汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 安鬱詩

2012年01月18日 | 初期中期の詩
風が教えてくれるのは 寂しさの温度
雪の軽さが教えてくれるのは 微笑ましい笑顔の哀しさ
どれも全てが統一的で 色によって培養されている
形の無いものは生成され 心を空しくさせる
大人になる一歩手前で 花を見つけるときの儚さ
幽玄でいて 仄かな甘味のする現実に
ヒトは愛を求めて彷徨う 方向の判らない砂漠の上を
舵を取りながら進んでいく 儚い夢の跡地へと
赴くその姿は あの時の優しさのまま
あなたの背中を追ってここまで来た ありのままの姿を

果てしない夢の跡に 花は咲くだろう
繰り広げられる 生命の営みを 音も無く聴いている
彼は誰だろう この世界を支配する夕暮れか
果てを夢見る聖者の中に入って 安楽に入ろう
夢は途方もない空を想う 地球の涙を呑んだあなたに
祝福の言葉はかけられる 生命を駆ける馬よ
蒼空には無数の星が瞬いている 命の呼応に
さめざめと泣いているあなたは 小さな幸せを掴むだろう
星は涙を滴らせ 仄かな甘味の中で 明日を夢見ている
まるで赤子のような そんな原風景を 探している
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