.44)。
下山口はまるで獣道の入り口みたい。



大稜線から下り口は目印で間違いなく通過。



唯一の登り返しに苦戦しながら



1280m地点通過。



息が切れていた往路では気にしなかった躑躅も目に付く。





目印の大岩通過。



笹道も上から見ると筋が見えるので登りより楽。



林の中を適当に下って林道着。



林道四つ角に達して大休止の後、ブラブラ歩きで駐車場着(15.29)。14.300歩。




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