クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

黄葉を求めて桟敷山 H-23-10-17

2011-10-18 13:26:30 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
秋も本番、紅葉の帝王と云われる楓も良いが「黄葉の帝王」のカラマツも見事と
云われてスポットを探した。と、出てきた答えの中に池ノ平地蔵峠の天然カラマツ・
桟敷山林道の大カラマツ林・二度上峠に向かう途中のカラマツ林があつた。
これ等なら場所が判るので晴れ予報を確認の上、嬬恋に向かう。
使う道は当然の事にR-406からR-54に乗り換えて二度上げ峠越え。だが、途中で
早くも最盛期には一寸ばかり早すぎたと認識させられたが折角なので其のまま。

二度上げ峠から駒髪山の紅葉。



定番の浅間の眺め。



北東方面の山々。



峠を降りて北軽信号を直進してR-235、ゴルフ場先で「パノラマライン」に入って
この道標の小さい四つ角で車坂峠方面へ左折する。



右手の直ぐ近くに糠塚山、全山が猛烈な笹薮に覆われている山だ。



農道の様な細い道を「村上山」の東側面を見ながら南進。



村上山南端を感じて畑の細道で西進すると待望の道標が現れる。ここが林道終点。



林道は舗装状態が良く直ぐに幅広になり走りやすい。おまけに周辺はこの景観。



小桟敷山の南を回りながら進むと小桟敷山の登山口、かつて周回した時はここに
降りて来たことがある。



地蔵峠への県道がもう目の前に見える位置に桟敷山登山口の大きな駐車場。
山としてはマイナーなのか?大駐車場には一台の車も無く閑散(10.10)。



登山口から一旦東に向かう出だしは白樺林、此れだけでも爺イは満足してしまう。



振り返って見えるこの大きな山は湯の丸かな?



やがて斜面はカラフルな紅葉になる。



僅かの距離で小桟敷への道との分岐。方向は北向きに変る。





黄葉を見に来たのだがこんなに見事な紅葉には魅せられる。





道はこの程度でダラダラ登り。フツウの人なら平地と同じに歩くのだろうが
爺イにとつてはヤッパリ山道で息が切れる。



こんな道標が所々に設置されているが、下部の数値は何の意味?
距離ではないらしいから「四合目」の積りなのかな?



大きな蛇行が始まって山裾を西北に進む。前方の尾根まがいの方まで行くのかと
思ったら突然東に急旋回。暫くで又切り返して北上に転じた。



周囲に期待していていたカラマツが多くなったが、少し青葉も残っているので
ここでも少し早すぎたようだ。案内書の能書きに「黄葉したカラマツの葉っぱは、
小さなとげのような形していて、太陽光線を反射しますが、それが一斉に落ちてくる
ときは、ダイヤモンドダストのように空中をキラキラと輝かします」は今は無理。



「頂上まで300M」の道標、展望台分岐にもあと300Mと書いてあるから、分岐まで
未だ数百㍍あるここの表示は間違いだろう。



この辺が一番の見所らしい。これが最盛期に入ったら凄い景観になると思われる。



何とか分岐に到着。先に展望台に行くことにした。



途中に小型化して盆栽にしたいような見事な老木。



展望場所の見える角度は南と西南だけで極めて狭い範囲。





下に見えるのは多分、地蔵峠の大駐車場らしい。



逆光の中で本日の爺イ。



一寸休んでから分岐まで戻る。確かにあと300Mと書いてあるが直進してから
左に急旋回。



北側が開けた頂上着(11.34)。
標識は二枚、大きいほうの標高1915mは離れた別ピークの三角点の標高だから
間違いで正確には1931m。
小さい木製のものの裏には「フジオカ ナガイ」のサイン。



これが正しい標識。



南向きに石宮が一つ。



片隅のこれは中大ワンゲルの慰霊碑。



北を眺めると大きなのが四阿方面、左手前に一寸見えるのは鍋蓋山かも。



右に田代湖、正面の遠くは白根方面。



田代湖の右は村上山、標高の低い糠塚山はその陰になっているらしい。



田代湖から西へ144号線沿線の家並みが見える。



東南を無理してみると、これは水ノ塔や篭ノ登方面かな?



遠くの山々。



さて、昼食・休憩のあと、下山開始(12.04)。
今度は途中から三角点山への藪突破を試みる。少し下がって道が右に急旋回する角の
この小さな目印がポイント。これ以上下ると笹が肩を越えるので駄目。



先ず、笹崖を滑り降りて左目に行くと青木ヶ原の様な不思議な世界。



その先は木立が少しハッキリしてくる。



やがて岩が多い場所、苔むしているので相当昔からこの姿なんだろう。



だが、ここは地面があるわけではない。岩と木の根の間にふんわりと落ち葉が
堆積しているだけなので岩を踏まないと深く踏み抜いて危険。
到る所にこんな穴。



やがて不思議な地域を抜けると笹薮の壁。何処にも通路は無いから正面突破。



高さは肩まで来るので漸く首だけが出る状態。生憎なことに笹は斜面に沿って順目なので
下からの登りは逆目、猛烈に足の力が必要。



やがて前方に目印の「お化けの木」、



この枝についているマークを見たらあと50mの直進。



苦戦の末に三角点に到着。ここが1915.2m。三等で点名は「桟敷山」(12.32)。





帰路は笹が順目なので往路の藪漕ぎが嘘のように楽々と登山道に到着して展望台との
分岐。近くの丸太に腰を下ろそうとしたら、その丸太は何と、かっては頂上にあつた
間違い標高の入った標識だった。今や哀れにもハイカー休憩用の丸太ベンチ。



再び、カラマツの見事な場所をゆっくり眺めながら歩く。



周囲を注意すると紅葉もちらほら。





小桟敷との分岐に到着。改めて見るとここも中々の景観。今日は小桟敷はパス。



相変わらず、一台だけの駐車場に到着は13.34)。



帰路に沿線数箇所の三角点漁り。
林道を東進して小桟敷登山口。ここも結構な見所。





最初は小桟敷山の東にある「四等・中野 1705.7m」
林道右手に開いていた送電鉄塔管理道に入る。直線で林道と平行。
約250m先の次の鉄塔を通り越した所に発見。









第二は「四等・祖母ヶ原 1390.1m」。林道終点から右の畑の中。村上山の東側。








第三は「四等・大平原 1174.5m」。一旦、パノラマラインに出て東進、小武沢手前の
細道を南進。国土院の標柱はあるのに本体は無かった。







第四は「四等・大原 1164.7m」。パノラマラインのゴルフ場手前の畑の中。
叢の中で接近はここまで。







第五の「四等・四本松」は瓦礫の中に埋没か?



第六の「三等・青山」は伐採材の下敷き?



第七の「三等・湯本」の場所にはこんなものしか。
結局、本日は四勝四負で分け。



のんびりと二度上げ経由で帰宅。

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