クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

下仁田散策(2) 浅間山 H-28- 3- 5

2016-03-06 19:44:24 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
虻田福寿草の里と別れて下仁田・浅間山(センゲンヤマ)に向かう。
r-51を南に下り中小坂でR-254に合流して左折、下仁田信号で又左折してr-195に入る。
この県道は南蛇井・下仁田線だが林道並みの細い道。
僅かの距離で火葬場の駐車場着。11.55。



一寸下って正門前、ここの正式名称は「甘楽西部環境衛生施設組合火葬場」。
現在稼働中らしく数人の姿が見える。



この建屋の南側に東進する林道を使って登山開始。この山には10年程前に
来ているが多分様子は変わっているだろう。



途中の看板には「西明線」延長586m 平成21年 とあるから前回のときは
この林道は無かったことになるが確たる記憶は無い。



林道は余り利用されていないらしく荒れ模様。夏草の枯れた茎が進路の邪魔をして
払い除けるのが頗る煩わしい。



先に進むに従って状況は益々悪化するが道形は極めて明瞭なので何の不安も無い。



東進が続くとやがて二股分岐、左は方向違いなので右を選択。



巨大な沢の入り口に突き当たって道は西南に急旋回。正面の沢を強引に登り
上げれば双耳峰の浅間山西峰と東峰の鞍部に達するのは分かっているが
見上げると、とても登りで歩けるとは思えないのでこの沢歩きは帰路に
試みることにして林道を進む。



林道の様子は変わらず枯れ茎がうるさい。



間もなく尾根の断ち切りに沿って左に急旋回して浅間山西峰から真西に延びる
尾根に向かう。



こんな所で林道は終わり。



前面の小尾根に乗って今度は切り返すように東南に
進むことになる。



前方に北東・西南尾根が見えた。あれに乗り換えなくてはならない。



尾根に辿りついて西峰目指して登っていく。



突然、西峰の峻峰が見えた。これは西から見ているので右の垂直のような
南面を登る訳ではないから驚くことは無いーーとは思っても容易なことではないと
暫し呆然と見とれる。まして今日は福寿草見物の帰りなので履いているのは
エッジの利かないスニーカー、軽アイゼンも無しの軽装なので。



尾根をやや左目に斜め登りして本体に近づく。



こんな形の回り込みをして



本体直下にくるがその圧巻にややビビる。が、これを乗り越えなくては東峰には
行かれないから引き下がれない。



登路を慎重に探ると意外にも足場になる岩の突き出しが多いし掴まる立ち木も十分。
それに何よりも人が歩いたと思われる擦れ跡があるので不安は消えて突入。



超人・七黒爺さんの記録では途中に巻き道があると書いてあったがそれを探す余裕もなく
懸命に登って何とか頂上に着くが表示物など皆無の細長い台地。



東方にはこれから行く予定の東峰が見える。



もう(12.46)なので休憩して軽食を詰め込んだり本日の爺イを撮ったり。



周囲は枯れ枝が多くて展望は不良、まして本日は曇天の霞で市街地もこの程度。



休憩後、東への急降に挑む。この双耳峰は登り下りとも西峰が圧倒的に厳しいので
慎重に腰を落として超低速。13.01。



降り始めに目印赤テープ、まるで大丈夫と招いている様だ。



この下りは二段構え、一段目下って振り返り。



二段目もクリヤして改めて又振り返り。何とも凄い傾斜だった。



鞍部から東峰に掛かるがこの登りもコブ付きの二段構えとは言え難度は西峰に比べると
遥かに低い。先ずコブを乗り切る。



いよいよ本体登り、ザラ場が多くて滑りやすいが傾斜がさほどではないので
楽々。



頂上間近、お椀型の台地に三角点の頭も見える。



頂上着。13.18。周囲を見渡したが標識類が見当たらない。確か数年前にすかいさんが
取り付けた筈なのに見落としかな?



三角点は四等で点名は「下町」。山上の点名としては何とも冴えないがここの
字名が下町だから仕方が無いのか。



こちらの峰も展望は良くなくてこんな程度。



再び記念写真。



この西峰を眺めながら下山に掛かる。下山口には西峰同様に赤テープの目印、どなたが
付けたか知らないがさらっとした気配りに感謝。



登りが楽だったこの山もいざ下るとなるザラ場が滑るので立ち木に掴まって慎重。



鞍部に着くと西峰の凄さが再び目の前、帰路にこれを登り返す気は全く無く



鞍部から巨大で急傾斜の窪を滑り降りる。上部は立っては歩き難いが下地が落ち葉の堆積で
柔らかいので両靴を前後にずらせてスキー板の代わりにして滑って下降。
この方法だと下降中の尻餅、転倒は避けられる。年寄りは骨が弱いので転倒による
骨折が多いとされるから十分に警戒しなくてはならない。まして100%単独行の爺イは
足を損傷したらモットーの無事の帰着が達せられない。



少し下ったら沢へ沢へと次第に降り加減に進む。



最後は徹底して細い沢に入り込む。急斜面の斜めトラバースより遥かに楽。



そしてこの通水パイプの処で沢は終わりで往路で確認したカーブ地点にドンピシャリ。



改めて降りてきた窪を見上げるが矢張り登路には使いたくは無い感じ。



林道ブラブラ歩きで無事に火葬場の裏手に到着して本日も無事に終了。13.56。



















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